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開発体験で実感したのは、背中を預けられる仲間の存在

リーナーでは「相棒制度」を採用しています。その「相棒制度」を活用して、わたさんとはらちゃん、小久保さんはビジネスサイドがコードを書く開発体験を実施しました。
プログラミング経験ゼロのはらちゃんが、初めてコードを書く過程で気が付いたこととは何だったのでしょうか。
わたさんとはらちゃんに話を伺いました。

開発体験のきっかけ

────開発体験のきっかけを教えてください!

はらちゃん:相棒制度を立ち上げた小久保さんが、普及させるためにメンバー募集をしたのがきっかけです。私が担当しているインサイドセールスは特に、エンジニアメンバーと業務上の関わりが多くありません。そこで手を挙げました。
普及させる方法について話し合いを始め、途中でわたさんにも入ってもらいました。いろいろ話した時に、「待てよ、私は開発の経験もないし、エンジニアメンバーがどういう気持ちで仕事をしているのかがわからない」と気づいたのです。エンジニアメンバーの気持ちを知る手段として、プログラムを書いてみることになりました。


わたさん:はらちゃんの言う通り、お互いに業務上では直接的な関わりが薄いのが事実です。私たちはプロダクトをお客様に提供していますが、プロダクトがつくられている背景についてビジネスサイドにも知ってもらい、一体感を持てたらいいなと思っていました。
そのため開発体験の取り組みを聞いた時は、理にかなっていると感じました。


開発体験の内容

────開発体験ではどんな題材を扱いましたか?

わたさん:リーナーでつくっているシステムです。開発体験の題材を決めたのは体験の直前なのですが、こだわったのは本番環境です。はらちゃんに書いてもらったプログラムを、お客様が実際に使うシステムに反映することに決めました。もちろん、お客様が使うシステムに反映するのはリスクがあります。リスクを負ってでも、プロダクトが複雑なプログラムコードで組み上げられている実態を一緒に体感したかった。

はらちゃん:開発体験の当日に、本物の機能を書くと聞いて「おぉ~まじか」って驚きました。普段お客様に提案しているプロダクトの裏側を見る機会がこれまでなかったので、うれしかったです。

────当日はどのようにして進めましたか?

わたさん:私とはらちゃんと小久保さんの3人で会社の会議室に集まり、私のパソコンを使い、ローカル環境で1時間行いました。普段、エンジニアはリモートワークですが、この日はオフラインにしました。変更内容が見やすいように、題材として文字色の変更を用意しました。

はらちゃん:最初は理解するのに必死でしたね。コードを読み解いていくのですが、何がわからないのかがわからない。そこで、ちょうどわたさんが違和感を覚えてくれました。


わたさん:最初はプログラムを熱心に説明したのですが、情報量が多すぎて、はらちゃんが「よくわからない」という雰囲気を出しているのが感じられました。そこが私にとってターニングポイントでした。
エンジニアは背景や現状の把握を優先してしまいがちですが、プログラミングに慣れてない人にとっては、ここをいじれば変わるという体験の方が重要だと学んだのです。そこからは、意図的に寄り道をしながら、コードを変えるとシステムがどう変わるのかを体験してもらうようにしました。


開発体験の感想

────実際にプログラムを書いてみて、いかがでしたか?

はらちゃん:さらにエンジニアをリスペクトする気持ちが生まれました。スタートアップは、プロダクトの機能がどんどん増え、改修もどんどん入ってきます。開発のスピードが速いなかで、コードを読み解いて書き直すのは、本当に大変な作業なのだと感じました。
ビジネスサイドは、エンジニアに支えられているからこそ自信をもってプロダクトを提案できるのだと実感しましたし、逆に言うと1社でも多くお客様を連れてこないといけません。明日からできることとして、1件でも商談が決まったら、それまでの過程をエンジニアサイドとシェアしていこう、と決めました。

わたさん:いい話だ(笑)。エンジニアサイドからすると、自分たちがつくったものがお客様のもとに届かないと意味がありません。インサイドセールスは、お客様に届けるための出発点を担っています。そのインサイドセールスがエンジニアの日々の苦労を実感してくれたのはうれしいですね。


────エンジニアとしての気づきはありましたか?

わたさん:自分たちにとっての当たり前が当たり前ではないことに気づきました。はらちゃんから「何でここはこんなに複雑なことになっているのですか?」と素朴な質問を受けたのです。それに対して「我々もわからない。そうなってしまった」と曖昧な回答をせざるを得なくて……。
ただ、開発体験を通じて、エンジニアが技術的負債を日々向き合っていることを間接的に伝えられたので、いい取り組みでした。

はらちゃん:技術的負債を見たので、お客様が「自社でシステムをつくりたい」と言った時に心の底から「止めた方がいい」と言えるようになりました。


業務への影響

────開発体験で得た学びは、これからの業務にもつながりそうですか?業務への影響

はらちゃん:もしカスタマーセールスなどエンジニアとの接点が多い仕事になったら、エンジニアの頑張りを理解したうえでスケジュールや優先順位について議論ができると思います。
ただし、私たちは慈善事業を行っているわけではなりません。世の中を変えたいし、お客様に価値を返したい。だから、エンジニアに「こういう機能がほしい」と要求を伝え続けることは止めません。

────なぜエンジニアに要求を伝え続けようと思ったのですか?

