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2025 年末年始 ~MPCを使ったアメリカ入国までの流れをまとめてみた in ロサンゼルス空港~

※本記事は「2025年の年末年始に行った世界一周旅行中の体験」および2025年9月12日に公開した「2025 お盆休み ~MPCを使ったアメリカ入国までの流れをまとめてみた in ニューヨーク JFK空港~」の記事をもとに執筆しています



はじめに


アメリカ🇺🇸は世界一周旅行中に高確率で訪れることになる国です。そんなアメリカへの入国は大変厳しいことで知られており、ESTAの取得や滞在先情報の入力など、事前に準備しなければならないことが多いです。 

さらに入国審査では、パスするまでに1~2時間待つこともあり、入国審査官からはガチの英語で矢継ぎ早に質問され、きちんと答えられないと別室送りに…😭なんてこともあるらしいです。

私も2025年の年末年始の世界一周旅行時には乗り継ぎ目的でアメリカのロサンゼルスを訪問し、アメリカの入国審査を受けました。もうこれで7回目の入国であり、さすがに慣れてはきましたが、英語があまりできない人にとってのアメリカの入国審査は相変わらず緊張します。

そんな私にとって心強かったのが「MPC」の存在でした。MPCのおかげでアメリカの入国審査をスムーズに終わらせることができました。

MPCとは「モバイル・ハスポート・コントロール」のことを指し、入国審査の待ち時間を減らすために提供されるサービスです。詳しくはJALのウェブサイト等をご覧ください。

あの厳しいアメリカの入国審査をスムーズに終わらせることができるのであれば時間が限られている弾丸世界一周旅行者、さらには英語が苦手な旅行者にとって使わない手はないですよね。

そこで今回は「ロサンゼルス空港でMPCを使ったときのアメリカ入国までの流れ」についてまとめました。

本記事は「MPCの利用方法の解説」というよりは、「MPCを実際に使ってみたときの感想、感じたメリット、注意点」を簡潔に記す、という形で執筆します。

なお、私は2025年の夏にニューヨークのJFK空港でもMPCを使った入国審査を体験し、そのときの様子を note 記事で公開しておりますので、JFK空港での様子を知りたい方は以下の記事もご覧ください。



MPCを利用できる条件


MPCを使用できる条件は「ESTAを利用しての入国が2回目以降である人」です。ポイントは「過去に取得したESTAでの入国も含めて」アメリカへの入国が2回目以降かどうかということです。

私は2025年にESTAを取得したので、このESTAで入国するのは1回目です。しかし、2018年に取得したESTAで2回、2023年に取得したESTAで3回アメリカへ入国したことがあります。ですので過去に取得したESTAを含めるとトータルで7回目の入国となり、MPCを使える人の条件にあてはまることになります。

「ESTAを利用しての入国回数」が判断ポイントですので、私のように前回のアメリカ入国時からパスポートを更新していても問題ありませんでした。

※YouTubeやインターネット上で「ESTAを利用しての入国回数が2回目以降であっても、パスポートを更新してからはじめて入国する場合はMPCが使用できない」という情報も見受けられますが、同じ状況にある私でも使えたので問題なく使えるはずです。


ESTAを利用してのアメリカ入国が1回目の方は残念ながらMPCは使用できませんので、通常のESTA・ビザ利用者のレーンに並んでください🙇



アメリカ到着前の手続き


まずはアメリカ到着前に

・MPCアプリのダウンロード
・パスポートのスキャン

を行います。

続いて指示に従ってアプリを操作します

「新たな提出」を選択


入国審査を受ける空港を選択します
今回はLAXロサンゼルス空港を選択


同行者がいる場合は追加


続いて税関申告です。
通常は全て「いいえ」で大丈夫ですが…


お菓子であっても食べ物を持ち込む場合は「はい」


最後に確認し「CBPフォームを保存」を選択




MPCを使用したときの状況


入国年月日
2025年12月31日(水)

保有する書類
・2025年3月に取得したパスポート(2冊目)
・2025年7月に申請したESTA
→このESTAを使用しての入国は2回目
→ESTAの申請・認証は3回目です

出発地
・サンパウロ、グアルーリョス空港

使用航空会社
・LATAM航空

チェックイン時に聞かれたこと
・VISAかESTA持ってる?
→「ESTA持ってます」と答えるだけでOKでした
 何もチェックされませんでした

到着地
・ロサンゼルス空港、国際ターミナル


降機してから入国審査場へ向かいます。
電波が使える状態になったらMPCのアプリを開いて顔写真を撮影し、手続きを済ませます。

案内に従って入国審査場へ進む



ここで注意点なのは、顔写真の撮影は

この窓があるフロアでやっておくべき

ということです。

先ほどの写真にあるフロアを前へ進むと、
階段を下った先に入国審査場があります。

入国審査場のエリアは地下にあるため、電波が悪く、顔写真を撮影・登録しようとすると、エラーが出る可能性があります。一度階段を下ってしまうと、戻ることはできないようでしたし、もし顔写真の撮影・登録が出来ずMPCが使えない場合は通常のESTA・ビザ取得者と同じレーンに並ぶ羽目になりますので気をつけてください。

