勇者か愚か者か──休職中、会社の前を通った話
適応障害で休職してた社労士、きゅうまるです。
休職中、思わぬところで試されることがあります。
私の場合は「病院への通院」でした。
会社のすぐ近くにお気に入り?の病院があり、休職する前からずっと通っていました。
医師との相性もよく、雰囲気も落ち着く。
別の病院に変えることも頭をよぎりましたが、どうしてもそこを手放す気にはなれませんでした。
ただ問題は、その病院に行くにはどうしても「会社の前を通らないといけない」ということ。
休職中の身としては、本来であれば絶対に遭遇したくないエリアです。
そこで私は考えました。
隣駅から降りて大回りするか、それとも最寄り駅から裏道を探すか。
色々シミュレーションした結果、どのルートも微妙に面倒くさい。
結局、私は「変装」という手段を取ることにしました。
マスクに帽子、さらに眼鏡をプラス。
結果、社会人というより、不審者寄りの出で立ちに。
むしろ職務質問されてもおかしくない感じです。
それでも「これなら気づかれないだろう」と自分に言い聞かせ、けれでも心臓はバクバクさせながら歩き出しました。
ところが、こういう場面で私はなぜか謎の度胸を発揮してしまうタイプ。
わざわざ迂回するのはめんどくさい――その一心で、結局「会社の正面突破ルート」を選んでしまいました。
リスクと面倒くささを天秤にかけ、面倒くささが勝ったわけです。
いざ会社のビルが視界に入ると、緊張で足取りが速くなります。
誰か社員に声をかけられたらどうしよう、と頭の中でシミュレーションしつつも、足は止まらない。
この勇気と行動力があれば、そもそもメンタルヘルスで休職してないんじゃないか……そんな自虐めいた考えもよぎります。
なんかの漫画で読んだことがあります。
「恐れずに立ち向かうのはただの愚か者。恐れてもなお立ち向かうのが勇者。」
あの日の私は、勇者だったのかもしれません。
※いや、ただのめんどくさがりですね。
幸い、会社の誰とも鉢合わせせずに病院へ到着。
帰りも無事にクリア。
胸をなで下ろした瞬間、心臓の鼓動が一気に落ち着きました。
思えば、この勇気をもっと別の場面で発揮できていれば――仕事でも人生でも、もう少し違った結果になっていたかもしれません。
でも、あの日の「会社の前を堂々と通った私」は確かに存在しました。
休職中の一コマとして、今となっては不思議と鮮明に思い出される出来事でした。
みなさんも同じような経験はありますか?
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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きゅうまる
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