俺用AMD.BIOSガイド(PCゲーマー設定)
大いなる暇つぶし
読んで理解できないなら触らない方がいいです。
最適化は盲目的にするものではありません(それぞれのPC環境に依存することを理解してください)
BIOS設定
Bios設定に入る前に基礎的な話を。ーーーClock Stretching・・・
「モニタリングソフト上ではCPUクロックが高いのに、思ったほど性能が出ていない…」 そんな経験はあーりませんか?
その原因は「クロックストレッチング」かもしれぬ
「クロックストレッチング」って一体何?
AMD Ryzen CPUに内蔵されている「転ばぬ先の杖」のような安全機能。
CPUは、電圧が低すぎると不安定になり、最悪の場合はクラッシュする。それを防ぐため、CPU自身が「この電圧では、このクロック周波数を維持するのは危険かも…おいじぃぃぃぃぃ!」と判断した際に、自動で処理に「待った」をかけるのがクロックストレッチングです。
「サイレントな性能低下」
この機能の厄介な点は、ソフト上の見た目(報告クロック)は一切変わらないのに、実際の処理性能(実効クロック)だけが静かに低下すること。
車のエンジン回転数は高いままなのに、内部でクラッチが滑ってしまい、実際のスピードが出ていない状態。
報告クロック (Core Clock)ソフトに表示される、見かけ上の動作周波数。(例:5.0GHz)
実効クロック (Effective Clock)CPUが実際に命令を処理している、本当の速度。
クロックストレッチングが起きると、この「報告クロック」と「実効クロック」の間に大きな差が生まれる。これが「サイレントな性能低下」の正体。
※サーマルスロットリングとの違い
よく似た現象に「サーマルスロットリング」がありますが、これは全くの別物です。こちらはCPU温度が高すぎるときに発生し、報告クロック自体がはっきりと低下するため、問題に気づきやすいのが特徴。
何が原因で起こるのかぇぇぇ?
すべて「一時的な電圧不足」が原因です。
特に、以下のようなPCのチューニングを行っている場合に発生しやすくなる。
過度な低電圧化 性能を維持しつつ消費電力や温度を下げようとして、CPUが安定して動作するのに必要な電圧を下回りすぎているケース。
PBO(Precision Boost Overdrive)の無茶な設定 自動オーバークロック機能であるPBOで、瞬間的にCPUが要求する電力や電流の上限を、マザーボードの供給能力以上に設定しているケース。
VRMによる電圧降下(Vdroop) 高負荷時に、マザーボードの電源回路(VRM)が設定通りの電圧を維持できず、一時的に電圧が落ち込んでしまうケース。
どうすれば対策できるのかぇえぇぇぇ?
電圧を安定させることが唯一の解決策。
具体的に以下の設定を見直してみましょう。
ロードラインキャリブレーション(LLC)を強化する
高負荷時の電圧降下(Vdroop)を抑制する設定。適切に設定することで、電圧が安定しやすくなる。
PBOの電力・電流リミットを緩める
CPUが必要とする電力を十分に供給できるよう、PPTやEDC/TDCといったPBOの上限設定を緩和する。
低電圧設定を少し緩める
「Curve Optimizer」などで設定した低電圧化を少しマイルドな設定に戻したり、VCoreオフセットをわずかにプラス側に設定したり。。。
究極対策ハードウェア強化
上記設定でも解決しない極端なケースでは、マザーボードのVRM(電源回路)をより強力なものにアップグレードしたり、VRMの冷却を強化したりすることが根本的な解決策になる。
対策によって電圧が安定すれば、「実効クロック」は「報告クロック」に限りなく近づき、あなたのCPUが持つ本来のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
ほな設定に参ろう↓
Global C-state(有効)
