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cheemamericco
もっと曖昧で静かなもの
夜の帰り道
息が白くほどける。
ポケットの中で
指先が少し冷えている。
その冷たさの奥に
じんわりとした
あたたかさが残っている。
それは
「こうなりたい」という願いじゃない。
もっと曖昧で
もっと静かなもの。
名前もなくて
期限もなくて
誰にも説明できない感覚。
ただ
ここに在る、という確かさ。
未来のどこかに
置き忘れたものじゃなくて
今の胸の奥で
小さく脈を打っている。
手を握りしめなくていい。
無理に動かさなくていい。
この冬のあいだ
そっと温めておけばいい。
雪の下で
土が春を待っているように。
願いもまた
静かな時間を
ちゃんと知っているから。
今日も素敵な知らせが
届きますように!
