【記憶のメカニズム】ベニバナトチノキ
この時期になると
いつも通る道の街路樹が色づき始めます
毎年「なんていう花だっけ」って思って
SNSに投稿して教えてもらったり
Google画像検索をしたり
それでも翌年になるとすっかり名前を忘れている
つまり私にとって
この木に咲く花の名前は
重要度がそれほど高くないようです
そんな中
最近実家に帰った際に
母の字で書かれたメモが
マグネットで貼られているのを見つけました
「ベニバナトチノキ」
あまり尖っていない鉛筆で縦書きで
その文字は書かれていました
生前母が怪我をした後
リハビリ期間だけ一緒に暮らしたことがあります
その時もこの道を一緒に通って
「なんの花かしら」
「毎年名前忘れちゃうんだよね」
なんて言葉を交わしたことを思い出しました
あの時私が名前を調べて
母に花の名を教えたのでした
懐かしいなぁ
母は記憶力の衰えを
極端に恐れていた気がします
だから新しく覚えたことを
必ずメモしていました
そしておもしろいことに
誰もいなくなった部屋に
このメモを見つけてから
私はこの花の名前を
しっかり思い出せるようになりました
記憶には大きく分けて4つの段階があります
1、記銘(インプット)
2、保持(貯蔵)
3、想起(呼び出し)
4、忘却
「記銘」して「保時」された記憶は
「想起」する機会がなければ
時間の経過などで薄れていき「忘却」します
そして最初の「記銘」の段階で
他の情報と関連づけられると
記憶は定着しやすいと言われています
初対面の人の顔と名前を覚えるのが苦手!という場合
顔+名前+「猫を三匹飼っている」
など、他の情報と関連づけると覚えやすいです
私の場合
毎年のように「ベニバナトチノキ」を検索しているのに
翌年には思い出せず
でも綺麗だから知りたくて
また検索する
・・・を繰り返していましたが
鉛筆書きの、縦書きの「母のメモ」という
視覚情報と関連づけられたことで
しっかりとこの言葉が定着したようです
これからはきっと
母の几帳面な文字と一緒に
この花の名前を毎年思い出すのだろうな

季節の移ろいとともに
懐かしい記憶がよみがえるのは
ホントにありがたいことです☺️
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