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焦りの中に、大切にしたいものが隠れている。

以前、ある休日のことです。

朝からやろうと思っていたことが、ほとんどできませんでした。本も読めなかった。勉強も進まなかった。気づけば夕方になっていて、「今日も何もできなかったな」と少し焦っていました。

何に焦っているんだろう

その時、ふと思ったんです。私は何に焦っているんだろう、と。

時間が足りないから?年齢のせい?周りが先に進んでいるように見えるから?

しばらく考えてみると、少し違うことに気づきました。

焦っていたのは、忙しかったからではなかった

私が焦っていたのは、忙しかったからではありません。自分が大切にしたいことに、時間を使えなかったからでした。

仕事に追われる日が続いても、「今日は家族と夕食を食べられた」と思える日は、不思議と焦りません。逆に、一日中忙しく働いていても、「今日も学ぶ時間が取れなかった」と思う日は、どこか落ち着かない。

つまり焦りは、時間がないことへの不満ではなく、「本当は大切にしたいものから、少し離れてしまっている」ということだったんです。

焦るということは、大切にしたいものがあるということ

若い頃は、焦りをなくそうとしていました。でも今は、少し考え方が変わりました。

焦るということは、それだけ大切にしたいものがある、ということでもある。

もちろん、焦りに振り回されるのは苦しい。でも、「私は何を失いそうで焦っているんだろう」と考えてみると、答えは案外シンプルです。家族との時間なのか。成長する時間なのか。健康なのか。挑戦する機会なのか。

焦りの正体が分かると、やることが増えるのではなく、大事にしたいものが見えてきます。

「何を守りたいんだろう」と問いかける

だから最近は、焦りを感じた時ほど、「何を守りたいんだろう」と自分に問いかけるようになりました。

焦りは、できれば感じたくない感情です。でも振り返ると、焦りの中には、自分が本当に大切にしたいものが、静かに隠れている。そんな気がしています。

だから焦りは、消すものではなく、自分の価値観を教えてくれる感情なのかもしれません。

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