【速報】YouTubeの規約が変わった?AI動画は収益化できない?今のルールをちゃんと調べてみた
狐咲エル:ペン助、YouTubeの規約が変わったって話、見た?
ペン助:見ました。
狐咲エル:なんか「AI動画は収益化できなくなる」みたいな話も出てなかった?
ペン助:そう。そこが今回、ちょっと気になったんですよ。
狐咲エル:ということは?
ペン助:公式情報をちゃんと読んでみました。
狐咲エル:珍しく偉い。
ペン助:珍しくは余計です。
ということで今回は、YouTubeの規約……というより、正確にはYouTubeパートナープログラム(YPP)の収益化ポリシーやAIコンテンツに関するルールについて調べてみます。
先に結論を言ってしまうと、
「AIを使った動画=収益化できない」ではありません。
ただし、YouTubeが「オリジナルで、そのクリエイターだからこそ作られたコンテンツ」をこれまで以上に分かりやすく重視しているのは間違いなさそうです。
そして2026年には、AIコンテンツの表示方法についても新しい動きがありました。
ゲーム実況や配信をしている僕たちにとっても、これは意外と他人事ではありません。
そもそも「YouTubeの規約改訂」って何の話?
狐咲エル:最初にそこ整理しよう。「YouTubeの規約が変わった!」って言われると怖い。
ペン助:そうなんですよね。
今回調べるうえで一番気をつけたいのが、
「利用規約」
「コミュニティガイドライン」
「YouTubeパートナープログラムの収益化ポリシー」
などを全部ひとまとめにして「YouTubeの規約」と呼んでしまわないことです。
今回大きく話題になったものの一つは、2025年7月15日に行われたYouTubeのチャンネル収益化ポリシーの更新です。
YouTube公式によれば、従来の「繰り返しの多いコンテンツ」に関するポリシーについて、繰り返しだけでなく、大量生産されたコンテンツも対象になることをより明確にしたものです。日本語のヘルプでは現在、この項目は「量産型のコンテンツ」として説明されています。
ここだけ聞くと、
狐咲エル:「AIで大量生産している動画が禁止になった!」
ペン助:「AI終了のお知らせ!」
みたいに思ってしまいそうですが……。
実際には、ちょっと違います。
実は「新しい収益化ルール」ではない
ここはかなり重要です。
YouTubeは当時、クリエイターからの質問に対して、
新しいYPPポリシーを導入するものではない
と明確に説明しています。
もともとYouTubeでは、オリジナルで「本物」のコンテンツを作っているクリエイターが収益を得られる仕組みになっており、量産型・反復型のコンテンツは以前から収益化の対象外でした。
今回の変更は、その対象に大量生産されたコンテンツも含まれることを、より分かりやすくしたという位置づけです。
狐咲エル:じゃあ突然ルールが180度変わったわけじゃない?
ペン助:そういうことです。
さらに、解説動画、クリップ、コンピレーション、リアクション動画などに関係する「再利用されたコンテンツ」のポリシーについては、この変更では変わっていません。
元動画に十分なオリジナルの解説や変更、教育的・娯楽的な価値などを加えている場合は、引き続き収益化の対象になり得ます。
つまり、
「他の素材を使ったらアウト」
でもなければ、
「AIを使ったらアウト」
でもない。
ここはかなり大事なところです。
じゃあ、AIを使った動画はどうなる?
狐咲エル:そこですよ。
ペン助:そこですよね。
YouTube公式は、AIツールを使ったコンテンツについても、AIを使っているという理由だけで収益化できなくなるわけではないと説明しています。
むしろYouTubeは、クリエイターがAIをストーリーテリングなどに活用すること自体は歓迎しています。
大切なのは、どのツールを使ったかだけではなく、最終的にどんなコンテンツを作ったのかということです。
例えば、
「AIで台本を作ったからダメ」
「AIでアイデアを考えたからダメ」
「AIでサムネイル制作を補助したからダメ」
という単純なルールではありません。
実際、YouTubeのAI開示に関する公式ヘルプでも、動画の概要や台本、サムネイル、タイトル、インフォグラフィックなどを生成AIで作成・改善するといった制作補助は、AI利用の開示が不要な例として挙げられています。
ペン助:僕なんかAIに「このタイトルどう思う?」って相談することもありますからね。
狐咲エル:AI「もうちょっと短くしてください」
ペン助:エルと同じこと言う。
狐咲エル:つまりペン助の話が長いことについて、人類とAIの意見が一致した。
ペン助:そんな壮大な合意いらないんですよ。
問題になるのは「量産すること」そのもの?
