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もし明日会社がなくなったら、何を後悔しますか。

もし明日、会社がなくなったら。そんなことを考えたことがあります。

もちろん、現実には簡単に起こることではありません。でもある時、「もし本当に明日、会社がなくなったら、自分は何を後悔するんだろう。」と考えてみたんです。

意外だった、最初の答え

最初に思いついたのは、「もっと昇進しておけばよかった。」でもありませんでした。「もっと給料を上げておけばよかった。」でもない。意外だったのは、「もっと人に感謝を伝えておけばよかった。」ということでした。

一緒に働いてきた同僚。仕事を教えてくれた先輩。支えてくれた後輩。取引先の人。たくさんの人に助けてもらったのに、「ありがとうございました。」を、ちゃんと伝えた記憶は、思っていたより少なかった。

経験は、渡さない限り終わってしまう

それから、もう一つありました。「もっと若い人に、自分が知っていることを伝えておけばよかった。」ということ。

忙しい時は、「自分でやったほうが早い。」と思って、自分でやってしまう。「今度教えよう。」と思っているうちに、時間が過ぎていく。でも会社がなくなれば、自分が持っている経験も、誰かに渡さない限り、そこで終わってしまう。

そう考えると、目の前の仕事をこなすことだけが、働くことではなかったんだと気づきました。

「また今度」にしていた、家族との時間

そして、最後に一つ。「家族との時間を、仕事のために使いすぎたかもしれない。」そんな後悔もありました。

仕事は、「明日でもできる。」と思っていた。家族との時間も、「また今度。」と思っていた。でも、会社は続くと思っていても、子どもの成長は、待ってくれません。

そのことに気づいた時、少しだけ、時間の使い方を考えるようになりました。

肩書きがなくなっても、残るもの

もちろん、仕事を一生懸命やることは大切です。責任を果たすことも大切。会社に貢献することも大切です。でも、「会社があること」を、当たり前だと思いすぎていたのかもしれません。

会社がなくなったら、肩書きもなくなる。役職もなくなる。メールアドレスもなくなる。名刺も必要なくなる。それでも、自分の中に残るものがあります。誰かと築いた信頼。身につけた経験。誰かに教えたこと。家族と過ごした時間。そして、自分がどんな気持ちで、毎日を生きてきたか。

後悔しない働き方をしたい

だから今は、「会社のために頑張るな。」とは思いません。むしろ、働けるうちは、ちゃんと働きたい。でも同時に、会社がなくなっても後悔しない働き方をしたい。そう思っています。

今日、誰かに「ありがとう」と言えるなら、今日言っておく。誰かに伝えたいことがあるなら、先延ばしにしない。家族と過ごせる時間があるなら、少しだけ仕事から離れる。

本当に大切にしたいものが、隠れている

いつか会社を辞める日は、誰にでも来ます。でも、会社がなくなった時に初めて、「もっと大切にすればよかった。」と気づくのでは遅い。

だから時々、自分に問いかけてみたいと思います。「もし明日、会社がなくなったら、自分は何を後悔するだろう。」

その答えの中に、今の自分が本当に大切にしたいものが、隠れている気がするからです。

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