UGREEN NASync DXP4800Plusを買ってみた
これまでネットワークストレージは国内ブランドかつ安価という理由だけでbuffaloのLinkStation(LS720D)を使用していたが、これがほんとにネットワークストレージの機能しかなくガジェット欲を満たすという点においては限りなく0点だった(ぶっちゃけwindowsのSMBで事足りていた説)
LAN内にクソでかストレージ欲しいな~~~~といろいろ探っていたところ、NVMeが4本刺さるミニPCなるものを見つけた。即ポチった(GMKtec NucBox G9 いずれレビューします)
で、色々試してみるとN150すら物足りなくなってしまったのでもっと「つよい」ホームサーバーないかなと紆余曲折あり辿り着いたのがDXP4800Plusだった。クラファン価格見たらめちゃくちゃ損した気分になったけどガジェット欲を満たすためなら仕方ない。

開封の儀とか基本スペックとかストレージの設定とかその辺はありとあらゆるインフルエンサー/レビュアーが説明しているので、簡略
うちの子DXP4800Plus構成
HDD
SEAGATE ST16000NM001G [16TB SATA600 7200] *4
SSD
Biwin NV7400 4TB *2
メモリ
Team TED564G5600C46ADC-S01 (32GBx2枚)
UPS
UGREEN NAS用 120W DC UPS US3000


拡張できる部分は可能な限り盛ってやりました。そういえばメモリが4800MHzまでの仕様だった気がするけどちゃんと5600MHzで動作してる、うれしい。
一通り触ってみて、あんまり言及されてない部分をまとめてみました。表層部分はPRレビューがいたるところに挙がってるのでそちらを参考にしていただいて……
何でRAIDを組んでいるのか気になる!
というわけでぱっと思いつくところをためしてみたところmdadmでした。
# cat /proc/mdstat
Personalities : [linear] [raid0] [raid1] [raid6] [raid5] [raid4] [raid10]
md2 : active raid1 nvme0n1p2[1] nvme2n1p2[0]
3984654336 blocks super 1.2 [2/2] [UU]
bitmap: 2/30 pages [8KB], 65536KB chunk
md1 : active raid5 sda2[0] sdc2[3] sdd2[2] sdb2[1]
46829239296 blocks super 1.2 level 5, 64k chunk, algorithm 2 [4/4] [UUUU]
bitmap: 1/117 pages [4KB], 65536KB chunk
unused devices: <none>なるほどね?
/dev/md1 がRAIDアレイ
# sudo mdadm --detail /dev/md1
/dev/md1:
Version : 1.2
Creation Time : Mon Sep 15 18:56:24 2025
Raid Level : raid5
Array Size : 46829239296 (43.61 TiB 47.95 TB)
Used Dev Size : 15609746432 (14.54 TiB 15.98 TB)
Raid Devices : 4
Total Devices : 4
Persistence : Superblock is persistent
Intent Bitmap : Internal
Update Time : Mon Sep 29 00:00:57 2025
State : active
Active Devices : 4
Working Devices : 4
Failed Devices : 0
Spare Devices : 0
Layout : left-symmetric
Chunk Size : 64K
Consistency Policy : bitmap
Name : UGREEN-DATA-x86_64-******
UUID : ********:********:********:********
Events : 61842
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 2 0 active sync /dev/sda2
1 8 18 1 active sync /dev/sdb2
2 8 50 2 active sync /dev/sdd2
3 8 34 3 active sync /dev/sdc2こっちはSSDキャッシュ
# sudo mdadm --detail /dev/md2
/dev/md2:
Version : 1.2
Creation Time : Sun Sep 28 14:55:01 2025
Raid Level : raid1
Array Size : 3984654336 (3.71 TiB 4.08 TB)
Used Dev Size : 3984654336 (3.71 TiB 4.08 TB)
Raid Devices : 2
Total Devices : 2
Persistence : Superblock is persistent
Intent Bitmap : Internal
Update Time : Mon Sep 29 00:00:56 2025
State : clean
Active Devices : 2
Working Devices : 2
Failed Devices : 0
Spare Devices : 0
Consistency Policy : bitmap
Name : UGREEN-DATA-x86_64-******
UUID : ********:********:********:********
Events : 1370
Number Major Minor RaidDevice State
0 259 14 0 active sync /dev/nvme2n1p2
1 259 2 1 active sync /dev/nvme0n1p2mdadmでソフトウェアRAID組んでるならリビルド検証もやりやすいのでありがたい。というわけである程度適当なデータを書き込んでみよう。

