1人前の丸亀うどんを娘と分け合っていたあの頃。フーフーして食べさせた思い出の話
先日、久しぶりに家族で大きな
ショッピングモールのフードコートに
行きました。
8歳になった娘は、お店がズラリと並ぶ中で「わたし、これにする!」と自分のお気に入りのメニューを迷わずチョイス。
自分の分として1人前の料理を受け取り、
席に運んで嬉しそうに食べていました。
全部は食べきれなくて少し残してしまう
こともあるけれど、
自分で選んだご飯を自分のペースで食べる
娘の姿。
そんな大きくなった娘を見つめながら、
私はふと、
数年前のフードコートでの出来事を
思い出していました。
自分の食べたいものより、
「娘と一緒に食べられるもの」
を選んでいた2歳
2歳の娘とフードコートに行くときは、
メニュー選びから
「自分が今、何を食べたいか」
なんて選択肢は一切ありませんでした。
丸亀製麺で頼む、
温かいかけうどんの大盛り。
「これならお野菜も一緒に摂れるよね」と
頼んだ、長崎ちゃんぽんの麺大盛り。
辛さのない、優しい味の醤油ラーメン。
トレーに小さな取り分け皿と、スプーンを乗せて席に運ぶと嬉しそうな娘の顔。
小皿にうどんを入れて、
フーフーと何度も息を吹きかけて
しっかり冷ます。
「熱くないかな?」「小さく切ろうね」
なんて娘のお口に運んでいるうちに、
目の前にある私のうどんはすっかり伸びて、
ぬるくなっていました。
それでも、もしかしたら、
「もっと食べたい!」って言うかも
しれないからと、
自分のお腹はいっぱいにせず、
娘のために少し残しておくのが当たり前に
なっていました。
フードコートで目に入る、
魅惑の「熱々メニュー」
当時のフードコートで、いつも私の目に
留まっていたものがありました。
ジュージューと音を立てるペッパーランチ。
真っ赤でスパイスの効いた辛いラーメン。
出来立て熱々のカツ丼や天丼。
サーティワンアイスだって、
本当はカップじゃなくて
サクサクのコーンで食べたかった!
「いいなぁ、熱々のものを熱いうちに食べられるって、それだけで贅沢だなぁ」
冷めきったうどんを、すすりながら、
ちょっぴり羨ましそうに周りを
見つめていた日もありました。
子育て中のママなら、きっと誰もが一度は
経験したことがあるのではないでしょうか。
うどんの麺は伸びてお汁は冷め、
抱っこしながら片手で急いで食べたり、
冷めたご飯をかき込むように口に運んだり……。
1人前をペロリと食べる娘と、
胸の奥の小さな寂しさ
あれから数年が経ち、
8歳になった娘はもう立派なお姉ちゃん。
今では自分の食べたいものを1人前頼んで、
嬉しそうに選んで食べるようになりました。
私も今では、自分の好きなものを
熱々の状態で、ゆっくりと味わって
食べることができます。
「熱いものは熱いうちに食べられる」
あの頃あんなに望んでいたことが叶って、
すごく楽になったはずなのに。
自分の目の前にある熱々のスープを
一口飲んだとき、
あの丸亀のかけうどんを
小さなお椀に分けて「ふーふー」と冷まして
いたあの頃が、猛烈に愛おしく感じられて、
胸の奥がキュンと寂しくなったのです。
自分の「食べたい気持ち」よりも
娘を優先して、冷めたうどんを分け合って
いたあの時間は、不便だったけれど、
二度と戻らないかけがえのない
宝物だったんだなぁと。
今日はちょっとセンチメンタルでした^^
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
心を込めて
まいより

