あなたの声がけで変わる!NLP活用で子どもの自己肯定感アップ【ワークシート付】
「子どもの自己肯定感、最近ちゃんと育めているかな?」
そんなふうに、ふと不安になることってありませんか?
子どもが小学生になると勉強や習い事、人間関係など、子どもを取り巻く環境はどんどん広がりますよね。
親としては
「もっと自信を持ってほしい」
「挑戦する気持ちを伸ばしてあげたい」
と思う気持ちがおありだと思います。
でも、もしかすると
「どう褒めればいいのか分からない」
「勉強に興味を持たせたいのに全然響かない」
と、もどかしい思いをされていたりしませんか?
時には、忙しくてついイライラしてしまったり、口うるさく言いすぎてしまったりすることもあるかもしれません。
実は、“ちょっとした言葉選び”や“何気ない態度”が、子どもの自己肯定感に大きな影響を与えるんです。
このnoteでは、NLP(神経言語プログラミング)の手法を使って、親子のコミュニケーションをガラリと変える具体的な方法をお伝えします。
大げさに聞こえるかもしれませんが、NLPは「言葉」と「脳」の仕組みにアプローチする強力なテクニック。だからこそ、子どもの「自分って大事にされているんだ」という感覚をぐっと強めることができるんです。
まずは、「そもそも自己肯定感って何?」というところから、一緒に確認してみましょう。これを知っておくだけでも、日々の声かけやコミュニケーションの意識が大きく変わりますよ!
そもそも「自己肯定感」とは?
まずは、「自己肯定感」という言葉を改めて確認してみましょう。
日本セルフエスティーム普及協会によると、次のようになります。
自己肯定感とは「自分の存在そのものを認める」感覚であり、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚」のこと
もう少し簡単に言うと、
「自分には価値がある」
「自分のままでOK」
といった感覚のことを指します。
自分を肯定できると、新しいことにチャレンジする勇気や失敗を乗り越える力が湧いてきます。
大人でもそうですよね。
さてこの自己肯定感、子どもの場合は特に、周りの大人からの反応や言葉かけによってぐんと左右されます。
「自分は大事に思われている」
「認められている」
と感じられると、小さな成功でも素直に喜び、自信を積み重ねていけるんですね。
逆に、褒めてもらえなかったり、比べられてばかりだと、「どうせ自分なんて・・・」と萎縮してしまいがちです。
自己肯定感の高い人/低い人の特徴

自己肯定感が高ければどのような良いことがあるのでしょうか?その特徴を見ていきたいと思います。
自己肯定感が高い人の特徴:
前向きな思考と行動
他人の評価に左右されない
失敗を恐れない
他人を尊重する
メンタルが安定している
主体性がある
では逆に、自己肯定感が低い人の特徴はどうなっているでしょうか。
自己肯定感が低い人の特徴:
ネガティブな発言が多い
「できない」と諦めるのが早い
本気を出して努力をしない
自分の意見を表に出せない
他者と比較してしまう
困難な状況から逃げ出す
思い込みで現実をゆがめる
いかがでしょうか?
自己肯定感が高い方がなんとなく良いのはわかっていたけれども、改めて特徴を見てみると、その重要さをヒシヒシと感じているのではないでしょうか?
国の資料から見る日本の子どもの自己肯定感の低さ
ここで、統計データを見たみたいと思います。
こども家庭庁の「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」において、「私は自分自身に満足している」という項目で「そう思う」「どちらかというとそう思う」の回答が、日本の子どもは57.4%で他の4か国との比較で最低でした。
参考までに、他4か国と回答値はアメリカ73.2%、ドイツ73.9%、フランス75.6%、スウェーデン72.3%となっています。
つまりデータ上、日本の子どもは諸外国と比べて自己肯定感が低い傾向があるということになります。そして同時に、もっと自己肯定感を持ってもらう伸び代があると解釈することもできます。
「うちの子ももっとのびのび育ってほしい」
と思うなら、自己肯定感を育む関わり方を意識してみる価値は大いにあるはずです。
子どもへの関わり方で子どもの自己肯定感は変わる
「親が子どもにどう関わるかで、子どもの自己肯定感が変わってくる」ということは、文部科学省科学省が出しているこちらの資料を見ていただければおわかりいただけると思います。
以下に引用します。
自己肯定感と関係がみられた子供たちの意識について、他の項目との関係を分析したところ、主に以下の関係がみられた。
【家庭、保護者の関わり】
・「家の人にほめられる」と感じている子供たちの方が、「自分には自分らしさがある」と思っている。
・「親から愛されている(大切にされている)」と思う子供たちの方が、「長所がある」、「家庭生活への満足度」に関する意識が高い。
自分の関わり方次第で子どもの自己肯定感を高めることができる、子どもを良い方向へ導くことができるなら、自分にできることをやってみたいと思いませんか?
