花王Kaoの"嗅覚受容体"技術を、易で占ってみた/ScentVista 400™のゆくえ
はじめに
花王の嗅覚受容体研究のニュースを見て、ふと思った。この技術が今後どう展開していくのか、易で読んでみたらどうなるんだろう。
やさしい易では、易占いを「未来を言い当てるもの」としてではなく、「今ある状況を別の角度から見直すための道具」として扱っています。今回は少し趣向を変えて、企業の技術ニュースを題材に、実際にコイン3枚を使って占ってみた記録を残しておきたいと思います。
花王の嗅覚受容体研究について
★まず、占う対象になった技術ニュースを整理しておきます
嗅覚は、五感の中でも仕組みの解明が難しい感覚の一つとされている。理由の一つは、人によって感じ方の差が大きいこと。同じにおいでも、ある人にはよく分かるのに、別の人にはほとんど分からない、ということが珍しくない。特定のにおいだけを感じ取れない「嗅盲(特異的無嗅覚症)」と呼ばれる状態もあり、本人が自覚していない場合もある。こうした個人差の大きさが、嗅覚を研究しにくくしてきた背景にある。
花王の今回の技術は、この難しさに「受容体」という切り口から向き合っている。ヒトの鼻には約400種類の嗅覚受容体があって、それぞれがセンサーのように働きながら、数十万種類あるといわれるにおい物質の中から特定のにおい物質を認識しているらしい。ただ嗅覚受容体の多くは培養細胞上では不安定で、これまで反応を確認できたヒトの嗅覚受容体は全体のわずか1割程度にとどまっていたそうだ。
花王は2023年、感覚科学研究所・マテリアルサイエンス研究所が米デューク大学松波宏明教授の指導のもと、ムスクの香りを網羅的に認識する嗅覚受容体OR5A2を発見したと発表している。この成果は米Current Biology誌に掲載されたとのこと。
続けて2025年には、タンパク質工学的なアプローチによって、ヒトが持つ約400種類の嗅覚受容体のほぼすべてを培養細胞の表面に発現させ、においに対する反応を網羅的に解析する技術「ScentVista 400™」を確立したと発表している。この技術によって、原料が異なっていても似たにおいと感じられるローズオイルとゼラニウムオイルが、嗅覚受容体の反応パターンとしても似ていることが分かったそうだ。
つまり、「このにおいがどう感じられるか」を人の感覚に頼って一つひとつ確かめるのではなく、受容体がどう反応するかというパターンとして捉え直すことで、個人差に振り回されやすかった嗅覚の世界を、扱いやすい形に整理した、と言えそうだ。
特にこの話の本質は、「嗅覚の個人差をなくした技術」ではなく、人間の主観的評価とは別の軸として、約400受容体の反応パターンという客観的な測定系をつくったこと。
2026年5月には、この技術が日本化学工業協会第58回日化協技術賞の「総合賞」を受賞している。なお花王は同年、別の技術で「環境技術賞」も受賞した。花王は今後、不快臭を心地よい香りの反応パターンに近づけるなど、嗅覚受容体の反応を指標にした新しい香りづくりを進めていく方針らしい。
参考文献
花王ニュースリリース(2023年9月13日)「ムスクの香り」を網羅的に認識する嗅覚受容体の発見
花王ニュースリリース(2025年9月24日)約400種類の嗅覚受容体の反応を網羅的に解析する技術を確立
✅️占的を立てる
今回のお題は、「花王の株価、今後の展開」にしてみました。技術的な評価がすでに高いことは分かっているので、それが市場的な評価としてどう転じていくのかを見てみたくなったからです
占った日は2026年8月6日。
ここから先が、実際の占いの中身です
”訟”から”咸”へと転じていくこの卦、動いた線が示す展開、そして投資的な視点でのまとめまで書いているので、気になる方はぜひ続きを読んでみてほしいです
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