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公園にいる、お菊さんについて。
ねこもピピも、公園が大好きである。
友だちと行こうもんなら、やれダンゴムシ探しだの、
草花摘みだの、砂場でどろんこ遊びだの、何時間でも遊ぶ。
中でも、男児のねこが夢中になるものがある。
枝だ。
それも、グネグネしたものや曲がっているものは価値が低いらしい。
まっすぐで、持ちやすく折れないものは、最高のようなのだ。
男児同士で、枝の取り合いになっている場面も何度か見てきた。
枝って、男のロマンなんやなあ…と思いつつ、母たちは、
「必ず下に向けるよ!危ないから振り回さない!!
お友だちには向けない!!!」と注意しまくっている。
さて、数時間遊び倒して、帰る頃。
ねこは、長い枝を家まで持って帰りたい、と言い出した。
うちはマンションやし、それはご勘弁願いたい…。
ねこ「枝持って帰る!!」
母 「それはあかんわ。置いて帰り。」
ねこ「いやー!!(激しい地団駄)」
母(うわあ、めんどくさい展開や… あ、思いついたぞ)
母「公園にさ、お菊さんって人がおるん知っとる?」
ねこ「ううん、知らん。」
母「お菊さんは幽霊でな。毎晩、公園の枝や小石の数を数えてるんよ」
お菊「1本、2本…107本。 一本足りない。」
母「それで、枝を持って帰った人のところに出てくるんよ…」
ねこ「怖い…」
母「やから、枝持って帰るんはやめとこ。ママも怖いし…」
ねこ「わかった。」
かくして、枝の持ち込みを阻止したのであった。
脅すような育児はあかんよな…と思いつつ、母の都合にて、
うちには鬼やおばけや、皿屋敷のお菊さんも登場してくるのである。
なんとも都合の良い妖怪たちである。
ねこ、すまない。
おしまい。
