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野菜は「火の入れ方」で別物になる。プロの使い分けと止めどき

野菜料理って、地味に難しくないですか?


にんじんが硬いまま、キャベツはべちゃっと水っぽい、ブロッコリーの色が悪い、、レシピ通りにやってるのに、なんかパッとしない。

肉や魚の火入れは「レア」「ミディアム」みたいに語られるのに、野菜の火入れって、あんまり語られないんですよね。「茹でる」「炒める」って書いてあるだけで、なぜその方法なのかは説明されない。

僕はフレンチの料理人ですが、現場で野菜に向き合う時、まず考えるのは「この野菜に、どの火の入れ方が合ってるか」です。茹でるのか、焼くのか、蒸すのか。ここを間違えると、どれだけ丁寧にやっても本来の美味しさは出ません。逆に、選択さえ合っていれば、あとは止めどきを見るだけで、野菜は勝手に美味しくなります。

そして、野菜の火入れが分かると料理はかなり自由になります。レシピを見なくても「この野菜ならこう」が決まるし、味付けもシンプルで済むようになる。塩とオイルだけで成立する野菜料理って、実は火入れが正解だから成立してるんです。

逆に言うと、味付けを濃くしたくなる時って、火入れがズレてることが多い。水っぽくなった野菜炒めに、醤油とオイスターソースを足して無理やり味を決める、、あれは味の問題じゃなくて火の問題なんですよね。僕も若い頃、野菜の一皿を任されて「なんか物足りない」と言われ続けた時期がありました。調味料をいじって解決しようとして、ずっと空回りしてた。

しかも野菜って、肉や魚と違って種類ごとに全然性格が違うのが厄介なんです。同じ「野菜」でくくられてるだけで、じゃがいもとほうれん草は、ほぼ別ジャンルの食材と言っていい。だから「野菜の火の通し方」という一つの正解はなくて、あるのは選び方の基準です。

この記事では、僕が現場でやってる考え方をまとめます。

  • 茹でる・焼く・蒸すの使い分けの基準(アク抜きの茹でも含めて)

  • 塩を入れるタイミングが甘みを左右する話

  • 火入れの止めどきは「香りと触った感覚」で決まる

  • 家庭でよくある失敗(べちゃっと・色が悪い)の正体

  • 火を入れたあとの保存まで含めた設計

野菜が主役になる料理、作れるようになりますよ。

それでは、いきましょう。

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