――じゃ、死のうか♡
(ただデバイスに故障フラグを立てるだけです)
# sudo mdadm --fail /dev/md1 /dev/sdb2


# sudo mdadm --detail /dev/md1
/dev/md1:
Version : 1.2
Creation Time : Mon Sep 15 18:56:24 2025
Raid Level : raid5
Array Size : 46829239296 (43.61 TiB 47.95 TB)
Used Dev Size : 15609746432 (14.54 TiB 15.98 TB)
Raid Devices : 4
Total Devices : 4
Persistence : Superblock is persistent
Intent Bitmap : Internal
Update Time : Mon Sep 29 00:07:27 2025
State : active, degraded
Active Devices : 3
Working Devices : 3
Failed Devices : 1
Spare Devices : 0
Layout : left-symmetric
Chunk Size : 64K
Consistency Policy : bitmap
Name : UGREEN-DATA-x86_64-******
UUID : ********:********:********:********
Events : 61844
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 2 0 active sync /dev/sda2
- 0 0 1 removed
2 8 50 2 active sync /dev/sdd2
3 8 34 3 active sync /dev/sdc2
1 8 18 - faulty /dev/sdb2このまま mdadm --add すると検証の意味がないのでフォーマット
# sudo mkfs -t ext4 /dev/sdb2無事フォーマット完了後、再起動したところようやくUGOS側が反応



mdadm側でも確認、ちゃんとリビルドを始めてくれている。
# sudo mdadm --detail /dev/md1
/dev/md1:
Version : 1.2
Creation Time : Mon Sep 15 18:56:24 2025
Raid Level : raid5
Array Size : 46829239296 (43.61 TiB 47.95 TB)
Used Dev Size : 15609746432 (14.54 TiB 15.98 TB)
Raid Devices : 4
Total Devices : 4
Persistence : Superblock is persistent
Intent Bitmap : Internal
Update Time : Mon Sep 29 00:17:00 2025
State : active, degraded, recovering
Active Devices : 3
Working Devices : 4
Failed Devices : 0
Spare Devices : 1
Layout : left-symmetric
Chunk Size : 64K
Consistency Policy : bitmap
Rebuild Status : 0% complete
Name : UGREEN-DATA-x86_64-******
UUID : ********:********:********:********
Events : 61919
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 2 0 active sync /dev/sda2
1 8 18 1 spare rebuilding /dev/sdb2
2 8 34 2 active sync /dev/sdc2
3 8 50 3 active sync /dev/sdd2RAID5/48TBのリビルドにかかった時間はおおよそ25時間誰だ17時間で終わるとか言ったやつは

アプリセンターで遊ぼう
UGOSにはNAS以外にもアプリを使ってメディアサーバ的な使い方をすることもできる。重箱の隅をつつく勢いでアプリの出来具合を見てやろうじゃないか。
1,写真
そのまんま写真アプリ、Google Photosとほぼ変わらない使い心地。画像ビューワー系のアプリはもうUIが完成しきってる感あるので正直どれ使っても変わらない。


2,音楽
これ使うくらいならDockerでnavidrome導入してください。なんなら音楽アプリの出来の悪さを伝えたくてレビューしてるまである。
・残念ポイント1:アルバムジャケット非対応
cover.pngとかjacket.jpgとかをアルバムのフォルダに置く文化があるけど、読みに行ってくれない。ガン無視されます。



・残念ポイント2:Subsonic APIではない
UGREEN NASアプリ(クライアントのほう)の音楽からしか再生できないアプリセンターもJellyfin使えって言ってる
3,仮想マシン
特に意味もなくVM使いたくなりますよね、わかる。でもeGPUのパススルーができないのでボクには使いこなせませんでした。せっかく買ったRTX5070が……
Dockerで遊ぼう
「Docker composeってやつで何とかして!」ってくらい全部これでいいです。これのおかげでNASyncは自宅サーバー入門編になる。
自分でdocker-compose.yamlを書く方法と、DockerHubからイメージリポジトリを引っ張ってくる方法のお好みで。


WAN側からアクセスしよう
当然LAN内からだけではなく、リモートアクセスを有効にすればクラウドストレージ的な使い方もできる。UGREEN NASyncはUGREENlinkリモートアクセスサービスというDDNS機能が使えるので、面倒な設定をせずともUGREEN NASクライアントアプリ経由で外部アクセスができる。
他にもDDNSサポートなる機能で独自ドメインからのアクセスもできる。自分はcloudflareで設定したが、UGOSコントロールパネルの項目と実際に入力する内容が分かりにくかったので参考までに。

AccessKeyID:ドメインの概要からAPI→アカウント ID(ダッシュボードのhttps://dash.cloudflare.com/[この部分でもある]/your.domain.net)
AccessKey: APIトークンを取得 からトークンを作成→ゾーン DNS を編集する
権限:ゾーン,DNS,編集
ゾーンリソース:含む,特定のゾーン,your.domain
トークンを作成→コピー
これで独自ドメイン直叩きでログイン画面まで飛べるはず(自分の環境だと自動リダイレクトを有効にしてもポータルのwebポートに飛ばなかったのでドメイン:ポート番号でアクセスしてる)
まとめ
メーカーの初物にしてはある程度期待通りの動きをしてくれた。競合がベンダーロックしますとかとんでもない動きをしてきたタイミングでもあったので新規導入を検討している人にはおすすめの子かもしれない。
アプリの少なさをデメリットとすることもできるがDockerが使えるのでいくらでもカスタマイズできちゃう。
NICも10Gbps対応だしSSDキャッシュとメモリキャッシュのおかげでHDDのボトルネックも解消されてCrystalDickMarkで気持ちよくなれる

ただしUGOSのタスクマネージャーは見ていて気持ちよくないです(更新頻度が5秒くらいでまーーーじで遅い)

「こんなこと試してほしい」みたいなことがあればぜひコメントください
