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「学びに向かう力」の見直しから考える、教室が育てるべき子どもの力とは

教室が育てるのは、子どもの「知りたい」という気持ち

文科省が「好奇心」などの概念を学習指導要領に追加へ

2025年5月、文部科学省が発表した指針によると、学習指導要領の中で定義されている「学びに向かう力・人間性等」の内容を見直し、新たに「好奇心」「自発性」「探究心」といった要素を追加する方向で議論が進んでいます。

これまで「学びに向かう力」は、意欲や粘り強さ、規律を重視した構成でしたが、より“内発的な動機づけ”に注目し、子どもたちが自ら「知りたい」「やってみたい」と感じる力を支援する方向にシフトしつつあります。

この流れは、私たち民間の教室運営にとっても重要なヒントになります。

教室だからこそ育める「学びの原動力」

子どもたちが、何かに心を動かされる瞬間。
「わぁ、これやってみたい!」「どうしてこうなるんだろう?」

教室では、そうした“好奇心の芽”が、日々生まれています。

例えば、バレエ教室であれば「どうすればもっときれいに跳べるんだろう?」
音楽教室であれば「このフレーズ、感情を込めて弾きたい」

それらは、テストの点数には直結しないかもしれませんが、間違いなく「主体的な学びの種」です。

そしてその種を、講師がどんなふうに拾い、どう育てるかが教室の価値を決めていきます。

「教える」から「気づきを支える」へ

今回の指導要領見直しは、教室経営者・講師にとっても、「何を教えるか」から「どう関わるか」への転換を促してくれます。

  • 子どもの反応やつぶやきを観察する

  • 興味を持ったことを引き出す声かけをする

  • 「うまくできた」よりも「やってみた」を褒める

そうした日々の小さな関わりの積み重ねが、好奇心をエンジンに変え、学び続ける力へとつながっていくのです。

まとめ:「教室での学び」が未来をつくる

子どもたちは、知識だけでなく「自分から学ぶ姿勢」を教室で育んでいます。

文科省が示す方向性を読み解きながら、私たち民間教室が果たすべき役割は、これまで以上に広がっていくでしょう。

教室が「学びたい」という気持ちを大切にし、未来につながる力を育てる場所であるために——

今、あらためて講師自身の関わり方を見直す好機かもしれません。

(渡邊嘉治善)


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渡邊 嘉治善/渡邊 一恵
地域型教育支援と教室経営のプロフェッショナルとして、現場に寄り添う伴走支援を行っています。
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