今週の海外移住・在住ニュース 4/18/2026
【2026年4月】知らないと損する!欧州・カナダ・NZ移民制度の大改正まとめ
海外移住・在住を考えている方へ、今週これだけは押さえておいてほしい制度変更が一気に重なりました。
「知らなかった」では済まない話ばかりです。ヨーロッパ旅行の予定がある方も含め、ぜひ最後まで読んでみてください。
① 空港で3〜4時間待ちが現実に—EU「EES」が4月10日から完全稼働
まず、今週最大のトピックから。
シェンゲン圏29カ国で「入国・出国システム(EES)」が4月10日より完全稼働しました。日本人を含む非EU市民は、ヨーロッパに短期入国(90日以内)するたびに顔写真・指紋などの生体情報をデジタル登録することが義務化されます。従来のパスポートスタンプは廃止です。
稼働初日から各国空港で混乱が起きています。フランス・ドイツ・スペイン・イタリアなどの主要空港でピーク時に最大3〜4時間待ちが発生。乗り継ぎ便を逃したケースも相次いでいます。
対象になる人・ならない人
✅ 対象:観光・ビジネスなど短期入国する非EU市民(日本人含む)
❌ 対象外:EU市民、居住許可証保有者、12歳未満(顔写真のみ必要)
「Travel to Europe」アプリで72時間前に事前登録も可能です。夏の旅行・移住を控えている方は、これまでより大幅に余裕をもったスケジュールを組むことを強くおすすめします。
② 英国ビザ、4月8日から一斉値上げ&給与要件が厳格化
英国でも制度改正が施行されました。
ビザ手数料の主な変更
ビザ種別旧料金新料金短期訪問ビザ£127-->£135
学生ビザ£524-->£558
スキルドワーカー(3年以下)£719-->£769
スキルドワーカー(3年超)£1,519-->£1,618
英国籍取得(帰化)£1,605-->£1,709
さらに注目すべきは給与要件の厳格化です。これまでは年間平均で基準を満たせばよかったのが、今後は毎回の給与支払いごとに閾値を満たすことが義務化。雇用主への実地監査も強化されました。英国でスポンサービザを持って働いている方、また雇用主の方は早急に確認を。
一方で、英国在住者は生体認証データの再利用が拡大されたため、申請センターへの来所が不要になるケースも増えています。
③ ポルトガル市民権取得に「10年」必要に—5月施行の見通し
ポルトガル移住を計画中の方には急ぎで確認してほしい情報です。
ポルトガル議会が国籍法の改正案を可決。大統領署名を経て、早ければ2026年5月に施行される見込みです。
変更の概要
非EU国籍者(日本人含む):居住期間 5年 → 10年
EU・CPLP国籍者:居住期間 5年 → 7年
経過措置なし(施行前に申請が完了している場合は旧ルール適用の可能性あり)
つまり、施行前に申請を終えているかどうかで、市民権取得までの期間が大きく変わります。今すでに申請要件を満たしているなら、今すぐ動くことが最善かもしれません。
④ スペインだけ逆方向—50万人対象の「正規化」申請がスタート
EUが全体的に移民規制を強化する流れの中で、スペインだけが独自の正規化政策を推進しています。
2025年12月末時点で5か月以上在住かつ犯罪歴のない外国人約50万人を対象に、居住・就労許可の申請受付が開始されました(申請期間:2026年4月〜6月末)。
承認後:1年間の居住・就労許可(更新で最大5年)
申請受理から15日以内に就労開始可能(許可証発行前でも可)
スペイン在住の子どもがいる場合は、5年許可を付与
スペインに在住しながら滞在資格がなく困っている方には、大きなチャンスになるかもしれません。
⑤ カナダ永住権、4月30日までに申請しないと値上げ
カナダでは4月1日に8項目の制度変更が一斉施行されたうえ、さらに4月30日から永住権の申請手数料が値上げされます。
4月1日施行の主な変更
パスポート手数料(10年):$160 → $163.50
親・祖父母スーパービザ:直近2年間の収入証明が可能に(従来は1年)
農村部低賃金外国人労働者の雇用上限:10% → 15%
4月30日からの手数料値上げ
永住権取得権利費:C$575 → C$600
エクスプレスエントリー等主申請者:C$950 → C$990
ビジネス移民主申請者:C$1,810 → C$1,895
カナダ永住権の申請を準備中の方は、4月30日前の提出を検討してください。
⑥ NZワーホリのフリーランスが不可に—4月20日から
ニュージーランドでは、4月20日よりオープンワークビザの就労条件が2タイプに整理されます。
ワーキングホリデービザの保持者は個人事業主・ビジネスオーナーとしての就労が不可となり、雇用契約に基づく就労のみに限定されます。ワーホリ中のフリーランス活動を考えていた方は注意が必要です。
⑦ フランスの居住許可更新、待ち時間が117日→55日に短縮へ
フランス内務省が4月5日、居住許可更新の大規模改革を発表しました。
全国の県庁に契約職員500名を追加採用
ANEFポータルの書類要件を簡素化
処理待ち中の法的滞在を保護するデジタル仮証明書(最大12か月)を自動発行
ただし、申請印紙税が**€55 → €255**に値上がりする予定のため、準備が整っている方は早めに申請しておくことをおすすめします。
まとめ——今週の「すぐ動くべき人」チェックリスト
✈️ 夏にヨーロッパ旅行・入国予定の方:空港の混雑を想定してスケジュールに余裕を
🇵🇹 ポルトガル移住・市民権を検討中の方:施行前の申請完了が鍵
🇨🇦 カナダ永住権を準備中の方:4月30日前の申請で旧料金が適用
🇬🇧 英国でスポンサービザ就労中の方・雇用主:毎給与期の支払い要件を確認
🇳🇿 NZワーホリでフリーランスを考えていた方:4月20日以降は就労形態に注意
🇫🇷 フランスの居住許可更新を控えている方:値上がり前に早めの申請を
制度は公告なしに変更されることもあります。渡航・移住前には必ず各国の公式サイトや大使館情報をご確認ください。
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