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FIREに至る道(3) 穏やかなインデックス投資のフェーズ

FIRE達成! 苦節20年、ようやくリタイアできました
長いフラフラ投資で迷走した第一フェーズ、ローン繰上げ返済+コツコツ預貯金を継続した第二フェーズを経て、北海道の原野(森)を購入して、小さな家を建てることができました。そして5年前、ついに早期リタイア(FIRE)に踏み切りました。今回は、FIRE後の投資再開についてまとめたいと思います。

我が家の森で気がつくと、大きな木が倒れていました。その倒木をベンチ代わりにして、森の景色を眺めながら休憩しています。春はこの場所で、カタクリの可憐な花が咲いています。

それってFIREなのか?というご批判はあるでしょうが、大目に見てください
FIREというゴールに辿り着いたとは言え、投資の才能がなかった私がリタイアに至った時、「早期リタイア」と自称することが躊躇われる年齢に達していました。

一応、本来の業務規則で定められた定年退職年齢よりは、5年ほど早くに退職したので、”自分なりには”早期リタイアを実現できたと納得していますが、厳密に言えば、その実態はFIREというよりは、残念ながらFIRA60(退職金 + 年金受給を織り込んだ形での経済的自由と60歳前後での退職)という方が正確です。

ただ経済的にリタイア可能だと判断した時点から数年、仕事を継続していましたので、「仕事人間」という自覚のあった私にとっては、仕事が一段落して、自分の限界点を見極めるまでは、仕事を投げ捨てることはできなかったとは思います。

私がFIREできた理由あれこれ

  • 住宅ローン返済が終わって、コツコツ蓄えた資金で公的年金受給までの生計の目処が立った。

  • セカンドライフを迎える「運命の土地」に出会えて、小さな家を建てたので、早く定住したくなった。

  • 仕事上の自己評価で、自分の限界点を迎え、その後はゆっくりとピークアウトして、自身の縮小再生産を繰り返すようになっていくのかなという印象を持った。

  • 人生の終盤は、妻と一緒に、シンプルなスローライフの毎日で、ゆっくり読書をして穏やかに過ごしたいと強く感じていた。

偶然にも、上記の諸条件の揃ったタイミングが合致したことで、「その時が来た」と感じました。その後はリタイアに向けて、一気呵成に動き出しました。長年のコツコツ預貯金のフェーズを経て勝ち得た信用で、「嫁ブロック」は既に解除されていました。森の中に建てた小さな「終の住処」を数年間セカンドハウスとして利用しているうちに、妻も「森の中の暮らし」を楽しむようになっていました。

老後の三大不安とは、3K(お金、健康、孤独)
コツコツ預貯金のフェーズで蓄えた資金と退職金で、公的年金受給までの生計に、なんとか目処は立ったのですが、ギリギリで厳しいです。公的年金受給後も、「ゆとりある老後」のためには、旅行や趣味に使えるだけの経済的な余裕があって欲しいと思いました。

一般的に、老後の不安は、3K(お金、健康、孤独)と言われています。寿命と健康が最大の不確定要因であることに加えて、インフレによって預貯金の実質価値がジワジワ減少していくリスクを意識すると、恐ろしくて金融資産を取り崩せなくなり、「財産はあるのに、不安のために過剰な倹約生活で貧しい人生の最終段階を終えてしまう」という状況に陥りやすくなります。

「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」という明確なメッセージ
この問題を真正面から論じたのがベストセラーにもなった『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・バーキンス 著)です。

死ぬ時までに資産を使って楽しい思い出を作っておく、あるいは遺産で残すくらいなら生前贈与しておくなどのメッセージは、きわめて明確です。ただし、現実的には、寿命と健康が大きな不確定要素として存在しますし、自らの死後にも続く家族の生活を考えると、本書タイトルのように「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」のは、ちょっと難しいと思います。

ただ、基本的な心構えとして、せっかくの金融資産を怖くて使えないというのは残念なことなので、あまり厳格に考えずとも、お金を使うべき時には、ニコニコと笑って使えるという心構えで良いように思います。

幸福な老後を迎えるためには、投資で増やした金融資産を積極的に取り崩して、「ゆとりある老後」を実現する覚悟を持つことも大事だと思いました。そこで、FIRE計画の第三フェーズとして、(懲りもせず?)心理的にストレスの少ない形でのリベンジ投資を構想することになります。

いろいろ言い訳をしましたが、正直なところは、FIRE後の人生にアクセントをつける意味で、もう一回だけ、リベンジ投資に挑戦してみたかったのかもしれません。ギャンブル依存?、それとも「年寄りの冷や水」?というご批判を頂戴することは、覚悟しております。

いよいよ捲土重来の時がやってきた! リベンジ投資の始まり
かつて転職をした影響で大きな金額ではありませんが、退職金をいただき、北海道へ移住したタイミングに合わせて、ローン返済の終わった自宅を売却しました。これらをコツコツ貯めたFIRE資金と合わせて、「森の中の家」を建てるためにかなり目減りしましたが、投資再開に向けての「資金(種銭)」をわずかながら確保することができました。いよいよ、私の投資人生における「最後の聖戦」(?)としての、リベンジ投資に向かう準備ができたのです。

はたして大丈夫か、私?この続きは、次回の記事にて。

今回の結論(1)
「謀(はかりごと)定まりて後(のち)戦う」

(『旧唐書』)

今回の結論(2)
「よーく考えよう お金は大事だよ」「ご利用は計画的に」

(それぞれ医療保険と消費者金融のコマーシャルに出てきたフレーズ)


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