謙虚さと自己卑下の境界線。
以前、大きな仕事が無事に終わった時のことです。
周りから、「今回は本当に助かりました。」「いい進め方でしたね。」と声をかけてもらいました。でも私は、「いえいえ、たまたまです。」「周りのおかげです。」と答えていました。
その時は、謙虚でいることが大切だと思っていたんです。
「自分が頑張ったことまで消さなくていい」
すると後日、一緒に仕事をしていた先輩から、「周りのおかげなのは、その通り。でも、自分が頑張ったことまで消さなくていい。」と言われました。
その言葉が、ずっと心に残っています。
自分を小さく見せることが、謙虚さだと思っていた
振り返ると私は、褒められた時に、自分を小さく見せることが謙虚さだと思っていました。
でも本当は違ったんです。周りへの感謝と、自分が積み重ねてきた努力は、どちらも事実でした。そのどちらか一方だけを認めるのは、少し不自然だったんですよね。
それは謙虚さではなく、自己卑下だった
若い頃は、「私なんてまだまだです。」という言葉をよく使っていました。もちろん、もっと学ぶことはあります。でもその言葉を繰り返しているうちに、自分自身まで、「自分には大した価値がない。」と思い込んでしまうことがありました。
それは謙虚さではなく、自己卑下だったのかもしれません。
本当に謙虚な人は、自分をありのままに見ている
一方で、本当に謙虚な人を見ていると、自分を必要以上に大きく見せることも、必要以上に小さく見せることもありません。
できたことは認める。できなかったことも認める。そして、支えてくれた人への感謝も忘れない。そんな自然な姿勢に、いつも安心感を覚えます。
「ありがとうございます」と素直に受け取る
だから最近は、褒めてもらった時は、「ありがとうございます。」と素直に受け取るようにしています。その上で、「一緒に進めてくれた皆さんのおかげです。」と伝える。
そのほうが、相手の言葉も、自分の努力も、どちらも大切にできる気がするからです。
自分をありのままに見ること
私は、謙虚さと自己卑下の境界線は、自分を低くすることではなく、自分をありのままに見ること。そこにあると思っています。
自分を大きく見せない。でも、小さくもしない。そんな姿勢が、本当の意味での謙虚さなのかもしれません。
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