【自己紹介・断片】 字の威力 ~少女A~
教室のLINE VOOMに投稿している動画に
詩のような…
文章のような…ものをつけています。
この中の「少女A ~字は嘘をつかない~」より。
その全文です。
私の自己紹介(の一部)になると思います。

《少女A ~字は嘘をつかない~》
「静かで偉いね」
「ぐずらないで偉いね」
「一人で遊んで偉いね」
「泣かないで偉いね」
「我慢して偉いね」
「言うこと聞いて偉いね」
「わがまま言わないで偉いね」
「甘えないで偉いね」
「しっかりしてて偉いね」
「強くて偉いね」
「賢くて偉いね」
「礼儀正しくて偉いね」

「優しくて偉いね」
「100点で偉いね」
「一番で偉いね」
ずっと大人の期待通りの
手のかからない
育てやすい「いい子」だった

ずっと
「偉いね」って言われる子だった -----少女A
自分の許容を超えて結果を出し続けること
限界だった
“大人”を演じ続けること
限界だった
「辛抱しろ」と
「弱音を吐くな」と
大人の思い通りの道を歩くこと
「何でもできる子」…
限界だった
だから
あの日すべてを捨てたんだ
すべてを置いて逃げたんだ
“優等生”が限界だったから…
望まれたり 喜ばれたり 頼られたり…
任されたり 憧れられたり 嫉妬されたり…
必要とされたり 手本にされたり…
…ただ ただ 正しかった
それは“私”じゃない…
一度でも
悪いことをしたくて
怒られることをしたくて
間違ったことをしたくて
ダメなことをしたくて
危ないことをしたくて
良くないことをしたかった
不良品になりたかった
欠陥品になりたかった
塵になりたかった
ゴミになりたかった ----少女A

光の当たらない場所に行きたかった
光の当たらない場所に生きたかった

バカみたいな格好をして
バカみたいに振る舞って
バカみたいなことを言って
バカみたいなことをしてね…
もう疲れたって
ただ子供みたいに泣きたかった
すっと泣きたかった
期待されなければ楽なんじゃないかって…
役に立たなければ楽なんじゃないかって…

目立たなければ楽なんじゃないかって…
「てきない」と思われれば楽なんじゃないかって…

順風満帆じゃない…
聖人君子じゃない…
万能じゃないし 優秀じゃない
自分が一番よく解っている
だから
「何もできない」と思われるようにがんばった
----少女A

でも無理だった
そう見てもらえることはなかった…
「光ありて輝かさず」

字がきれいだったから… ----少女A
字が上手だったら
そうは見てもらえないんだね…
「書は体を表す」

見た目 振る舞い 言葉遣い 環境…
全部を変えても
字は変えられなかった…
字だけは…不良になれなかったよ
「書、心画也」
何をしても変えられなかったもの…
きっとそれだけが…
それだけは…
演じてきたものじゃなく
本当の自分だったんだろうと…

字は嘘をつかない

字は嘘をつけない ----少女A

以上です。
成り下がることが快感でした。
それほどに苦しかったのだと思います。
口を開けば「自慢」と思われ
私はどんどん自分のことを話さないようになっていきました。
「できない」ことが悩み、と、
そういう悩みは言いやすいでしょう。
「できてしまうこと」が悩みだと、
誰に言えたでしょうか。
誰にも何も思ったことも言えないことが悩みだと、
誰に言えたでしょうか。
私からしたら悩みを言えるだけいいじゃん、でした。
きっと今もそうです。
「もてる女ってツラいよね」と同じだと思います。
ただの自慢に聞こえますが
本当に本人はつらいんだと思います。(ちょっと例えが違うか…)
何にもできない人間だと思われたかった…
楽になりたかった…
切望して成り下がりました。(グレたとも言う…)
でも字が持つ力には勝てませんでした。
人生をかけて
人生をもって証明されたこと
「きれいな字」の威力はすさまじい、ということです。
きれいな字が人に与える印象というものは思っていたよりすごかった…
書かない時代だからこそ
書く時代なのだと思います。(ん? 何を言っているだ)
まぁそういうことです。
以上、自己紹介の一部でした。
読んでくださり、ありがとうございます。
