見出し画像

"子どもが動く声かけ"は存在する|夏休みに『勉強しなさい』を卒業するママの心得

また今日も言ってしまった…

夏休みが始まって1週間。
リビングでゲームをしている子どもを見ながら、
私は今日も口にしてしまいました。

「夏休みの宿題は?まだやってないの?」

子どもは面倒くさそうに振り返り、
「今やろうと思ってたのに」と言い返す。

そんな子どもの表情を見て、
私の心はさらに重くなります。

これ、あなたの家でも起こっていませんか?

子どもがやらない。
親が催促する。
子どもが嫌そうな顔をする。
親がイライラして語気を強める。
結果、お互いに嫌な気分になって、
宿題は結局進まない。

でも、これって実は誰も悪くないんです。

子どもは怠け者じゃない。
ママも教育に無関心じゃない。
ただ、私たちが知らないうちに、子どもの心に響かない声かけをしてしまっているだけなんです。

✅声かけ一つで子供のやる気は変わる!
それには親が教育の本質の全体像を押さえておく必要がある。

一緒に本質の全体像を押さえて、声かけから子供のやる気を引き出しましょう!


夏休みの宿題問題!なぜ「勉強しなさい」は響かないのか?

「勉強しなさい」という言葉が響かない理由を、
考えたことはありますか?

実は、この言葉には子どもの心を閉ざしてしまう要素が詰まっています。

まず、「勉強しなさい」は完全な命令文です。

子どもにとっては「やらされている感」しかありません。

人間の脳は、自分で選択したことには積極的に取り組みますが、強制されたことには本能的に抵抗します。

これはもちろん大人も同じ。

言われてやるより、言われる前にやっているという事実のほうがいい気はしますよね?

さらに、「勉強しなさい」という言葉の裏には、親の不安や焦りが透けて見えます。

子どもは敏感です。
「ママが心配してる」「イライラしてる」という感情を察知すると、ますます身構えてしまうのです。

子どもは”命令”で動かない。
自分で選んだ感覚”でしか動かないんです。

ここで大切なのは、
子どもが動くのは「やる気」ではなく
主導権」があるかどうかだということです。

やる気が出ない」のではなく、
自分で選んだ感覚がない」から動けないのです。

要は、【選んでないこと=やりたくないこと】
だって選んでないんですから。
選ぶときっていつも「好きな方」を選びますよね。
だから、選んでないものは好きではない、と認識してしまうんです。


夏休みの宿題から早速実践!主導権を渡す声かけの力

では具体的に
どんな声かけをすればいいのでしょうか?

私が実際に試して効果があった方法を
お伝えします。

✅命令を質問に変える

「宿題やりなさい」
→「今日の宿題、どこからやる?」

「早くしなさい」
→「どのくらい時間かかりそう?」

「ちゃんとやりなさい」
→「どんなふうに進めたい?」


この声かけの違いは、子どもに「選択権」を与えているかどうかです。

たとえば、娘が算数の宿題を前にぼーっとしている時、以前の私なら「早く始めなさい」と言っていました。
でも今は「計算問題と文章問題、どっちが先にやりたい?」と聞きます。

すると娘は「う〜ん、計算問題からやる」と自分で決めて、自然と鉛筆を持ちます。

同じ宿題でも、
やらされている」と「自分で選んだ」では、
子どもの取り組み方が全く違うのです。

✅自分で決めさせる

ここで大切なのは、親の理想通りに進まなくても、子どもの「自分で考える体験」を尊重することです。

たとえば、
子どもが「夕方にやる」と決めたなら、
たとえ午前中にやる方が効率的だと思っても、
まずは子どもの決定を尊重します。

うまくいかなかったら、「どうだった?」と
振り返りの時間を作ればいいのです。

私の娘は、自分で「18時から勉強をする」と決めました。

正直、私は「疲れて集中できないのでは?」と心配でした。

でも、本人が決めたことなので見守りました。

すると、やはり自分で言ったことなので、
やるんですよね。

これが、子どもに主導権を渡すことの力です。


夏休みの宿題を自らやり出す!子どもが本当に動く声かけの本質

ここからは、さらに深く、子どもの心の動きと声かけの本質について探っていきます。


「質問」が子どもを動かす

命令が効かない理由は、
人間の自律欲求にあります。

心理学では、人は「自分で決めたい」「コントロールされたくない」という欲求を持っていることが明らかになっています。

子どもに「宿題をやりなさい」と言うことは、
この自律欲求を完全に無視した行為です。
だから子どもは反発するのです。

一方、「どこからやりたい?」という質問は、
子どもの自律欲求を満たします。

たとえ宿題をやることは変わらなくても、
「自分で決めた」という感覚があるかないかで、
子どもの心の動きは全く違うのです。


子どもの「内発的動機」を育てる声かけ

心理学者のエドワード・デシは、人間の動機を「外発的動機」と「内発的動機」に分けて考えました。

外発的動機
報酬や罰によって行動する動機。

「宿題をやったらゲームをさせてあげる」
「やらなかったら叱る」といったアプローチです。

内発的動機
自分の興味や好奇心、達成感によって行動する動機。
「面白そうだからやってみたい」
「自分のためになりそうだから頑張りたい」
といった気持ちです。

研究によると、外発的動機で行動している子どもは、報酬や罰がなくなると行動しなくなります。

一方、内発的動機で行動している子どもは、
継続的に学習に取り組むことができます。

私たちが目指すべきは、
子どもの内発的動機を育てることです。

そのためには、子どもの興味関心に寄り添い、
「なぜやるのか」を子ども自身が理解できるような声かけが必要です。

「宿題をやりなさい」ではなく、
「宿題をやることで、どんな力がつくと思う?」

「早くしなさい」ではなく、
「時間を決めてやると、どんな良いことがある?」


このように、子ども自身が「やる理由」を見つけられるような質問を投げかけることが大切です。

夏休みの宿題から実践しよう!心に余裕のある親子関係を

「言わなきゃやらない」は幻想です。

実は、親が言わなければ見えてくるものがあります。

・子どもが本当はどう考えているか
・どんなペースで進めたいか
・何を大切にしたいか


夏休みは、宿題を通じて親子の信頼関係を見直せる絶好のチャンス。

明日から、「やりなさい」を1回やめて、
「どうしたい?」に変えてみてください!

最初はうまくいかないかもしれません。
でも、子どもを信じて待つことで、きっと新しい発見があるはずです。

そして何より、親子の会話が変わります。
命令と反発の関係から、相談と協力の関係へ。

「やらせなきゃ」という思いに苦しんでいるママたち。

その思いの背景には、
「良い親でいなきゃ」「ちゃんと教育しなきゃ」
というプレッシャーがあるのかもしれません。

自分が経験してきたことだからこそ、
「勉強」の大切さを痛感しているのが大人。

子どもには、苦労してほしくない。

そんな思いから、ついつい言ってしまうんですよね。

でも、本当に育てたいのは「自分で動ける子」であって、「完璧に従う子」ではないはず。

「勉強しなさい」を手放せたとき、
親子関係に初めて“信頼”が生まれます。

自分で決めたことだから、子どもは動ける。

宿題という日常の中で、親も子も成長できる関わり方を。

心に余裕のある親子関係は、今日から始められます。


いかがでしたか?

もし、あなたの家庭で行っている声かけがあればぜひ共有してもらえると嬉しいです!

いいなと思ったら応援しよう!

Ciel|子どもの可能性を引き出す幼児教育オタク もし私の文章いいな、考え方などに共感いただけたら、応援いただけると嬉しいです!