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portmichinao
#2失恋と"ゲイの恋愛"への第一歩
「別れよう」
世界中で日々どれくらいの人がこの言葉を
受け取っているのか。その言葉を受け取った
人が、何を考えて、どんな返答をするのか。
どう最適解を見出すのが正解なのか。
そんなことを、この言葉を受け取った瞬間に
頭によぎった。
そりゃ、出会いもあれば別れもある。
特に「契約」という縛りがないゲイにとっては、
常にその言葉を、異性愛者より受け取ることを
考えておかねばならない。と考えている。
しみったれた言葉ではあるが常に胸のどこかに
しまっておかねばならない、
付き合っていかなければいけない言葉なのだ。
絶対はない。かと言って確証もない。
どこまで相手のことを知っていようと
どこまでその未来が限りなくゼロに近い
としても、それは常に心の奥底にあって、
折り合いをつけていかねばならない
気持ちではある。なぜなら、正確には
はじまりも終わりもどちらかのエゴではじまり、終わるものだからだ。
「別れよう。」
そう言われた後、その、折り合いのつけ方を
僕は履き違えてた。と。悟った。
親密な関係や新しい一歩を踏み出すことが
現状維持に比べて大変リスキーに感じることで、新しい一歩を踏み出すことが出来なかった。
新しい体験。新しい生活。
「様々な新しい生活様式」を取り入れることで
今ある幸せが、変わってしまうことに
恐怖を覚えていたのだ。
誰かが、「現状維持は後退だ」というが、
子供という常に変化し続けるものを手に入れる
ことが出来ない我々にとって、ゲイの
カップルができ得る全てのことをした後に
何を前進させたら良いのか。
仮定の話を飛躍させ、思考させる。
"考える。
思考停止。
思考放棄。"
毎秒脳内のシナプスが、どこかしこに何百億回
何千億回と接続しても得られない答えを小一時間
考え抜いた末
「わかった。」
僕は送信ボタンを押さざるを得なかった。
