【読了】マツケンサンバもクインテットも!音楽を愛し続ける“アキラさん”の人生
日本にいたころ、夕方のEテレで放送されていた『ゆうがたクインテット』をよく見ていました。
そのピアノを弾いていた“アキラさん”といえば、「あの人!」と思い出す方も多いかもしれません。
実は私も、それ以上のことはよく知らなかったのですが、
たまたま手に取った本『「アキラさん」は音楽を楽しむ天才』を読んでみたら、
これがとても良かったのです。
🎶音楽一家に生まれて
アキラさんこと宮川彬良さんのお父さまは、作曲家の宮川泰さん。
名前は知らなくても、「宇宙戦艦ヤマト」「ザ・ベストテン」「11PM」など、
昭和の名番組の音楽を手がけた、まさにレジェンドです。
そんなお父さまのもとに生まれたアキラさんは、幼いころから音楽に囲まれて育ちました。
「なるべくしてなった」という感じで、ちょっと羨ましくなってしまいます。
🎹天才肌?いいえ、努力の人でした
とはいえ、才能だけで音楽を仕事にしているわけではありませんでした。
『マツケンサンバ』やディズニーのショー音楽、ミュージカルの舞台作品など、
ジャンルを超えて多彩な音楽を生み出す彼の仕事には、
やはり並々ならぬ努力と情熱が詰まっていました。
読んでいて、何度も「この人は本当に音楽が好きなんだなあ」と感じました。
自由に、楽しみながら、でも真剣に。
音楽との向き合い方に、心から共感できました。
🎵られざる経験と、音楽へのまなざし
けれど、そんなアキラさんも、人生が順風満帆だったわけではありません。
最初のお子さんを突然亡くされたという事実に触れたときは、胸が詰まる思いがしました。
そんな経験を経てなお、「音楽を楽しむ」という姿勢を失わず、
“音楽で生きていることを伝える”ような活動を続けているアキラさんの姿に、
励まされるような気持ちになりました。
🎹「音楽を楽しむ天才」が私たちにくれるもの
アキラさんは、「音楽を“作る”人」であると同時に、「音楽を楽しむ達人」でもあります。
聴くこと、演奏すること、作ること、すべてをとびきりの楽しさで包んでしまう、そんな才能にあふれた方です。
読み終わった今、なんだか音楽がもっと身近に感じられるようになりました。
「上手に」ではなく「楽しんで」音楽と付き合うという姿勢に、あらためて大切なことを思い出させてもらった気がします。
ブル・ベガの演奏も、さっそく聴いてみました。温かくて、楽しくて、そしてちょっと泣きそうになるような音楽です。
もし気になった方がいたら、ぜひ手に取ってみてください。きっと何か、心が動く瞬間があると思います。
この本は、音楽に関わるすべての人、プロであれ、趣味であれ、これから始めようという人にとっても、きっと心に残る一冊になると思います。
Happy Reading!
