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第1回:企業風土って、つくるもん?

風土って、目に見えないし、さわれないし、正体もよくわからない。
だけど、確かに存在していて、時々ものすごい力を持つ。
「醸成せよ」なんて言われた日には、ますます手に負えない。

人事の片隅で「風土醸成」という名のチームに放り込まれた四十路の中途社員2人と、真正面から風土について語ることを恥ずかしがらない室長が、そんな「わかるようでわからない」風土の話を、真剣に、でも肩ひじ張らずに、おやつを食べながら話しました。


ウエムラ:従業員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できればそれが企業価値の向上につながり、企業価値が上がればその成果を従業員に還元することができる。この好循環をつくることが人事の目指す姿、というのは理解できます。

当社の人材戦略方針とめざす姿のざっくり図

ミクニ:だから、従業員一人ひとりがパフォーマンスを最大限に発揮できる風土をつくろうね、と。

室長:そう。制度やしくみを整えるだけじゃなくて、風土と両輪でやってかないとダメだと思ってるんだよね。「働きがい」とか「働きやすさ」って、何も制度やしくみだけでできているものでじゃないじゃない? やっぱり、いっしょに働く「人」によるところも大きい。

ウエムラ:それはほんとにそう思います。というわけで、わたしは「風土醸成チーム」という名のチームにいるわけですけど、風土を醸成する、ってそもそも風土って人の手でどうにかするものなんですかね? 人から醸し出されるものなんじゃないのかなって。

ミクニ:はい。なんか変えたい、やらないと変わらないと思ってはいても、誰かが先導すると変な空気になりませんか?

ウエムラ:わかる。「意識高い系ね」とか。こんな意識高くないわたしがやってるのに・・・! 

室長:「人事がまたなんかやってる」みたいな?

ミクニ:そうですそうです。そんな空気になっちゃうのって、やっぱり「風土はつくるものではない」とみんなが思ってるからじゃないかな、と。

風土≠空気?

室長:さっきミクニちゃんが、「やると変な空気になる」って言ったけどさ、風土って、空気と近いものではあるよね。その場の空気の状態って、けっこう仕事に影響すると思う。

ミクニ:空気が悪いとか言いますからね。反面、よくすることもできますね。

室長:部署を越境して「言い合えある空気」というか、「おせっかいをありがたいと思える空気」みたいなのがわたしは必要だと思ってて。

ミクニ:ああ、そういう意味で行くと「ランチセッション」*とか、「東急ライフストーリー」**は、その土台をつくるための企画かも。

*ランチセッション:ランチタイムに配信している社内向けオンライン番組。グループ内の様々な取り組みについて、担当者から直に聞いて質問できる、東急の「いま」と自分(従業員)がつながるセッション。
**東急ライフストーリー:社内向けサイトで連載している従業員ロングインタビュー。

ウエムラ:言われてみればそうだね。「言い合える」も「おせっかいをやく」も「それを受け入れる」も、まずはお互いのこと知らないとはじまらないもんね。

ミクニ:そうそう。わたしたちが「知りたい!」「おもしろそう!」というのがすべてのはじまりではあるんですけど、でも、絶対おもしろいという確信があってやってます!

ウエムラ:うんうん。風土醸成チームの活動は、それをみんなにおすそわけしたい、というおせっかい心だけでやってるかもしれない・・・。

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