Q. 「Global C-state」って何?
A. CPUの様々な省電力機能(スリープモード)をまとめて管理する、親玉スイッチ。CPUの頭脳である「コア」だけでなく、CPU内部の各パーツのスリープモードを一括でオン/オフしまーす。
Q. 無効にするとどうなるの?
A. この親玉スイッチを切ると、CPUコアは「完全に起きている状態(C0)」か、「ごく浅い仮眠(C1)」しかできなくなる。より深い、効果的に電力を節約する「熟睡モード」(C2、C6など)に入れなくなってしまう。
Q. AMDの公式な推奨は?
A. AMDは「開発者がデバッグするような特別な目的がない限り、絶対に無効にしないでください」と強く推奨しておる。
Q. パフォーマンスへの影響は?
自動ブースト機能(Core Performance Boost)を使っている場合は無効にするとパフォーマンスが低下します。 なぜなら、CPUが賢く電力や温度を管理し、瞬間的に高い性能を引き出すブースト機能は、スリープモードをうまく活用することが前提になっているからです。
手動でクロック周波数を固定(静的OC)している場合→この場合は自動ブーストに頼らないため、無効化を検討する余地はあります(試してみるといい)
この設定はパフォーマンスに大きな影響を与える。ご自身のPC環境によって最適な設定は異なるため、最終的にはご自身でテストして判断するのが一番。
PSS Support(有効)
Q. 「PSS Support」って何?
A. OS(Windowsなど)がCPUに対して「今はこのくらいの性能で動いてください」とリクエストできるようにするための機能。
PCの状況に応じて、OSとCPUが連携して最適なパフォーマンスと消費電力を実現するための重要な窓口となる。
Q. パフォーマンスへの影響は?
自動ブースト機能(Core Performance Boost)を使っている場合は有効にすることで、良いパフォーマンスが期待できる。
OSとCPUがうまく連携できることで、ブースト機能が能力を最大限に発揮できるから。
手動でクロック周波数を固定(静的OC)している場合はCPUの動作速度を自分で決めてしまっているため、OSからのリクエストは基本的に不要に。そのため、この機能を有効にしてもパフォーマンス向上につながらない可能性がある。
PBO設定(オーバークロック+低電圧化)を行います。この組み合わせにより、CPUはより低い電圧でより高いブーストクロックに到達できるようになり、結果として温度が低下し、ブースト状態をより長く維持できます。
適当な日本語訳付けとく↓
PBO設定
PBOモード: Advanced【PBO Mode: Advanced】
PBOリミット: Motherboard【PBO Limits: Motherboard】
Precision Boost Overdrive Scaler: 安全な値は auto または 1 (ただし、10x を試すことも可能)
CPUブーストクロック・オーバーライド: +200【CPU Boost Clock Override】
カーブオプティマイザー【Curve Optimizer】
全コアに適用【Apply to All Cores】
符号: 全コアでネガティブ(マイナス)【Sign: Negative for all cores】
値: 15から開始【Magnitude: Start at 15】
安定性テスト
Prime95のSmall FFTsで10分間、安定性をテスト(ベンチマークテストでもいいよ)
安定していれば、値を+5して(20に設定)再テスト。エラーが発生するまで+5ずつ繰り返す。
エラーが発生した場合は、値を5減らして30分間のテストを実行。
この作業を繰り返し、エラーが出ない最も高い値を見つけたら、1〜2時間以上テストする=最高の形。
一般的なBIOS設定(General BIOS Settings)
AMD-V: 無効化
NXモード: 無効化
HDオーディオ: 無効化 (ドングル付きのヘッドホンを使用している場合。音が聞こえなくなったら再度有効化)
FCH スプレッドスペクトラム: 無効化【FCH Spread Spectrum】
AVX512: 有効化
Above 4G Decoding: 有効化
Resize BAR Support: 有効化
SR-IOV Support: 有効化
Wi-Fi: 使用しない場合は無効化
Suspend to RAM: 無効化
AC電源喪失時の復帰: Power Off【Restore AC/Power-loss】
Deep Sleep: 無効化
USBデバイスによる電源オン: 無効化【USB Device Power On】
ソフトオフ時のUSB給電: 無効化【USB Power Delivery in Soft-Off state】
RTCアラームによる電源オン: 無効化【RTC Alarm Power On】
XHCIハンドオフ: 有効化【XHCI Handoff】
電源アイドル制御: Typical Current Idle【Power-Supply Idle Control】
パワーダウンモード: 無効化
