海の記憶に立ち寄る。キーラーゴでひと休み
物語をたどる旅。アメリカ南東部編 ―本と文化と、小さな発見の記録
ドライブの終盤に
The Turtle Hospitalを後にし、そのままU.S. Route 1を北へ走ります。
島から島へと続いてきたこの道も、少しずつ終わりに近づいてきました。
次に立ち寄ったのは、Key Largo。
フロリダキーズの最北端に位置する、いちばん大きな島です。
懐かしい場所へ
ここでは休憩を兼ねて、John Pennekamp Coral Reef State Parkに立ち寄りました。
実はこの場所、以前に子どもたちと訪れたことがあります。
そのときの目的はシュノーケリングでした。
ボートで沖へ出て、海に入った瞬間の景色は、今でもはっきり覚えています。
透き通るような水の中に広がる珊瑚礁と、色とりどりの魚たち。
まるで自然の水族館の中にいるようで、思わず息をのんだほどでした。
子どもたちは、「ニモとドーリーがいっぱいいる!」と大喜びだったなぁ。
今回は時間の都合もあり、海には出ず、公園内をゆっくり歩くだけにしました。
マングローブの中を歩く
園内にはマングローブの森を通る遊歩道があり、そこをのんびりと歩きます。

ここはマナティーの生息地でもあり、運が良ければ姿を見ることができるそうです。
この日は残念ながら出会えませんでしたが、水面を眺めながら歩くだけでも十分に気持ちの良い時間でした。

カヌーやカヤックで水路を進んでいく人たちの姿もあり、それぞれが思い思いの時間を過ごしている様子が印象的でした。

ビーチであんまりぼーっとできないかも?
小さな発見
前回は立ち寄らなかったビジターセンターにも入ってみました。
中は小さな水族館のような展示になっていて、この周辺に生息する生き物や環境についてわかりやすく紹介されています。
規模は大きくありませんが、丁寧に作られていて、思っていた以上に見応えがありました。
YouTubeチャンネルもあります。海の中の美しい生物が見られます。
自然と距離の取り方
園内では、大きなボートを車で運び込んでいる様子も見かけました。
最初は少し驚きましたが、フロリダでは珍しい光景ではないのかもしれません。
一方で、公園全体はとてもよく整備されていて、自然への配慮も感じられます。
レストランや大きな売店はなく、小さなキオスクがある程度で、いわゆる観光地らしい“賑やかさ”はありません。
その分、海と空を眺めながら、静かに時間を過ごすことができる場所でした。
旅の余白
ドライブの途中でこうして少し立ち止まると、それまでの景色や出来事が、ゆっくりと自分の中に落ちてくるような気がします。
急ぐ旅もいいけれど、こういう時間があると、全体の印象が少し変わります。
次の場所へ
フロリダキーズを北上するドライブも、いよいよ終盤です。
友人の住むFort Lauderdaleまでは、あと数時間。
島から本土へと移り変わる景色を眺めながら、再び車を走らせます。
