見出し画像

訪問リハ・訪問看護で年収アップ&失敗しない職場選びのポイント【PT/OT/ST向け】

こんにちは、病院から訪問に移って10年になる理学療法士のケンタです。

病院から訪問リハへの転職を考える人は多いと思いますが、どう選んでいいか分かりづらくないですか?

私が転職してから思うのは、「もっと早く知っておけば良かった!」ということが多かった、ということです。

これまで後輩や他職種の友人から
「訪問に興味あるんだけど、不安もある」
「病院との違いがイメージしづらい」
「良いステーションと悪いステーションの見分け方ってありますか?」

と相談されることが本当に多くなりました。

正直に言うと、訪問リハは“最高にやりがいがある働き方”です。
一方で、職場選びを間違えると、病院以上にしんどい働き方になってしまうこともあります。

そしてこの“差”は、転職サイトなどからの情報だけではほとんど見えません。
面接のときに何を聞くか、どこを見るかで働きやすさが大きく変わります。

この記事では、
・病院から訪問に転職する人が必ず知っておきたいポイント
・良いステーションの見分け方と、危ない職場のサイン
・年収やキャリアのこと

を、できるだけ具体的にまとめました。

転職を考えている方が後悔しない選択ができるように、できるだけ正直に書いていきます。

(気合い入れ過ぎて少し長くなりました。笑)

1.病院と訪問リハの “決定的な違い”

まず病院と訪問では、同じリハビリでも「求められる視点」と「働き方」がまったく違います。
どちらが良い・悪いではなく、前提となる考え方が根本から異なるため、ここを理解しているかどうかで転職後のギャップが大きく変わります。

■① 責任の重さと自由度

病院ではチーム内で判断する場面が多く、何かあればすぐ相談できる環境があります。
一方、訪問では“自分がその場で判断する”場面が増えます。
ただこれはネガティブな面だけではなく、その分だけ裁量が大きく、介入の自由度が高いということでもあります。

■② 生活に直結した介入が必要

病院は「疾患」や「機能」に対するアプローチが中心ですが、
訪問は“生活場面でどう使えるか”が主軸になります。
段差・動線・家族の協力・生活リズム、すべてが評価対象です。
生活の変化がそのまま成果になるのが大きな違いです。


◽️③スケジュールを自分で調整

訪問は移動時間も考慮して、だいたい1日5〜6件で動きます。
ある程度、自分の裁量でスケジュールを整理できます。
移動の段取りや記録のタイミングは自分でコントロールできるため、
病院に比べると“時間に追われる感”が少なくなる人は多いです。

■④ 家族や他職種とのコミュニケーションが重要

訪問では家族やケアマネージャーなどの他職種との関わりが濃くなります。
良い関係ができれば介入がスムーズになりますしに、逆に家族や他職種と認識のズレがあるとリハビリにも影響します。
「本人 × 家族 × 支援者」の三角形で支えるイメージが強い働き方です。


■⑤ 評価基準が“生活の変化”

病院では筋力・ROM・歩行速度などの客観的な数値も重要ですが、
訪問では 「昨日より生活がしやすくなったか」 が最も大きな評価指標です。
数字よりも“実際にできているか”が重視されます。

◽️⑥来てくれるだけで嬉しい人

実は1番これが大事なんじゃないかと思います。
病院では「担当の理学療法士」だけど、訪問では「来てくれるだけでホッとする存在」になれるかどうかで、利用者さんとの関係性が大きく変わります。
「あなたが来てくれて良かった」――
その一言の重みが、訪問リハの世界では本当に特別なんだと感じています。


こうした違いは、向き不向きがはっきり出る部分です。
自分のペースで動きたい、利用者と深く関わりたい人には訪問の仕事が合うと思います。


2.よくある不安と実際どうだったか

訪問リハビリって、始める前は不安だらけですよね。私も最初はそうでした。
でも実際にやってみると、想像していたような不安はそれほどなかったです。

・一人で訪問するのが怖い
最初は「え、一人で行くの?大丈夫かな…」ってドキドキでした。でも最初のうちは先輩と一緒に回ることが多く、同行中にいろいろ教えてもらえるので安心でした。
慣れてくると、一人で訪問する自由さや利用者さんとじっくり向き合える時間が楽しくなって、「一人の方がやりやすいな」と感じることもありました。

・転倒や急変が心配、医療処置は?
「もし転倒したり、体調が急変したらどうしよう…」って正直怖かったです。
でも、ステーションには看護師さんがいるので、迷ったときはすぐ相談できます。
私も何度か電話したことがありましたが、ちゃんと丁寧に教えてもらえるので安心でした。
また、事前研修や同行訪問で対応方法を学び、冷静に安全確保や応急対応ができるようになります。

・自動車や自転車の運転が不安
地域によりますが、自転車や自動車での訪問が主となります。私は東京都内のため自転車での訪問ですが、実際はに行くのはだいたい近所ばかり。(ステーションから1〜2km圏内)
回数を重ねるうちに自然と慣れましたし「思ったより怖くないな」と感じることがほとんどです。運動不足解消にもぴったりです。

・動物がいるお宅もある?
実際ペットがいるお宅も多いです。犬や猫が苦手な場合は事前に伝えておけば、ケージや柵をしてもらえるので安全です。
もしアレルギーがある場合は、管理者に相談すれば別のスタッフに訪問を変えてもらえることもありますし、心配ありません。


3.訪問の魅力:10年続けて感じる“やりがい”

• 生活の変化が見える
• 病院よりも裁量が大きい
• スキルの幅が広がる
• 自分の専門性を出しやすい
などなど病院で“物足りなさ”を感じていた私には、訪問は天職でした。
面白さは以前の記事にまとめてありますので、そちらをご参照ください。


4.絶対に見極めたい「良い訪問看護ステーション」7つの条件

訪問リハ・訪問看護の世界は、同じ「訪問ステーション」でも中身が全く違います。
働きやすさ、成長できる環境、利用者さんへのサービス品質――すべては職場選びで決まると言っても過言ではありません。
ここでは、私自身が働いてきて「ここは絶対に外せない」と感じている7つの条件をまとめました。

ここから先は

5,636字

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?