IOMMU: 無効化
PCIe All-Port ECRC: 無効化
dGPU専用モード: 有効化
エコモード: 無効化
PCIe電源管理機能: 無効化【PCIe Power-Management Features】
すべてのリンクスピード: サポートする最大の世代に設定
SoC/Uncore OCモード: 有効化
iGPU(内蔵GPU)がある場合、dGPU専用モード: 有効化
ECC: 無効化
以下SCEWINを使用した場合の非表示設定を含む。
すべての設定を一度に適用せず、問題が発生した場合に備えてグループごとに行う。問題が発生したらそのグループのどの項目化を絞る、無理そうなら既定値に戻す(設定変更は自己責任で行う)
Global C-state ControlとGlobal C-state は別物の機構ですが連動しています。(その他省電力も無効化)されている為、同様にグローバルCステートも無効化しています。
ご自身のPC環境に依存するため、設定テストが前提です。↓
要注意項目です。↓
NX Mode: Disabled (ただし、Valorantをプレイする場合はEnable)
SMT Control(遅延を重視するならDisable、FPSを重視するならEnable)
System probe filter: Disabled (HT/SMTが有効な場合はEnable)
GPU・ディスプレイ関連
Primary Video Adaptor: Ext Graphics (PEG) (iGPUを使用しない場合)
PX Dynamic Mode: Disabled
Discrete GPU's Audio: Disabled
Re-Size BAR Support: Enabled
電源管理・省電力機能
Adaptive S4: Disabled
LAN Power Enable: Disabled
PM L1 SS: Disabled
Clock Power Management(CLKREQ#): Disabled
ACP Power Gating: Disabled
ACP CLock Gating: Disabled
Power Down Enable: Disabled
ECO Mode: Disabled
Global C-state Control: Disabled
ACPI_CST C1 Declaration: Disabled
DF Cstates: Disabled
ASPM Control for CPU: Disabled
S3/Modern Standby Support: Disabled
ACPI Standby State: Suspend Disabled
Aggresive SATA Device Sleep Port 0/1: Disabled
Chipset Power Saving Features: Disabled
PSS Support: Disabled
Enable Hibernation: o (オーディオが途切れる可能性あり)
CPU・SoC関連
SoC/Uncore OC Mode: Enabled
Indirect Branch Prediction Speculation: Disabled
Fast Short REP MOVSB: Enabled
Enhanced REP MOVSB/STOSB: Enabled
REP-MOV/STOS Streaming: Enabled
Determinism Control: Manual
Determinism Slider: Power
APBDIS: 1
Fixed SOC Pstate: Po
CPPC: Disabled
CPPC Preferred Cores: Disabled
ACPI SRAT L3 Cache As NUMA Domain: Enabled
SVM Mode: Disabled
Spread Spectrum: Disabled
メモリ(DRAM)関連
DRAM Latency Enhance: Enabled
CC6 memory region encryption: Disabled
DRAM scrub time: Disabled
RCD Parity: Disabled
DRAM Address Command Parity Retry: Disabled
DRAM Write CRC Enable and Retry Limit: Disabled
DRAM ECC Enable: Disabled
DRAM UECC Retry: Disabled
A-XMP: Enabled (自分でRAMをオーバークロックしていない場合)
SPD Read Optimization: Enabled
その他
Unused GPP Clocks Off: Disabled
Win7 USB Wake Support: Disabled
SRIS: Enable
HPET: Enabled
PPC Adjustment: PState o
PC最適化のディスコ鯖です↓(お気軽にどうぞ)