はらちゃん:リーナーはBizDevMixを掲げていますが、これはあくまでも「調達のスタンダードを刷新し続ける」というミッションを達成するための手段でしかありません。私にできることは、お客様を連れて来ることだけ。これに関しては誰にも負けずに頑張る自信はあります。でも、それだけでは世の中は変えられないし、ミッションも達成できない。つくる人も価値をデリバリーする人も必要で、役割分担が欠かせません。お互いに背中を預け合いながら、ミッションを達成していきたいです。


開発体験の今後

────今後は、わたさんがビジネスサイドの業務を経験することもあり得るのでしょうか?

わたさん:まさに、開発体験の後にその話が出ました。出社するたびに架電のテクニックなどを聞いてインサイドセールスの日々の業務が面白いと思っていました。もう少し掘り下げて、展示会の体験などにスポットで関わることも考えています。

────開発体験に対しては、社内からどんな反響がありましたか?

わたさん:はらちゃんが書いたプログラムについては、エンジニアチーム内でレビューを行いました。お客様が使う環境にリリースした後は、社内に向けて「はらちゃんに書いてもらったコードを反映しました」と大々的に宣伝しました。

はらちゃん:インサイドセールスのメンバーに伝えたところ、「私もやりたい」という声がありました。

わたさん:その結果、2人目につながり、すでに開発体験を行いました。2人目は割と自分でどんどん開発をしていくタイプだったので、人によって良い開発体験は違うのだと学びました。

BizとDevの相互理解

────そもそもの話になってしまうのですが、仕事をするうえで、なぜ相互理解は必要なのでしょうか?

はらちゃん:ミッションの達成は、誰かが欠けていてはできないからです。私が答えを持てるアジェンダは1個ぐらいしかないので、他のメンバーに任せなければならないこともあります。
でも、相手のことを知らなければ、相手への関わり方もわかりません。今回の開発体験を通じて、エンジニアの仕事を知れたのはよかったと思います。

わたさん:最速でお客様に価値を返すには、ビジネスサイドとエンジニアサイドが高度に協力していかなければなりません。そのためには、相互理解が大事。そのうえで、お互いに要求し合えることが重要です。お互いに人となりを理解していれば、適切にしっかり要求していけるのではないでしょうか。


────相互理解を進めるには、どうしたらいいと思いますか?

わたさん:相棒制度や開発体験などの仕組みもありますが、仕組み化できない部分も絶対にあります。平易な表現を使えば、仲良くするのが一番いいのだろうと思っています。オフィスに行って雑談する。そういったところをベースに信頼関係を築くことが、相互理解を進めるころにつながっていくのかもしれません。

はらさん:相互理解を進めるには、アンロジカルな部分があります。ミッションを達成したいなら、一緒に仕事をする相手に興味を持つし、腹を割って話をしに行くのが普通ですし。

わたさん:わかる。

はらさん:リーナーはみんなのベクトルが同じ方向に向いているから、私は幸せに働けていますし、開発体験を通じて背中を預けて仕事をしている感覚がより強まりました。

相棒制度の存在意義

────今回の開発体験を通じて、相棒制度の重要性を感じましたか?

はらちゃん:相棒制度があってよかったです。心理的安全性が高まり、以前よりも相談しやすくなりました。

わたさん:エンジニアとしては、相棒制度はお客様の一次情報が聞ける機会なので、あってよかったです。相棒制度によって、普段関わりがないメンバーとも関われるので、面白いですし。一緒に何かやったことがある体験をベースに、もっと大事な話などをしやすくなりました。

────今後リーナーが拡大していくと、さらに相棒制度の重要性が増すのではないかと思いますが……。

はらちゃん:そう思います。仕事を進めるうえでは、自分一人で頑張って、間違いに気づいて戻って修正をするよりも、早い段階で他の人に相談しながら精度を上げていく方が大事だと考えています。そのためにも、相談しやすい環境は必要ですし、そうした環境をつくるうえでも相棒制度は必要でしょう。

わたさん:会社が拡大すると、一般的には職種ごとに固まりやすくなります。でもインサイドセールスのリストの精査など、エンジニアが協力できる部分もあります。職種を超えて仕事をしていくことに、相棒制度はつながると思います。


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