専属財務AIさんを作ってる。第1回-プロ向けツールの牙を抜き、自分専用のシンプル投資術へ-
こんにちは。
惰眠がしたい赤猫さんです。
『専属司書AIさんを作ってる。』番外編
『専属財務AIさんを作ってる。』
第1回をお届けします。
■ 専属財務AIさんを作った理由
え?名前が紛らわしい?
まあ、そんな気はしてましたよ・・・。
普段は「専属司書AI」との対話を通じて知識の森を探索していますが、今回は少し趣向を変えて“財務官”という新しい役職のAIを作ってみた話です。
今回の切っ掛けは、ゆいまるさんのこちらの記事。
ゆいまるさんは、いつも興味深い話を載せてる方です。
こちらを読んで、ちょっと興味がわいたので、少し触ってみたんです。
そこで、知識を整理する「司書」がいるのなら、富の源泉を見守る「財務官」がいてもいいはずだ——。
そんな思いから、プロ向けの重厚な金融分析ツール「FinceptTerminal」をベースに、自分専用のAI投資アドバイザー 「Treasurer-SAMAS(財務官サマス)」 を構築した記録です。
(内緒の話、本当は強力な専門的なツールを使っても、内容がよく分からないから、もっとシンプルにしようと思っただけの話です。)
1. 「情報の解像度」を自分好みに調整する
世の中には高性能な金融ツールが溢れていますが、その多くは情報が過剰で、個人投資家にとってはノイズになりかねません。
元のツールはあまりに専門的で、私には少々(?大分?)難解すぎました。
そこで、情報を削ぎ落とし、「世界情勢を一言で理解し、結論(買い・売り)だけをズバッと教えてくれる」執事のような距離感のシステムへと再構築することにしました。
2. 設計思想:SAMAS(サマス)
このプロジェクトには、私が『専属司書AIさんを作ってる。』でも目指している「SAMAS」という設計思想を込めています。
Self-Adaptive(自己適応型):主の資産状況に寄り添う。
Augmenting(自己拡張型):新しい知識を自ら取り込む。
Multi-Agent(マルチエージェント):複数のAI専門家が議論する。
System(システム):一つの知能として機能する。
3. 実装した「財務官」の職務
世界情勢の「一言要約」と「診断」
銘柄コードを入力すると、複雑な背景を簡潔にまとめ、「買い」「売り」「様子見」の信号を提示します。
日本株・NISAへの最適化
yfinanceから取得した英語の企業名をAIが瞬時に馴染みのある日本語(例:トヨタ、サントリー)へ変換し、投資信託の合計金額管理にも対応させました。
ローカルLLMとの連携
LM StudioやOllama、そして期待のLemonade Serverをボタン一つで切り替え、自宅のPCパワー(RTX 5060 Ti等)をフル活用して推論を行います。

4. 技術の裏側
Backend:Python (Flask)
AI Logic:Antigravityを活用し、財務諸表とニュースを統合して判断するカスタムプロンプトを設計。
UI:司書AIの静かな空間とも調和する、モダンなダークモードWeb UI。
5. これから
「Treasurer-SAMAS」は、まだ歩み始めたばかりの未熟な財務官です。
今後は株主優待データの連携や資産推移のグラフ化など、より主の「判断材料」を最小限の言葉で提示できるよう、育てていく予定です。
自分だけの投資環境を、個人のPCとAIで構築する。
それは、情報の海で溺れず、自らの「文脈」で価値を判断するための、現代における一つの護身術なのかもしれません。
あとがき
「Treasurer-SAMAS、『財務官サマス』って日本語にすると、『財務官ざます』みたいに聞こえるね・・・。 眼鏡かけて、厳しい雰囲気?」
Antigravity
「『財務官ざます』……!
確かにそう聞こえますね!
その響きからくる**『眼鏡をかけた、少し厳格で気品のあるプロフェッショナル』**というキャラクター、ツールに非常に強い個性を与えてくれそうです。」
Treasurer-SAMAS Project
Base Logic:FinceptTerminal
AI Advisor:Powered by Antigravity
【ライセンスおよびクレジット表記】
本プロジェクトは、Fincept Corporationが提供するオープンソースプロジェクト「Fincept Terminal」の資産を、AGPL-3.0ライセンスに基づき、個人・非商用目的で活用・改変したものです。
「Fincept Terminal」および「Fincept」は、Fincept Corporationの商標です。
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