「ライオンの肉球でふれる、 透明な音」
ライオンの肉球でスマホを触るのは
まったく無骨だ。
そんな不器用なぼくに、スマホの短い音がなる。
いつもなら、義務や誰かの都合を運んでくる
無機質な音。
けれど今は違う。
まだ見えない友たちの言葉が、
ぼくの紡ぐ言葉に降り積もる。
お世辞や虚飾で溢れる世界にしては、
純度の高い共鳴だ。
彼らは、捉えた世界のカケラを
そっと切り取って僕に見せてくれる。
美しきスクエアの情景、
描写する言葉の一つ一つ。
そこにある「主張なき静寂」は、
どうしてこうも眩しく瑞々しいのか。
彼らが奏でる世界は
わかっているはずの日常を、
見たこともないほど
鮮やかな色彩で彩る。
液晶越しに伝わるそのかすかな温もりと香り。
儚さとその物語が、
ぼくをどうしようもなく
「刹那く」する。
あまりに脆く、一瞬で消えそうな光。
同時に、その中に見つけた圧倒的な美が、
ぼくを惹きつける。
「愛」か。
胸の奥にきゅっと
微かに音がするのを感じた。
ラピスブルーの甘い余韻が響く。
その余韻にいつまでも浸っていたいと
どこかで思っていた。
一方で、
冷めたぼくが、静かに過去を眺めている。
かつて求めていた
「安心」や「依存」とは、
全く違う感触だ。
サバンナで、誰かに道を委ね、
虚無に戯れ踊り、
ハイエナに喰われるような
僕はもういない。
互いの魂が切り取った
秀美な世界の交換。
その純血なやりとりこそ
ぼくが求めてやまない本当の絆、
そして救い。
彼らが見せてくれる
輝かしく魅力的な世界。
その無音のシーンは、
言葉以上のものを僕にくれる。
やがて「新しいぼくの音楽」
カデンツァ(自由な即興パート)が始まる。
都会の喧騒も、
誰かの不作法な提案も、
今は単なる雑音だ。
僕はただ、この静かな共鳴の中で、
自分だけの透明な音を深めていく。
無言になる美しさを
純粋にハグしてもいいじゃないか。
LeoHug
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心からの感謝を。
この物語は、ライオンの「レオ・ハグ」が
紡ぐエッセイとイラストの記録です。
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