ここも少し慎重に考える必要があります。
YouTubeが問題として挙げているのは、動画ごとの差がほとんどない反復的なコンテンツや、テンプレートを使って大規模に作られたコンテンツなどです。
YouTubeがクリエイター向けに示した例には、
・ほとんど違いのないナレーション付きストーリーを大量投稿するチャンネル
・同じようなナレーションを使ったスライドショーを大量投稿するチャンネル
などがあります。
だから重要なのは、
AIか人間か
だけではないんですよね。
人間が作っていても、ほぼ同じものをテンプレートで大量生産しているのであれば問題になる可能性がある。
逆にAIを制作に使っていても、そこにクリエイター自身の考え、体験、解説、編集、演出などがあり、きちんと独自のコンテンツになっているのであれば、AIを使ったという理由だけで収益化不可になるわけではありません。
狐咲エル:なるほど。「AI対人間」って話にするとズレるのか。
ペン助:僕はそう感じました。
2026年には「AIを使ったこと」の表示もさらに分かりやすく
そして、ここからはさらに新しい動きです。
2026年5月27日、YouTubeはAIコンテンツの開示とラベルについてアップデートを発表しました。
写真のようにリアルで、大きくAIによって改変・生成されたコンテンツについて、AI利用を示すラベルをより目立つ位置に表示するよう変更しています。
長尺動画では動画プレーヤーの下、説明欄より上に表示され、Shortsでは動画上にオーバーレイとして表示される仕組みです。
さらに2026年5月から、YouTube内部のシステムによってAI生成・改変コンテンツを検出し、クリエイター自身が指定していなくても、一定の場合には自動的にAIラベルを付ける仕組みも展開されています。
狐咲エル:AIを使ったこと自体を隠す方向ではなくて、「ちゃんと分かるようにしよう」って感じなんだね。
ペン助:そういう流れに見えます。
なお、YouTubeはAIラベルが付いたという理由だけで、おすすめへの表示や収益化資格が変わるわけではないとも説明しています。
これもかなり重要です。
AIラベル=ペナルティ
ではありません。
すべてのAI利用を申告するわけでもない
では、AIを少しでも使ったら毎回「AI使いました!」と申告する必要があるのでしょうか。
これも違います。
YouTubeが開示を求めているのは、例えば、
・実在する人物が実際にはしていない発言や行動をしたように見せる
・実際の出来事や場所の映像を大幅に改変する
・現実には起きていないリアルな場面を生成する
といった、視聴者が本物だと勘違いする可能性のある、リアルなAI生成・改変コンテンツなどです。
一方で、台本の補助やアイデア出しなどの制作支援、字幕作成、映像の高画質化など、すべてのAI利用が同じ扱いになるわけではありません。ゲームプレイ映像も、開示不要な例の一つとして公式ヘルプに挙げられています。
だから、
「AIを1回でも使ったらAI動画」
みたいに考える必要はなさそうです。
ゲーム実況者として考えてみる
ここからが、僕たちにとって大切なところです。
「ペン助と狐咲エルの遊び場」では、ゲーム実況や配信、Shortsなどをやっています。
ゲーム実況って、ゲーム画面そのものだけを考えれば、同じゲームを遊んでいる人は世界中にたくさんいます。
では、その中で何が違うのか。
たぶん、
誰が遊んでいるのか。
なんですよね。
同じAPEXでも、
「そこで突っ込む!?」
「今の勝てたでしょ!」
「なんでそこから生き残ったの!?」
みたいな出来事があって、そこに実況者の反応がある。
同じゲームでも、プレイヤーによって起きることは違います。
狐咲エル:大戦犯ペン助もオリジナルコンテンツということですね。
ペン助:そこをオリジナリティにしないでもらえます?
狐咲エル:世界に一つだけの戦犯。
ペン助:急にいい話みたいにするな。
でも、冗談抜きで、そういう部分って意外と大切なのかもしれません。
「誰でも作れる動画」と「あなたが作った動画」
今回、公式情報をいろいろ読んでいて僕が一番考えたのがここでした。
AIはこれからもっと便利になると思います。
台本も作れる。
画像も作れる。
動画も作れる。
音声も作れる。
編集だってどんどん自動化されていく。
YouTube自身もAIを制作側へ積極的に取り入れています。
だからこそ、
「作れること」そのものの価値は、少しずつ変わっていくのかもしれない。
昔なら一本の動画を完成させるだけでも大変だったものが、AIによって短時間で作れるようになる。
だったら、その先で重要になるのは、
「なぜあなたがこの動画を作ったのか」
なのかもしれません。
ゲーム実況なら、その人のリアクション。
配信なら、視聴者とのやり取り。
解説なら、その人自身の考え。
レビューなら、実際に使って感じたこと。
Shortsなら、その人ならではの切り取り方。
AIがどれだけ進化しても、
「ペン助と狐咲エルが実際にゲームを遊んで、そのとき何が起きて、何を感じたのか」
という部分は僕たち自身のものです。
AIを使わない、ではなく「どう使うか」
狐咲エル:じゃあペン助、AI使うのやめる?
