パリの素敵なおすすめ美術館たち5選 02
パリの三大美術館。ルーブル、オルセー、そしてポンピドゥーセンター。
三大美術館はもちろん素敵で是非訪れてほしい場所の1つなのですが、パリには他にも魅力的なミュージアムが沢山あります。
私がこれまで訪れた素敵な穴場美術館、ミュージアムを5つご紹介します。
▼第一弾もぜひご覧ください。
ロダン美術館
Musée Rodin

パリ左岸7区、シックで閑静な住宅街に位置するロダン美術館。
実際に彫刻家オーギュスト・ロダンが晩年を過ごした場所でもあります。
ロダンの作品はもちろん、彼と同じ時代を生きたアーティストたちの作品も展示されています。
ロダンの代表作と言えば、あまりにも有名な《考える人》。
現在世界中に28体ほど存在し、そのうちオリジナルとされているのは12体だそう。東京の国立西洋美術館にあるのもオリジナルの1体で、もちろんパリのロダン美術館でも《考える人》の像を見ることができます。
元々《考える人》はロダンの代表作の1つである《地獄門》の上の方にひっそり座っているものを、拡大して独立デビューさせたもの。ロダン美術館の庭園には《地獄門》もあります。

ロダンの主要作品はもちろん、弟子であり恋人であったカミーユ・クローデル(Camile Claudel)の作品や彫刻だけではなく、ロダンがコレクションしていたゴッホやモネの絵画もあり、有名なゴッホの《タンギー爺さん》も展示されています。
ちなみにロダンとモネは同い年、晩年も手紙を送りあうほどの仲だったそうです。

個人的にロダン美術館はなんといってもお庭が素敵です。
綺麗に手入れされた緑、それと調和して佇む重厚な彫刻、初夏の時期にはバラが咲き乱れ、隣接するアンバリッドやエッフェル塔も見えます。
ベンチに座りながら読書したり、庭園を見ながらお散歩したり、夏に開かれるカフェでお茶をしたりするのも良さそうです。


プティ・パレ|パリ市立美術館
Petit Palais

パリ市立美術館、通称プティパレは無料で楽しむことができる美術館の1つです。
1900年のパリ万博の際に美術展示場として建てられ、同時期に出来たグラン・パレの向かい側に位置しています。
定期的に特別展を開催しており、行くタイミングによって内容は変わりますが、常設展示ではモネやセザンヌ、ゴーギャン、ドガなどの作品を見ることが出来ます。無料というのがすごいですよね!

何といっても、建物が素晴らしく一見の価値ありです!
壮大で美しい正面入り口から入るとすぐ、天井が高く開放的なエントランスが現れます。床には美しいモザイク、天井画も素晴らしいですし、大きな窓から入る光がとても綺麗で、この空間にいるだけで優雅な気持ちになれます。
そして広い中庭をぐるっと囲むように回廊があり、その中にはカフェもあります。室内のテーブルでももちろん休憩できますが、天気が良ければ是非テラス席(椅子が空いてなかったら階段に座っても!)でくつろぐことをお勧めいたします。

アルベール・カーン美術館
Musée Albert Kahn

銀行家のアルベール・カーンが住んでいた邸宅の敷地がミュージアムとなっています。5年に及ぶ修復作業が終わり2022年にリニューアルオープン。
ここは庭園も有名で、7つのテーマからなるガーデンがあり、日本庭園のエリアもあります。日本庭園の再現度がすごいです。太鼓橋があり、錦鯉が泳ぎ、移築してきた日本家屋もあります。
つい先日訪れたのは、春の陽気を感じる日曜日。この日はチケット売り場に行列が…!皆さん桜を見に来ているようでした。
日本庭園の桜が本当に美しく、しばし自分が今パリにいることを忘れてしまいました。ソメイヨシノ(たぶん)の淡いピンクの桜を見ると心が落ち着く感じがします。皆さんゆっくり花を愛でていました。


他にもフランス式庭園やカーンの故郷であるボージュ地方の森を再現した小さな森も。散歩がてらに訪れてみるのもいいかもしれません。

また、館内は世界中から集められた9×12cmの同じサイズの2,000枚を超える写真がずらっと整然と展示されており圧倒されます。

1つ1つを見ると当時の各国、それぞれの場所の自然、町や建物、人々の生活、表情。カーンや派遣された写真家たちが実際に見てきた世界の景色。写真の裏側にあるストーリーに想像を巡らせているとあっという間に時間が経つような、引き込まれる没入感があります。
カーンは日本に訪れたこともあり、日本の写真もたくさんありますよ!
20世紀初めのパリで撮影された写真もいくつかあるのですが、風景が今とほとんど変わっていないのが面白い!2026年の写真といっても一瞬信じてしまうくらいです。
美術館内にカフェもあるので、休憩してお散歩して、展示を見て、と過ごしていると1日過ごせそうです。
また、隈研吾さんがリニューアルデザインをされたことでも知られています。入口も近代的でありながら、室内の木の温かみを感じさせる流れるような曲線が美しい建物なので建築に興味がある方はぜひ!
建築好きの叔父がパリに来た際に案内しました。
モンマルトル美術館
Musée de Montmartre

観光地としても人気のモンマルトル。
いつも賑わっている印象ですが、1つ道に入るだけ誰もいない通りに出ることもあります。そんな人通りの少ない石畳の道にひっそりと佇む小さな美術館で、モンマルトルで一番古い建物の1つだそうです。

ルノワールやユトリロ、多くの芸術家たちが実際にアトリエにしていたこともあります。
ルノワールの有名な《(ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会)》の絵はこの場所で描かれました。
また、シュザンヌ・ヴァラドンのアトリエは当時にタイムスリップしたような気分になれます。
シュザンヌ・ヴァラドンの名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。
モーリス・ユトリロの母であり、数々の印象派の作品でモデルとして描かれています。そして彼女自身、あのエドガー・ドガに師事し、活躍した女性画家でもあります。

常設展は、モンマルトルがパリ郊外だった時代の風景や、1900年前後のキャバレー全盛期の活気に満ちたモンマルトルの雰囲気を感じることができます。
夏の時期は緑が眩しい中庭にカフェがオープンします。
モンマルトルは階段の上り下りが沢山あって結構体力を消耗すると思うのですが、一息つきにこちらの美術館に訪れるのも良さそうです!
パリ 国立自然史博物館
Muséum national d'Histoire naturelle

最後に、今年創立400周年のパリ国立自然博物館です。
もともとルイ13世の時代に王立薬草園として創設されたのが始まり。現在も植物園でメディカルハーブたちを見ることができます。
そのほかにも様々な植物が植えられていて、特に春は豪華絢爛。日本の桜もあります。
植物園自体、かなり広いので皆さん思い思いに過ごされています。散歩をしたり、ピクニックしたり。家族連れも多く、老若男女楽しめる場所だと思います。



読み返して気づきましたが、ここでご紹介した全てのミュージアムに、
「お庭が綺麗」と言っていますね(笑)
気になる場所があれば、ぜひ散歩がてらに訪れてみてください!
他にも素敵な美術館・ミュージアムが沢山あるので、第三弾も書こうと思います。
#パリの美術館