子どもの自己肯定感を下げてしまう要因
せっかく「うちの子の自己肯定感を高めたい!」と思っていても、日々の忙しさ等からついマイナスな声かけをしてしまうこと、ありませんか?
例えば、こんなシーンは要注意です。
他人との比較発言
「○○ちゃんはもう宿題終わったのに、あなたはまだなの?」
「お兄ちゃんはテストでもっと良い点取ってたよ」
こうした他人との比較は、子どもに「自分はダメだ」「他の子に劣っている」という気持ちを植え付けやすいんです。
失敗やミスばかりに注目する
テストで90点でも、「何で10点間違ってるの?」と責めるように言ってしまう
家事のお手伝いをしてくれたのに「そこは違うの!」とすぐ直す
もちろん親としては「もっと伸ばしてあげたい」「上達してほしい」という気持ちからなのですが、子どもにとっては「頑張ったのに認めてもらえない」と感じる可能性が大きいです。
イライラをぶつけてしまう
忙しいときに限って、子どもがなかなか動かない・・・つい「早くしなさい!」が口癖に
親のストレスが言葉や態度に出ると、子どもは「悪い子だから怒られているのかな」と受け止めてしまいがち
こうした言葉かけや態度が積み重なると、子どもは「どうせ自分は認められない」と自己肯定感を下げてしまいます。
子どもは大人以上に敏感です。
表面上は平気そうに見えても、「本当は褒めてほしい」「見守ってほしい」と思っていることが多いんですね。
もちろん、親の立場からすると「忙しいし、仕方ない!」「子どものためを思って言ってあげてる」と思う瞬間もたくさんありますよね。
だけど、もし「私が普段口にしていることが、もしかしたら子どもを傷つけているかも・・・」と感じたら、一度見直してみると良いかもしれません。
では、こうした「ネガティブな働きかけ」を「ポジティブな働きかけ」に変えるにはどうしたら良いでしょうか?そのヒントは、NLP(神経言語プログラミング)の視点を学ぶと得られることでしょう。
次はNLPとは何かについてお話していきますね。
NLP(神経言語プログラミング)とは
NLP(神経言語プログラミング)とは、人間の思考や行動のパターンを理解し、変革するための心理学的なアプローチです。Neuro-Linguistic Programmingの頭文字をとってNLPと略されます。
1970年代にアメリカでリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが開発したもので、優秀な心理療法家らの言葉遣いなどを研究・体系化し作られました。
元々は心理療法的なところで活用されていたNLPですが、その効果の高さから、今ではビジネスコミュニケーション、教育、学習、人間関係など様々な分野で使われるようになっています。
ここでの「神経」とは五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を指します。「プログラミング」は五感で受け取った情報をどう言語解釈し、思考や行動につながるかのパターンです。人間の脳にはそのパターンのプログラムが入っているのです。
脳内に入っているプログラムが望ましいものであれば良いのですが、中には望ましくないものも含まれています。例えば、人前に立ってしゃべる時に緊張してしまってうまくしゃべれない、などです。
NLPは、そのような自分にとって望ましくないプログラムを、五感や言語を使って望ましいプログラムに書き換える方法論なのです。
親がNLPを学ぶメリット

子どもを持つ親がNLPの技法を学ぶことで得られるメリット、それは子どもに対するコミュニケーションが格段に改善されるということです。
たとえば、
子どもが「話しやすい」「相談しやすい」と感じる環境が整い、家族全体のコミュニケーションが円滑になる。
子どもが「自分は親に理解してもらえている」と感じられ、元気に生活できるようになる。
こういったことが期待できるようになります。
これらの効果を実感することで、親子関係における信頼と安心感が大きく向上します。つまり、NLPの技法は、子どもの可能性を引き出し、家族全体がより豊かなコミュニケーションを育むための有力なツールと言えるでしょう。
NLPを活用して子どもの自己肯定感をアップ
ここからは、NLPの技法を具体的にどのように日常の親子コミュニケーションに取り入れ、子どもの自己肯定感アップにつなげていくかについてお伝えしていきます。
ラポール(信頼関係)を築く:子どもの心を開く最初のステップ
