🦷矯正治療って、誰に任せるべき?🦷
―日本矯正歯科学会の『認定医』資格制度から見る、安心できる矯正医の見つけ方 ―

こんにちは。矯正歯科医の**JUN**です。
上の図は日本の矯正歯科医達の代表的な資格についてまとめたものです😃
矯正治療を考え始めたとき、「どんな装置を使うか」「どれくらい費用がかかるか」と同じくらい、いやそれ以上に大切なのが――
**“誰に治療してもらうのか”**ということです。
矯正治療は、治療期間が長く、調整も繊細。
ドクターの技術と知識によって、治療結果や満足度は大きく左右されます。
だからこそ「矯正医選び」は、最初の時点で慎重に見極めてほしいポイントなんです。
ネットを見ると『〇〇プロバイダー!』とか『症例数日本一!』など宣伝している医院がありますが、信頼できる資格というのはどのようなものなのでしょうか?
今回は、日本の矯正医の「資格制度」について、できるだけわかりやすく解説していきます。
安心して矯正治療をスタートできるよう、信頼できるドクターの見分け方を一緒に学んでいきましょう🪥
🔰 まず知っておきたい「認定医」という存在
矯正歯科を標榜する歯科医院はたくさんありますが、誰もが矯正を専門にしているわけではありません。
その見極めの一つの目安になるのが、**「日本矯正歯科学会 認定医」**という資格です。
これは、矯正専門の臨床経験と技術を持っていることが、第三者(日本矯正歯科学会)によって証明されている資格です。
日本矯正歯科学会というのは数千人の会員を要する、矯正歯科医の中で日本最大の学会です。
取得のためには、以下の条件をクリアする必要があります:
学会に5年以上所属し、矯正治療を継続的に行っていること
150症例以上の治療実績
自ら仕上げた矯正治療10症例について報告
学会での口頭試問(=症例プレゼン+質疑応答)
この試問では、全国から集まった大御所の指導医たちに、治療計画や判断の妥当性を問われます。
非常に緊張する場で、事前準備にもかなりの労力が必要です。
「認定医=その道のプロ」と言い切れるわけではありませんが、
少なくとも基礎的なトレーニングと症例経験をしっかり積んでいる証明になります。
はじめて矯正を受ける方にとって、一つの“安心材料”となる資格です。
日本では3000人ほどがその資格を有しています。
👨🏫 より高いスキルを証明する「臨床医」
もう一段階上の資格として、「臨床医」があります。
これは、認定医の中でもさらに高いスキルと症例評価が求められる上級資格です。
元々専門医という名称で、その後臨床指導医と変更されましたが、2025年から「臨床医」となりました。
臨床指導医の条件は以下の通り:
認定医取得済みであること
7年以上の臨床経験 (日本矯正歯科学会の会員歴)
学会の定めた課題症例10症例の提出と評価
学会での試問を再び受ける(認定医より厳しい)
5年ごとの症例提出・更新審査が必要
この資格は、後進の認定医を育てる“トレーナー”の立場にあるドクターが多く持っており、
大学病院や矯正専門医院の中心的な存在でもあります。
数は少なく、矯正を行っている歯科医全体のうち、臨床指導医はおよそ2%程度。
人数では日本で400人程度しかいません。
もし近くの医院でこの資格を持った先生がいたら、かなりラッキーかもしれませんね。
🏛️「指導医」は教育者としてのエキスパート
さらにもう一つ、**「指導医」**という資格があります。
これは、認定医+臨床指導医よりも“治療の技術”というよりは、教育・育成に特化した立場の資格。
日本矯正歯科学会在籍12年以上
大学などで3年以上の教育歴
認定医の取得済み
大学病院に所属する先生が持っていることが多く、後進の教育に携わっている方が多いです。
治療の腕ももちろん一流ですが、臨床の現場よりも教育・研究の分野に重きを置いている印象です。
日本では600人程がこの資格を有していますが、2028年以降に廃止予定となっています。
🆕 最近できた「矯正歯科専門医」「研修指導医」
矯正専門医制度に関しては、近年「日本歯科専門医機構」によって新たに
矯正歯科専門医
研修指導医
という資格も創設されました。
特に「矯正歯科専門医」は、認定医〜臨床医レベルの先生がさらに審査を受けて取得できる資格で、今後「専門医」として標榜できるようになります。
こちらは現在移行期間中で、持っている先生はまだ少数ですが、今後の“専門性の証”として注目される資格になるはずです。
👀 どうやって確認できるの?
じゃあ実際に、自分が行こうとしている歯医者さんが認定医や臨床医なのかどうか、どうやって調べればいいのでしょうか?
以下の方法で確認できます👇
✅ ① 医院のホームページをチェック
ほとんどの認定医・指導医はプロフィールに記載しています。
✅ ② 日本矯正歯科学会のHPで検索
公式サイトから、名前や地域で検索できます。
🌿 最後に ―「矯正は、誰に任せるか」がすべて
矯正治療は、「どこで・誰に」診てもらうかで、結果がまったく変わってきます。
治療が長期にわたる分、信頼できる先生と出会うことが、納得できる矯正への第一歩です。
資格がすべてではありませんが、認定医や臨床医といった資格は、そのドクターの努力と経験の証でもあります。
今回紹介したのは数多ある矯正の先生の資格の一部ではありますが、日本で最も信頼のおける資格5つを紹介しました。
この資格を持っている先生の矯正治療であれば、まず間違い無いでしょう!
この記事が、「どんな先生にお願いすればいいの?」と迷っている方のヒントになればうれしいです☺️
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