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50代ひとり暮らし。私のための、ささやかな献立。

2026年4月18日(土)。

ひとりでご飯を食べるようになって、どれくらい経つだろう。
独身時代に一人暮らしをしたことはあったが、彼氏ができてうちで一緒に過ごすことも多かったから、本式のひとりご飯になったのは人生でここ数年だ。
かつての食卓は、いつも誰かの体温で満たされていた。

次男がまだ保育園の頃、食事が終わりに近づくと、決まって小さな手でお茶碗を包み込んで私の方へ差し出したものだ。「あちゅまれ〜、して」。
お茶碗に残った数粒のお米。それを一箇所に集めてほしいという、完食のための恒例の儀式。
「あつまれ〜!」そう言いながら私が一粒残らず一つところにまとめる姿を、キラキラと目を輝かせて満足げに見つめる幼い笑顔。

あの頃の私は、自分の食事をゆっくり味わう余裕なんて微塵もなかった。『日本昔ばなし』に出てくる何日も食事にありつけていない旅人のように、子供たちの食べ残しを肘を張って茶碗を持ち、カチャカチャと掻き込むように胃に収めていた。椅子の背もたれに、ゆったりと寄りかかることもできなかった。
ワンオペ育児なんて言葉があるけれど、ワンオペ育児にワンオペ家事をしながら、パートに行って、今よりもっと手の込んだたくさんのおかずを並べて、おやつだって、誕生日のケーキだって……。
ああ、一人でゆっくり食事ができたらどんなにいいだろう。慌ただしい日々の中で、何度そう思ったことか。

……てなわけで、夢が叶ったわけなんですがね。

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