中学受験ガチ勢ではない我が家の話
こんにちは。
中学受験に対するイメージや考え方は結構極端にわかれるな、と思っています。
中学受験ガチ勢は小学1年生などの低学年の頃から大手塾やハイレベルな家庭学習、学年を先取りしたスピードで勉強を進める。
一方で、中学受験は親のエゴであり、期待を背負う子どもを被害者かなにかのように語る人もいる。
私自身も娘も中学受験をしましたが、ウチはこのどちらでもありません。
そう、実はこのどちらでもないけれど中学受験をする層って多いんです。声が小さいだけ。中学受験に対して否定的な方や、本当に子供のためになるのか不安な方は、先に挙げた両極端な話をイメージしているのだと思います。
今回は中学受験を検討されている御家庭に向けて、中学受験ガチ勢ではなかった私自身と娘の経験、その時感じたことを共有出来たらと思います。
私の経験
私自身は塾に通い出したのは小学6年生。
住んでいたのは東京23区内。
もう、圧倒的に出遅れ組でした。
周りは遅くても小学5年生の4月には入塾していましたし、半数以上の子は小学4年生には入塾。私が6年生の4月に入塾した時には受験のテキストはひと通り終わった後で、これから1年間かけて演習問題をやるぞ!という時期でした。
そこに、学校の勉強と自宅で少しドリルをやっていた程度の私が入塾してついていける訳がありません。しかも、4科目受験のコースへ放り込まれました。何故、親はこんな無謀な挑戦をさせたのか?いまだに不明です。
当時は公立中高一貫校というのはまだなく、中受=私立の時代。
つるかめ算や旅人算などの特殊算を習っている前提で進む授業は「????????」でした。当然4科目は早々に諦め、2科目コースへ変更。
そんな状態でスタートした私の中受ですが、元々読書好きだったのと負けず嫌いな性格もあり、結果は偏差値60ほどの第一志望校へ合格出来ました。
塾の授業は楽しかった。
わかった時の喜びも大きかった。
そこには、学校の授業だけでは得られないものが沢山ありました。
早ければいいのか?
塾に通っている1年間で、私が子どもながらに感じたのは「入塾が早ければ良いとは限らない」でした。
本人の希望で始めていない場合や、モチベーション維持が難しい場合があるからです。
特に記憶に残っているのは、小学3年生から通っていたという男の子が6年の夏に受験をやめると言って退塾していったことです。話しの面白い楽しい男の子でした。
昔の話ですので、塾の先生もやる気のない子には本気で怒る時代でした。退塾する前に一度だけ先生が物凄い勢いでその子を怒る姿をみました。手も出ていました。でも、子どもながらに先生の必死な気持ちも伝わってきました。その子に本気で勉強して欲しかったんだと思います。やれば出来るはずなのに、という気持ちが抑えられなかったのだろうと。
でも、その男の子が輝けるのは中学受験ではなかった。
3年生からスタートさせた受験をあと少しのところでやめてしまった。
それは、12歳の私にとって、なんとも言えない印象に残る出来事でした。
娘の経験
そんな記憶がずっと残っていた私が、娘に中学受験という選択肢があることを話したのは小学5年生に上がる時です。
我が家の地域は首都圏ではないので、そもそも中学受験がそれほど一般的ではありません。学校の選択肢も極わずか。
低学年中学年の時はスポーツ系の習い事と、お友だちと一緒に遊ぶ時間にしようと決めていました。
本人がある程度自分で選ぶことが出来る年齢で、尚且つまだ間に合いそうな時期が私の中では小学5年生だったんです。
娘はやってみたい、と言いました。
そこで入塾させたのですが、最初は割とのんびりした塾を選びました。塾での勉強がどういうものなのか体験した上で、もう一度本人に確認したかったからです。
結局、娘が地元最大手の進学塾へ入塾したのは小学6年の春です。
娘が通ったのは、公立中高一貫校に特化した適性検査対策クラス。
6月の進学塾の模試の結果は目も当てられないものでした。
平均点の更に半分の点数です。同じ志望校を掲げて模試を受験した子の平均点が80点なら、娘は40点という成績でした。
娘は初めて数字という形で他の子と自分を比較される経験をしました。
それでも、やめるとは言いませんでした。
私も自分の経験から、まだ間に合う と信じることが出来ました。
夏期講習の後の9月の模試で、娘は平均点より10点低い点数でした。
11月の模試で平均点に並びました。
遅咲きではありますが、確実に伸びています。本番までにどこまで伸びるか、期待と不安が入り混じったままでした。
入試は1月下旬。
志望校は倍率が2.5倍、偏差値60ほど。
県内トップの大学進学実績を誇る公立中高一貫校です。
伝えたいこと
入試は終わりましたが、まだ結果は出ていません。娘は第一志望校のみで、滑り止めは受けませんでした。
もし合格出来なかったとしたら、地元の公立中学校へ進学します。それでも、おそらく後悔はしないでしょう。低学年中学年の時にしっかりと遊んでいたので、近所には年上、年下、同学年と、たくさんのお友だちがいます。きっと、その場所で楽しく過ごせると思います。
そして、受験のために一生懸命だった1年間は必ず娘の中に残ります。
実際のところ、中学受験はとてもお金がかかります。それは、事実です。
週に何回もの送迎、特別授業時はお弁当作りも必要でした。夏季講習や冬季講習、直前合宿などで旅行にも行けません。家族全員でサポートすることになります。
小学生という、子どもにも自我が芽生えてきて、でもそれはまだ小さな芽の時期。
高校受験・大学受験と比べ親と子の距離が近い分、その距離感に悩み、親子がどうあるべきか考える機会にもなる特殊な受験が中学受験です。
もしお子さんが興味を持ったなら可能な限り挑戦させてあげて欲しいなと、思います。
それは人生で一度しか味わえない、親にとっても、子どもにとっても、貴重な経験になると私は信じているからです。
ここまで、読んでくださってありがとうございました。後悔のないよう、どうかそれぞれの御家庭のペースで進むことを見失わないでくださいね。
