日記・つぶやき|決意とフランボワーズ
今日は彼と二人で、それぞれ落ち着いて作業するために、喫茶店へ行くことにした。
天気は雨。
傘を持って車に乗る。
喫茶店へ到着。
ぱらぱらと降る雨に駆け足になりながら、お店の中へ入る。
最初に目についたのは、本。
ここにある本は自由に読んでいいのだそうだ。
お洒落さと居心地の良さが一緒になったような空間に、そわそわする。
カウンターで、コーヒーとアフォガードを頼んで、窓際の席に着いた。

しっとりとした音楽と、さわさわとした話し声をBGMに、持ってきた本を開く。
隣に座る彼も、作業しながら注文したチャイを飲んでいた。
ページを捲る音が耳に届くほど静か、ではない。
でも、このくらい周りに音が流れている方が、穏やかで心地いい。
文字を追うことに疲れたら、少し目を休めて、音の流れに耳を預ける。
そのうちに時間は過ぎていって、お互い、しばらく集中したあと、外に出た。
車の中で、窓の外に目を向ける。
雨足が、強くなってきた。
近々、私にとってひとつの山がある。
私は、昔から、不安なことがあると、水面下に沈んでいた心配事が、ブワーッと頭に浮かんできてしまう。
彼にお願いして、少し、公園を歩くことにした。


「人からどう思われるか気にしてしまう」……
以前、そんなことを記事に書いた。
その時も、こんな雨の日だった。
歩きながら、私の話を一通り聞いた彼は、静かに言った。
「その物語は、終わりにしなきゃ」
と。
私の、物語。
その言葉に、私はゆっくり記憶を辿る。
私は、物心ついたときから、人から好かれたい、嫌われたくない!とずっとずっと思い続けてきた。
でも、そのことが、たぶん今、私の生きづらさに繋がっている。
私は、優しい人になりたい。
でも、彼は、強くないと、優しくはなれないよ、と言う。
優しい彼の言うその意味が、ようやくわかってきたように思うのだ。
しなやかに、強くなりたい。
優しくあるために。
でも、どうしていったらいいか、正直よくわからない。
だからこそ、わからないなりに、歩いていきたい、と思う。
隣で歩いている、彼と一緒に。
「人からどう思われるか気にしてしまう」、幼いころから続く私の物語を、終わらせるために。

