幼少期の母への抑圧した感情を解放して、子どもを愛しやすくなった経験から、母を支える価値観や仕組みを模索したい。

 子育て中に、子どもと手を繋ぐのが苦痛、子どもと笑顔で遊べない、訳のわからない子育てのし辛さや生きづらさをどう解消したら良いのか調べるうちに、自分の中の幼少期に消化できなかった感情であるインナーチャイルドを知り、その存在を実感する出来事があった。

 私の場合は、親が不機嫌にならないように隠していた甘えたい気持ちや寂しさを抱えたインナーチャイルドが、自分の子供を見るとイライラや無感情として表出してしまうと予想を立て、寝る前に子どもの自分に戻ったつもりで無意識に感じないように封印していた本当の気持ちを探って、お母さんが大好きと言って甘えたかった気持ちを実感できた事で、子どもからの愛情を受け取れるようになり、少しづつではあるが子どもとの関係が変わっていった。(自分が親になって、機嫌良くいつも子育てすることの難しさは実感しているので、親にはとても感謝しているし、親を非難する意図は全くありません。)

 それから、たまに、もやもやが溜まった時や、寝る前に、自分でありお母さんである、なつこお母さんを想像上で作って心の中で対話するという、子どもも母もどちらも自分だから、誰にも迷惑をかけない独自のセルフカウンセリングをする時がある。(あくまでも本やネットで読んだことを参考に自己流で行っている。)

 例えば、赤ちゃんや子どもに戻ってお母さん(と言っても、自分が心の中でお母さんになりきるだけ笑)に優しくお世話してもらったり、気持ちを優しく聞いてもらったりする。(親から赤ちゃんの時に泣いても放っておいたと言われていた。親を非難する意図は全くございません。ただ、その時に赤ちゃんであるが故に言語化できなかった孤独感や恐怖感が無意識の抑圧された感情、インナーチャイルドになるいう仮説の下に行っている)

 これは説明しても理解されないかもしれないが、私の中では心の中の愛情を受け取る器が壊れていたのをを作り直している感覚で、そのおかげか、次第に自分の子どもを愛しやすくなったし、生きづらさも軽減してきた。

 ここから思うのは、母子関係の大切さと、母子関係が今の社会で軽視されている事への懸念だ。

 今よく聞く論調として、父でも、保育園でも、祖父母でも、子どもを育てるのは誰でも良いという話だ。母だけに子育ての責任を負わせるのは良くない!それには賛成だ。多様な人間関係の中で子どもを育てた方が良いと思っている。ただ、母が子供を支える中心にいて、他の人がしっかり母を支えて欲しいと言うのが、私の実感からくる希望なのだ。(シングルファザーや養子など実母が子育てできない状況の場合は、子育てできる状況にある人が母的な役割をする場合もあって良いと思う。)

 また、世界ジェンダーギャップ報告書で日本は118位というランキング結果から、もっと日本の女性は社会進出するべきという論調もよく耳にする。そんな今の社会では言いづらいが、子どもとして、母としての経験から、子どものために母が子どもに向き合う余裕が必要、そのためには母が社会進出して外仕事で100%の力を使い果たす生活スタイルは良くないというのが実感なのである。

 母が余裕を持って子育てできて、適度にやりたい事にも挑戦できて、母子共に社会とも繋がりを持って共同体で一緒に子育てをする、そんな社会にするためには、どんか価値観、どんな制度であれば良いのか、引き続き考えていきたい。

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