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ganiwara
【No.706】心にもレモンを🍋
レモンと聞くと、どんな場面を思い浮かべる?
唐揚げに添えられた一切れ
冷たい飲み物に浮かぶ輪切り
それとも、焼いた魚に添える爽やかな香りだろうか
本を読んでいて知ったことがある
魚を焼くとき、レモンの皮や果汁を使うと
生臭さがやわらぐそう
「消す」のではなく、「やわらげる」
このコトバが、なぜか心に残った
生きていると、イヤなデキゴトは避けられない
失敗した日
思うようにいかなかった日
誰かの何気ない一言が胸に残る日
そんなデキゴトは、レモンをかけても消えない
でも、そのデキゴトのあとに
自分がどんな言葉をかけるかで、心の残り方は変わる気がする
ところが自分は、自分にだけは厳しくなりがちで
「なんでこんなこともできない」
「また失敗した」
「やっぱりダメだ」
まるで心に、酸っぱいものではなく
苦いものばかりを絞っていたのだ
でも考えてみると、不思議
魚にはレモンを添えて、少しでも食べやすくしようとするのに
自分の心には、そんな気遣いをしていただろうか
人には優しいコトバをかけられるのに
自分には厳しい採点ばかりしてしまう
それでは心も疲れてしまう
だから最近は、「心にもレモンを」と思うようにしている
失敗をなかったことにはできない
イヤな記憶を消すこともできない
それでも、自分にかけるコトバを少しだけ優しくすることはできる
「よく頑張った」
「今日はここまでで十分」
「次に生かせばいい」
そんな一言は、デキゴトそのものを変えるチカラはなくても
心に残る後味を変えてくれる
レモンは、魔法ではない
でも、少しだけ風味を変えてくれる存在
自分たちが自身に向けるコトバも、きっと同じ
今日だけは、自分の心にもレモンを添えてみませんか🍋