ペン助:いや、使います。
狐咲エル:即答。
ペン助:便利なものは使いたい。
僕は今回の話を、
「AIを使わないほうがいい」
という話にはしたくありません。
むしろ逆です。
使えるところでは使ってみたい。
でも、
AIに動画を作ってもらうこと
と、
AIを使って自分たちの動画をもっと面白くすること
は、似ているようで少し違います。
僕たちが目指したいのは後者です。
企画を考える。
タイトルを考える。
編集を効率化する。
情報を整理する。
そういう部分でAIの力を借りながら、最後に動画の中心に残るのは、
僕たちがゲームを楽しんでいること。
そして、
見てくれている人と一緒に楽しむこと。
そこは変えたくありません。
結局、YouTubeが求めているものは意外とシンプルなのかも
今回の更新を「AI動画終了」とだけ捉えると、少し違ったものが見えてしまいます。
YouTubeの公式情報を追っていくと、一貫して見えてくるのは、
オリジナルであること。
視聴者に価値を提供すること。
大量生産しただけのコンテンツにしないこと。
AIで現実と見分けにくいものを作った場合は、きちんと透明性を確保すること。
という方向性です。
AIを使うか使わないかより、
「そこに自分たちがいるか?」
ということなのかもしれません。
狐咲エル:じゃあ大丈夫ですね。
ペン助:なんで?
狐咲エル:ペン助、動画でめちゃくちゃ存在感あるから。
ペン助:お。
狐咲エル:主にやらかしたとき。
ペン助:やっぱりそっちか!
これから動画を作るときに考えたいこと
今回調べたことを踏まえて、僕たち自身も動画を作るときに少し意識したいと思います。
「この動画は、僕たちが出す意味があるだろうか?」
「見た人に何か一つでも残るだろうか?」
「同じような動画をただ増やしているだけになっていないだろうか?」
そしてAIを使うなら、
「楽をするためだけではなく、自分たちの面白さをもっと出すために使えているだろうか?」
ということ。
もちろん毎回そんなに難しく考えていたら、ゲーム実況なんてできません。
狐咲エル:ゲーム始める前に30分会議する?
ペン助:その間に配信終わります。
基本はやっぱり、
ゲームを楽しむ。
それでいいと思います。
ただ、その楽しさを動画として届けるときに、「僕たちらしさ」を少しずつ積み上げていけたらいい。
今回のYouTubeの動きを見て、改めてそんなことを考えました。
みなさんはAIを使った動画、どう思いますか?
AIを使ったコンテンツは、これからYouTubeでもさらに増えていくと思います。
そのとき、
「AIを使っているかどうか」を気にするのか。
それとも、
「面白ければ気にしない」のか。
あるいは、
「AIを使っていても、その人らしさがあればいい」と思うのか。
ぜひ皆さんの考えも聞いてみたいです。
狐咲エル:ということで、今回は珍しく真面目な回でした。
ペン助:普段も真面目です。
狐咲エル:……。
ペン助:何か言って。
狐咲エル:AIに判定してもらおうか。
ペン助:やめてください。
YouTubeのルールは今後も変わっていくと思います。
だからこそ、「○○らしい」という噂だけを見るのではなく、何か大きな変更が話題になったときには、YouTube公式の情報を確認していきたいですね。
そして僕たちも、AIなど新しいものを取り入れながら、
「ペン助と狐咲エルだから見たい」
と思ってもらえる動画や配信を少しずつ作っていけたらと思います。
ペン助:ここまでつい最後まで読んじゃった人は、ぜひフォローかいいねしてね!
狐咲エル:AI動画についてどう思うか、コメントもぜひ聞かせてください。
ペン助:それでは、また次の記事で!
参考にしたYouTube公式情報
・YouTube「チャンネル収益化ポリシー」
2025年7月15日の更新では、「繰り返しの多いコンテンツ」に大量生産されたコンテンツも含まれることを明確化。再利用されたコンテンツのポリシーには変更なし。
・TeamYouTube「YPPポリシーに関するクリエイターからの質問への回答」
2025年7月の変更は新しいYPPポリシーではないこと、AIを使ったチャンネルも収益化の対象になり得ることなどを説明。
・YouTube「生成AIコンテンツの使用に関する開示」
リアルに見えるAI生成・大幅に改変されたコンテンツで開示が必要となる条件や、制作補助などの例を掲載。
・YouTube公式ブログ「Improving AI labels for viewers and creators」
2026年5月27日発表。AIラベルの表示強化や自動検出について説明。AIラベル自体はおすすめや収益化資格に影響しないとしている。
