頑張ることに疲れた日、何が支えになるのか。
ある時期、何をしても疲れが取れないことがありました。
仕事は普通にできる。人と話すこともできる。笑うこともできる。だから、「まだ大丈夫。」と思っていました。
でも、家に帰ると何もしたくない。休日になっても、どこか気持ちが休まらない。
「頑張ること」が、一番分かりやすい解決方法だった
それでも私は、「もう少し頑張ればいい。」と思っていました。これまでも、そうやって乗り越えてきたからです。
忙しい時は頑張る。苦しい時も頑張る。迷ったら頑張る。いつの間にか、「頑張ること」が、自分にとって一番分かりやすい解決方法になっていました。
「今日はもう無理だ」
でもある日、本当に何もしたくなくなりました。
その日は、仕事から帰って、ソファに座ったまま動けませんでした。「今日はもう無理だ。」そう思いました。少し怖かったです。頑張れない自分は、価値がないんじゃないか。そんなことまで考えてしまいました。
子どもの何気ない話
でも、その夜に子どもが隣に座って、何気ない話をしてきました。覚えたての歌。好きな遊び。たわいもない話。
私は、ほとんど何も答えられませんでした。それでも子どもは、いつも通り話していました。
「そこにいる」だけでも、大切な存在だった
その時、ふと思ったんです。
私は、頑張っているから、家族に必要とされているわけじゃない。仕事で成果を出しているから、大切にされているわけでもない。ただ、「そこにいる。」それだけでも、誰かにとって大切な存在なんだ。
そう思ったら、胸の奥がふっと軽くなりました。
頑張れない時に支えてくれるのは、もっと小さなもの
これまで私は、自分を支えるものは、目標とか、責任とか、「もっと頑張ろう」という気持ちだと思っていました。
でも、頑張れない時に支えてくれるのは、もっと小さなものなのかもしれません。家族との何気ない会話。「お疲れさま。」と声をかけてくれる人。何もせずに過ごす時間。いつも通りの生活。そして、「今日は頑張らなくてもいい。」と思える場所。
それらは、何かを達成した時には、あまり意識しません。でも、頑張れなくなった時に初めて、自分がどれだけ支えられていたのかに気づきます。
「何が自分を支えてくれているんだろう」
だから今は、頑張ることだけを、自分の強さだと思わないようにしています。休むことも。誰かに頼ることも。何もしないことも。自分を守るためには、必要な力です。
頑張ることに疲れた日は、「もっと頑張らなきゃ。」ではなく、「何が自分を支えてくれているんだろう。」と考えてみる。すると、すでに自分の周りにあったものが、少し見えてくることがあります。
頑張れない日があっても
あの日、ソファから動けなかった自分に教えてあげたい。頑張れない日があっても、あなたの大切さまで、なくなるわけじゃない。
人は、頑張ることで前に進むだけではなく、誰かに支えられながら、立ち止まることでも、また歩き出せるのだと思います。
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