しれネコ vs やさしいボス🐾(動けなくなる敵) | しれネコ外伝 その1
しれネコは、いつもの場所にいたにゃ。
変わらない部屋。
変わらない空気。
ちょっとぬるい安心。
🐱「……悪くないにゃ🐾」
そのとき、背後から声がしたにゃ。
「そのままで、いいよ」
やさしい声だったにゃ。
なでるみたいな声だったにゃ。
ふりかえると、そこに“それ”がいたにゃ。
黒くて、やわらかくて、
ぼんやりしてるのに、
なぜか、落ち着く形をしてたにゃ。
👻「がんばらなくていいよ」
👻「今のままで、じゅうぶんだよ」
🐱「……ほんとにゃ?」
👻「うん。困ってないでしょ?」
しれネコは、少し考えたにゃ。
…
困ってないにゃ。
苦しくもないにゃ。
でも――
🐱「……ちょっとだけ、つまんないにゃ🐾」
👻「それも、そのうち気にならなくなるよ」
👻「変わらない方が、楽でいられるよ」
さらっと言われたにゃ。
あまりにも自然に。
🐱「……にゃ?」
そのとき、しれネコは気づいたにゃ。
このやさしさ、
どこにも“進む先”がないにゃ。
ただ、ここにいさせるだけにゃ。
👻「ね? 座ってようよ」
👻「考えなくていいよ」
🐱「……それは、ちょっと怖いにゃ🐾」
その瞬間、
“それ”の輪郭が、
ほんの少しだけ揺れたにゃ。
やさしいまま、
少しだけ――息が詰まる感じがしたにゃ。
🐱「しれネコはにゃ」
🐱「ちょっとだけ、つまらないのは嫌にゃ🐾」
沈黙。
👻「……そっか」
声は、最後までやさしかったにゃ。
でも、
戻れない気がしたにゃ。
しれネコは、その場を離れたにゃ。
不安は、消えてなかったにゃ。
でも、
そのままでも歩けたにゃ。
🐱「……あれ、なんだったにゃ🐾」
たぶん――
“このままでいいよ”って言う、
いちばんやさしくて、
いちばん動けなくなるボスだったにゃ。
物語の発想はここからニャッタ🐾↓↓↓
しれネコもよろしくにゃ🐾↓↓↓

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