ロサンゼルス空港に限らず、窓に面した電波のいいフロアにいるうちに顔写真の撮影・登録をすませておくべきですね。

顔写真の撮影・登録に成功し、MPC領収証が発行されれば、あとはMPC利用者専用のレーンに並びます。ロサンゼルス空港ではアプリを通じて「MPC利用者レーンに行ってください」という指示を受けます。

なお、ロサンゼルス空港のMPC利用者レーンはパッと見どこにあるのか分かりませんでした。その理由は、入口がベルトパーテーションで塞がれていたからです。入口の横にスタッフが立っているので、そのスタッフにMPCアプリの画面を見せることで、MPC専用レーンへ通してもらえるという仕組みでした。

このとき、一般レーン(VISA利用者やESTAでの入国が1回目の人向け)は早朝にもかかわらず大混雑でした。おそらく1時間以上は並ばなければならなかったように感じます。一方のMPC利用者用レーンにはたった1組のグループが並んでいるだけで、すぐに入国審査を受けることができました。

写真撮影禁止なので、そのときの各レーンの様子をお見せすることはできませんが、この様子を見るかぎり「MPCは絶対使った方がいい」と確信しました。

並び始めてからすぐに私の番がやってきました。入国審査官に向かって「Hi」とあいさつし、パスポートを差し出すと入国審査開始です。以下、入国審査官とのやりとりを再現します。

※審査官からの質問は可能な限り英語で再現していますが、覚えていない・自信がない部分は日本語で表しています。

審査官
顔写真をとるので、このカメラの方を向いてください

審査官
MPCを使っていますか?


はい

審査官
MPCの領収書の画面を見せてもらえますか?


はい
(審査官に手伝ってもらいながら何とか表示する)

★ここから先が質問です

審査官
Why are you here ?
滞在の目的は何ですか?


Transfer
乗り継ぎです

審査官
Where are you going?
どこへ向かっていますか?


Japan,Tokyo
日本、東京です

審査官
Where are you coming from?
どこから来ましたか?


From Sao Paulo, Brazil
サンパウロ、ブラジルからです

審査官
ブラジルへ行った目的は?


For vacation
観光です

審査官
他にはどこにも行っていない?


行っていません
※一瞬アルゼンチンにも行っていましたが
 見落としていました

審査官
所持金は?USドルと日本円でそれぞれどれくらい?


〇〇ドルと〇〇円です

審査官
MPCに「食べ物を持ち込んでいる」って申告しているけど、何を持っているの?


Just Cookies and Candies
クッキーとキャンデイーです

審査官
TabacoやSakeは持っていない?


持っていません

以上になります。前回のJFK空港と比較してめちゃくちゃ質問されました。JFK空港ではなかった「MPCの領収証を見せて」「食品は何を持っているの?」という指示・質問があったので少し焦りました💦

MPCのメリットには「質問されることが減り、審査の時間が短くなる」ことが含まれていると思っていましたが、今回のケースを見る限り、この認識は間違っていたのかもしれません。MPCはあくまで「入国審査の待ち時間が短くなる」ということが最大のメリットであり、入国審査の厳しさはMPC利用・不利用に関係ないのかもしれません。

※審査官は英語の話せない外国人(日本人)慣れしているようで、こちらが意味を理解できるまでゆっくり質問してくれました

パスポートにスタンプは捺されないまま、無事にアメリカへの入国を果たしました。飛行機から降りて30分もかかっていません💨



まとめ(MPCの効果)


私が2024年に行った弾丸世界一周旅行では、同じくロサンゼルス空港でMPCを使わずにアメリカの入国審査を受けました。その時と今回を比較することで、MPCの効果を強調したいと思います。

❶到着日時
2024年→8月8日15時30分ごろ
2025年→12月31日6時30分ごろ

❷並んだ時間
2024年→約1時間半
2025年→5分未満

❸質問された数
2024年→6~7個
2025年→8個

❹入国後
2024年→昼過ぎの到着だったが、
    宿泊先へ移動するだけとなってしまった

2025年→約6時間の乗り継ぎを利用して、
    マンハッタンビーチまで往復したり、
    レストランで食事を楽しんだりした


特に❷においてMPCを使う効果、メリットがありました。

通常のレーンですと、ビザで入国しようとする人と同じレーンになる関係で、1人あたりの入国審査の時間がどうしても長くなってしまい、待ち時間が長くなる傾向にあります。昨今の社会的情勢もあり、アメリカへの入国審査が厳しくなっていることも影響しているかもしれません。

特に弾丸世界一周旅行では、入国審査の待ち時間のせいで貴重な観光時間が削られてしまうことは絶対に避けたいです。私も2025年の年末年始の世界一周旅行ではMPCを使ったことで、入国審査の待ち時間を大きく減らせました。そのおかげで少しロサンゼルス観光を楽しめるなど、乗り継ぎ時間を有効活用することができました。

ESTAでのアメリカ入国が2回目以降になる方はぜひ試してみてください!