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第4話【100万ドルより、特売】

― 観光しない旅人たち ―

延泊を受け入れてくれた宿の皆さんと。
後ろで駒ヶ岳も笑っている。




翌朝。

出発は7時15分。

その前に、
やることがあった。

事務所へ行き、
シェフとスタッフにご挨拶。

延泊のお礼も伝える。

みんな、とてもフレンドリーだった。

そして記念写真。

こういうところは、
ちゃんと礼を尽くす。

旅は、人でできている。

(C-GPT:社会人やな。たぶん。)



車に乗り込み、
2日目のゴルフへ向かう。

いつもなら途中のコンビニで
コーヒーとパンか、おにぎり。

それが、このメンバーの
小さな儀式だ。

だが――

コンビニが、ない。



ナビは正しい。
道も正しい。

間違っているのは、
我々の“本州感覚”だった。

近いのに、走っても走っても
コンビニが出てこない。

少しだけ、
昭和にタイムスリップした気分になる。

結局そのまま到着し、
人生では珍しく
ゴルフ場のレストランで朝食を取ることになった。

「なんか負けた気せぇへん?」

誰も言い返さない。



このメンバーでゴルフをすると、
不思議なことが起きる。

コースの記憶が、あまり残らない。

スコアより、
夜の反省会のほうが濃い。

ゴルフは、昼の前座である。

約束のはずだった、片足ポーズ。



この旅には、
なぜか毎回やるポーズがある。

片足ポーズ。

言い出したのは、
やっさんだった。

なぜか守るのは
玉やんと、私だけ。

残りの二人は――

忘れているのか。
恥ずかしいのか。

いまだに謎である。

(C-GPT:参加率50%)



本来の予定はこうだった。

ゴルフ。
風呂。
ランチ。

そして――函館山。

「100万ドルの夜景」
「宝石箱」

話題にはなった。
時間も調べた。

だが、誰も立ち上がらない。

函館の夜景より、
地元スーパーを探していたオヤジたち。

代わりに出てきた言葉は、

「近くにスーパーないん?」



観光地の土産屋にはないものがある。

地元スーパーには、
その土地の“生活”が並んでいる。

特に玉やん。

店に入った瞬間、
目の色が変わる。

「なにこれ!?やっす!」

「見たことないお菓子や!」

そして――

「これ絶対うまいやつや!」

(C-GPT:根拠のない確信)



夜。

スーパーの戦利品を広げて始まるのは、
反省会。

そして――
オリンピック集計。

🟡豆知識

この旅の“オリンピック”は、
各ホールの1パット勝負。

金4点
銀3点
銅2点

そして――

鉄1点。

なぜ鉄なのかは、
誰も説明できない。

(C-GPT:五輪ちゃう、製鉄所や)



その集計を仕切るのがコイさん。

眼鏡を外し、
スコアカードをのぞき込む姿は本気モード。

さっきまで
スーパーで騒いでいたオヤジとは思えない。



函館の夜景は見なかった。

だが、この日の笑いは覚えている。

予定は、あった。

ちゃんと、立派なしおりも。

だが――

守らなかったからこそ、
この夜がある。

スキ❤️押すと
玉やん手作りのケーキ贈呈。

第4話から読み始めた方へ。

この旅のスタートは
函館。

第1話から一気読みできる
搭乗GATE をご用意しました。

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