ラポールとは、相手と心の距離を縮め、信頼関係を築くことです。
ラポールが築けていないと、人は話を聞いてくれなかったりします。表面上は聞いていても、変化を起こすほどのところへはなかなか到達しないのです。
ラポールを築くにあたって、まず頭にいれておいていただきたいことは、次のこと思いながら接することです。
あなたを見守っていますよ
あなたには価値があって、かけがえのない存在ですよ
どんな技法を使っても、本当に相手のことを思ってやらなければうまくは行きません。「相手が出来ていないので、自分の力で変えてやろう」とするのではなく、「相手の中には既に力がある。けれどもまだうまく使えていないところがあるので、それを引き出すお手伝いをしよう」というスタンスでいるとちょうど良いかと思います。
ラポールを築く技法1:ペーシング
ペーシングとは、相手の言動や感情のリズムに合わせて、自分の態度や言葉を調整する技法です。
親子のコミュニケーションにおいて、ペーシングを行うことで、子どもの心の状態やテンポに寄り添い、自然な対話が促される効果があります。たとえば、子どもが興奮して嬉しそうに早口で話しているとき、親もそのリズムに合わせて話すことで、「あなたの気持ちに共感している」というメッセージを無意識に伝えることができます。親も笑顔で同じリズムを取り、適切なタイミングで頷くなどのフィードバックを返すと、子どもは自分の感情が受け入れられていると感じ、安心感が生まれます。
ペーシングは、相手の話すスピード、声のトーン、ボディランゲージに合わせるだけでなく、感情の波にも共感を示すことがポイントです。例えば、子どもが何かに対して落ち込んでいるとき、親が自分の声を少し落ち着かせ、柔らかいトーンで「大丈夫だよ」と伝えると、子どもの感情と調和し、心が落ち着く効果が期待できます。
また、ペーシングは、一方的に主張するのではなく、子どもと対等な立場で共感しながら話す技法としても有用です。親が無理に自分の考えを押し付けるのではなく、子どものペースに合わせ、まずは子どもの気持ちを受け入れることが大切です。こうすることで、子どもは「自分のペースで話しても大丈夫」という安心感を得られ、自己表現の自由度が高まります。ペーシングを習得するには、日々の対話の中で子どものリズムやサインを観察し、自分の反応を意識的に調整する練習が必要です。結果として、家庭内のコミュニケーションがよりスムーズになり、子どもの自己肯定感や安心感が大いに向上することでしょう。

ラポールを築く技法2:バックトラッキング
バックトラッキングとは、相手の発言や行動に対して、その内容を自分の言葉で繰り返し確認しながらフィードバックするコミュニケーション技法です。親子の対話においては、子どもが話した内容や感情を正確に受け止め、再確認することで、子どもに「自分の言葉が大切にされている」という安心感や信頼感を与える効果があります。
たとえば、子どもが「今日は学校でうまく話せなかった」と言った場合、親は「そうか、今日はちょっと話すのが難しかったんだね」と返すことで、子どもの感情や状況を正しく受け入れていることを示します。このプロセスにより、子どもは自分の内面が理解され、受容されていると実感し、自己肯定感が向上するのです。
また、バックトラッキングは、子どもが自分自身の感情や考えを整理する助けにもなります。例えば、学校での出来事や友達とのやり取りについて、子どもが曖昧な表現をしている場合、親が「つまり、〇〇という状況で少し不安だったのかな?」と繰り返すことで、子ども自身も自分の感情を整理しやすくなります。
さらに、この技法は、子どもだけでなく、親自身のコミュニケーションスキルの向上にも寄与し、家庭全体の雰囲気をより良いものに変える効果があります。バックトラッキングを実践するには、まずは子どもの言葉に耳を傾け、相手の気持ちや意図を正確に捉えることが重要です。そして、返答の際に自分の解釈を述べながら、子どもに「それで合っているかな?」と確認することで、より正確な理解と信頼関係の構築が可能となります。こうした対話の積み重ねが、子どもの自己肯定感の向上と、安心して自分の感情を表現できる環境づくりにつながります。
バックトラッキングの実践方法
バックトラッキングを効果的に実践するためには、単に相手の言葉をそのまま返すのではなく、以下のポイントに沿って応用することが大切です。
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