自分を守れるのは自分だけ

2026年4月初旬。

上司に8月末で会社を辞めることを告げた。
そして7月6日が最終出勤日となり、翌日から有給消化中。
長い大人の夏休みといったところだ。

この会社では約9年間在籍することになった。
大学を卒業してから、社会人生活20年の中で最も長く在籍した会社となった。
9年間も勤め上げられたのは、上司・先輩・後輩など周りの方々のおかげだ。
感謝しかない。

私は今まで5つの会社で社会人生活を送って来た。
今までは短絡的な考えで辞めたり、病気で辞めてしまったりと、どちらかというとネガティブな理由で辞めていた。

今回の退職については、今後の自分の人生を考えて決断した。

現在、私は42歳。

今の世の中は死ぬギリギリまで働かなくてはならない流れになっている。
今の会社を60歳、あるいは嘱託として65歳まで勤めあげられたとしても、その先のことも考えなければならない。
今の会社にいれば定年退職まではそれなりの生活はできる。
しかし退職した後、それまで貯めていたお金や退職金だけでは、死ぬまでの生活費は恐らく賄えない。
退職した後、悠々自適な生活ができるのはごく一部の人。
年金もあてにならない世の中。
大半の人は、退職した後も何かで生活費を稼がなければならない。

ただその時の年齢を考えた時、今までと同じように働ける保障はどこにもない。
働きたくとも働ける場所は、体の問題、頭脳の問題などで恐らく制限がかかる。
お金も生活費を賄えるほど、もらえるとは限らない。
じゃあ、その時に自分で何かを始めてお金を稼ごうと思っても、これまた体や頭脳の問題で頓挫する可能性が高い。
新しいことを始めようとすると、年齢が高ければ高いほど、そのハードルは高くなる。
もちろん例外もあるため、100%あてはまる訳ではない。

そんなことを考えていた去年、私に人生でやりたい事が見つかった。
今後はそれでお金を稼ごうと思っている。
もちろん最初からうまくいくはずもなく、かなり苦しい歩みになるだろう。
もしかしたら、お金が尽きて途方に暮れている可能性も十分にある。
それでもやりたいと思ったし、年齢を考えれば今の内から取り組んだほうがいいと思った。

何かを始める時、やはり年齢は若ければ若い方がいい。
42歳とはいえ、まだある程度の無茶はできる。
体も動くし、頭脳も若い頃に比べれば覚えが悪くなっているが、それでもまだ新しい知識は入れられる。
これが5年後、10年後となると段々きつくなってくるのは目に見えている。

またその時に、今回のようにズバッと決断できるかどうかわからない。
年齢を重ねると人間は段々守りに入る。
恐らくこのまま会社にいようかなぁと思ってくるはずだ。

確かにあと20年近く今の会社にとどまっていれば、その間はある意味会社が守ってくれる。
しかし退職してしまえば、会社は守ってくれない。
その守りがはずれた時、「どうしよう、どうしよう」と途方に暮れている可能性が高い。
その証拠に、今の会社に60歳前後の方が3人いる。
65歳までは嘱託として働けるが、3人とも口を揃えて言う。

「この先どうしよう。何をしよう」

定年だろうが自己都合だろうが会社を辞めれば、結局は自分で自分を守らなければならない。
それは遅かれ早かれ必ず誰にでもやってくる。

自分で自分を守る方法を、今の内から取り組み作っていく。
苦労はするが年齢が若いうちに取り組んでおいた方が、将来を考えると絶対にいい。
そう思ったため、今回の決断に至った。

この有給消化中は自分を労わる期間にしようと思う。
なんせこの1~2年は職場の状況もあり、有給休暇を満足に使えなかった。
また私の悪いクセで周りの人ばかりを気にして、自分の事はほったらかしだった。
そんな自分を労わってあげよう、癒してあげよう。
今後のことにも備え、しばらくは自分にワガママを許そうと思う。

最後にタイトルの言葉は、今の自分の合言葉である。
何で見たかは忘れたが、今の自分にピッタリだと思い、合言葉にしている。
家族、友人、知人、会社などの存在は、永遠に自分を守ってはくれない。
またそもそも守ってくれるとも限らない。
今までの自分であれば思いもしない考え方だったが、キレイ事が通用しない世の中だ。

自分を守れるのは自分だけ・・・。

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