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MKウルトラ計画と『ストレンジャー・シングス』はどこまで重なるのか


1980年代を舞台にした一人の少女。

政府の研究施設。
番号で呼ばれる子ども。
水で満たされたタンクの中で、外界を遮断された状態で能力を発揮する。

それはフィクションの設定だ。

だが、冷戦期のアメリカにおいて、
人間の精神そのものを研究対象にした極秘計画が存在したことは事実である。

その名は
MKウルトラ計画。

主導したのは
CIA。

1970年代、米議会の公聴会でその存在は公にされた。
LSDの無断投与、催眠実験、感覚遮断、記憶への干渉。

ここまでは記録に残っている。

だが、計画の大半の文書は1973年に破棄された。
残っているのは断片のみだ。

重要なのは、「何が行われたか」よりも
なぜ国家がそこまでしたのかである。


これは過去の人体実験の話ではない。

国家が「精神」を研究した理由を辿ると、
私たちが普段“自分の意思”だと思っている思考が
どれほど外部環境に影響されているのかという問題に行き着く。

そしてその問いは、
冷戦ではなく現代にこそ関係している。

国家が精神を操作する研究を行っていたという事実は、
単なる過去の逸話ではない。

もし思考や意思決定が環境によって変化するなら、
それを意図的に設計することも理論上は可能になる。

ここから先は、
なぜ国家がそこまでして「精神」を研究対象にしたのか、
その軍事的合理性について見ていく。


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