ゆっくりゆっくり体をととのえる
退職騒動でいったん止まっていた整体師の認定資格。
先日、ようやく検定試験の申し込みをしました。
開業が目的ではありません。
体中が痛いと訴える夫が可哀そうになったのと、
私自身が整体へ通う中で、たくさんの気づきを得たからです。
「自分自身で整えられると最高だよね」
「骨格を整えたうえで、不足しているところに筋力をつけたいよね」
そんな思いで学び始めました。
専門書の高い壁
学び始めると、
今度は「骨と筋肉のつながり」が気になりだし、
解剖生理学を学ぼうと専門書を探してみました。
ところが……。
まぁ、おばさんには分かりづらい!
漢字の羅列と複雑な図解を前に、
私の頭の中はクエスチョンマークだらけ。
学びたい意欲はあるのに、
教科書的な説明がなかなかスッと入ってこないもどかしさを、
感じていました。
救世主との出会いと、驚きの実体験
そんな時に出会ったのが、
きまたりょうさんの『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑 セルフケア編』でした。
筋肉からのアプローチ本ですが、これがまさに目からウロコ。
難しい言葉ではなく、イラストで「ここがこう繋がっている」と直感的に伝わってきます。
実は名古屋で初雪が降ったころから、左ひざに違和感を抱えていました。 「整形外科へ通わなあかん?」と思い詰めましたが、
バス停まで歩いて、バスに乗って、また歩いて……。
今の私にはその行程が意味ないものに思えて。
そこでこの本を参考に、
ひざと「つながり」のある筋肉をほぐしてみたところ、
見事に違和感が解消したんです!
身体に刻まれる「感情」の記憶
学びはさらに深まっていき、
今は『感情はがしマッサージ』という本を手に取っています。
「感情は、筋肉や筋膜の緊張(こわばり)として蓄積される。
だから身体への刺激で心を解放する」という考え方です。
23の感情マップを用いて、自分の状態に合わせた場所をマッサージします。
思い返せば、会社から帰宅するといつも、頭を締め付けるような痛みに悩まされていました。
あれは、仕事の緊張で体がこわばっていた証拠だったのだと、今ならはっきりわかります。
通っている整体師の先生にも、
「今日は体がこわばっていますね。難しい仕事をしてきたんですか?」
と声をかけられたことがありました。
プロの手は、私の筋肉に刻まれた「感情の記憶」を読み取っていたのですね。
一生モノの知恵として
検定に受かってからも、「ととのえる」ための学びは尽きません。
「おばさんには分かりづらい」と笑っていた専門知識も、
私と家族を守るための「一生モノの知恵」に変わっていくと、いいな。
これからも「ゆっくり、ゆっくり」。
自分の体と対話し、大切に慈しむ時間を積み重ねていこうと思います。

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