ピラミッド物語:第14話 ピラミッドは白かった!|失われた外装石の秘密―4600年前、本当にあった壮大な国家プロジェクト
現在の大ピラミッドは階段状ですが、建設当時は磨き上げられた白い石灰岩で全面が覆われ、太陽の光を反射してまばゆく輝いていました。
今回は、トゥーラ産の外装石、その施工技術、そして外装石が失われた理由を、現在の考古学に基づいて物語形式で紹介します。
何十年にもわたる建設は、いよいよ最終段階を迎えていました。
巨大な石灰岩の骨組みは完成し、大ピラミッドはほぼ現在の姿になっています。しかし、当時の人々が目にしていたピラミッドは、私たちが知る姿とはまったく違っていました。現在の大ピラミッドは、階段状の石がむき出しになっています。ところが建設当時、その表面は真っ白な化粧石で覆われていました。

この外装石には、ナイル川東岸のトゥーラで採れる非常に質の高い白い石灰岩が使われたと考えられています。

職人たちは一枚一枚の石を丁寧に削り、隣り合う石との間にほとんど隙間ができないよう仕上げました。その精度は驚くべきもので、外装石同士が鏡のようになめらかにつながっていたと考えられています。そして石を積み終えると、さらに表面を磨き上げました。完成したピラミッドは、太陽の光を受けてまばゆく輝いていたことでしょう。

古代の記録や後の時代の記録には、遠く離れた場所からでも白く光るピラミッドが見えたという趣旨の記述が残されています。

ギザの砂漠に立つ巨大な白い山。それは、王の権威と太陽神ラーの力を象徴する、まさに国家の象徴でした。

では、その美しい外装石はなぜ失われたのでしょうか。長い年月の中で地震によって一部が崩れたこともあったでしょう。さらに中世になると、多くの外装石はカイロのモスクや城壁などの建築材料として運び出されました。
現在、頂上近くにわずかに残る外装石や、地面近くで見つかった石材が、当時の姿を今に伝えています。私たちが見ている階段状の大ピラミッドは、完成形ではありません。いわば、その内側の構造が現れた姿なのです。

建設現場では、最後の仕上げが続いていました。そして、いよいよ最も重要な瞬間が近づいてきます。高さ約146メートル。
人類史上最大級の建造物の頂上へ、最後の一石が運ばれる日です。
次回――「最後の頂石。」
4600年前、世界最大の建築物は、ついに完成の瞬間を迎えます。
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監督:こう爺
お話とプロンプト:ChatGPT
画像と動画:Flow (Nano Banana 2)
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