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温泉を教わった四万温泉・積善館

「世のちり洗う四万温泉」

 四万温泉の宿にかけられていた暖簾のようなものに書いてあった印象的な言葉。後に、群馬出身の仕事仲間が教えてくれた「上毛かるた」の読み札の一つだと知りました。


 私が初めて四万温泉に行ったのは2019年。この記事を書いている時点で5年半ほど前のことです。ここに来るまでは、循環もかけ流しも何も気にせずに温泉に入っていたのですが、積善館歴史ツアーなるものに参加し温泉について教わって以来、温泉について本を読んだりして、ついつい泉質の良いところを選ぶようになってしまいました。

2019年2月 初めての四万温泉 初めての積善館

「4万の病気を治す」という言い伝えから四万(しま)温泉と呼ばれるそうです。同じく「しま」と読む三重県の志摩は知っていましたが、恥ずかしながら初めて行ったこの時まで、四万温泉のことを知りませんでした。

 四万温泉にたどり着いたきっかけは、「今まで行ったことがなく、なるべく楽に行ける温泉」をネットで検索したことでした。東京駅から直通の高速バスが出ていたので行ってみることにしました。一人で泊まれる温泉宿を探していましたら、積善館本館が見つかりました。調べてみると、『千と千尋の神隠し』のモデルになった建物とのことで興味が湧き、こちらに宿泊することにしました。

2019年2月
時間のトンネルか
2019年2月
積善館本館の食事会場「大広間」今はもうありません。
千と千尋感の漂う階段


その後も四万温泉へ

 歴史ツアーで教わったことを気に入ってしまったので、他のお宿に泊まったりもしてみたいななどと思い、初めての四万温泉の後にも何度か訪れてみました。

2023年1月: 四万グランドホテルに泊まり、二日目はミュゼへ
2023年3月: 湯元四萬館に泊まり、二日目は奥四万湖まで歩き
2023年4月: 日帰りドライブで四万清流の湯へ
2024年3月: やまぐち館に泊まり、二日目はルルドへ
2025年4月: 四万グランドホテルに泊まり、二日目は中之条ガーデンズへ

 以下に、これまで訪れた四万温泉で撮影した写真の一部をご紹介します。

2023年1月
四万湖
四万ブルーの湖面とカヌーの原色のコントラスト
2023年3月
四万グランドホテル
エレベーターの工事中の為、お得に泊まったいい部屋
2023年1月
湯本四萬館の読書ルーム
2023年3月
奥四万湖(四万川ダム)これは美しい
2023年3月
一人でドライブ
途中で桜がきれいな河原に寄り道
四万甌穴群のあたり
2024年3月
朝方の雪で一気に真っ白になった「やまぐち館」からの景色
数時間後には全て溶けました
2024年3月
四万温泉 柏屋カフェで
2019年2月

温泉は観光ではなく治療だった

 「積善館歴史ツアー」で教わったことを詳細に書いてしまうとネタバレになりますが、観光で温泉に来る現代とは異なり、昔は治療のために命がけで来るようなところだったそうです。「湯治」とはそういうこと。そして湯治場の宿には、長期に滞在するために炊事場がついていたそうです。特急電車や新幹線、高速バスで楽にアクセスし、贅沢な食事を楽しむ今のスタイルとは大きく異なると感じました。
 そういえば、2024年の春に行った山梨県の甲府湯村温泉の湯村ホテルの本館にも炊事場がありました。歴史ある湯治場なのだなと思い、積善館のことを思い起こしました。

ということで、その後も定期的に四万温泉に訪れるようになりました。

千と千尋といえば

 台湾の九份もモデルの一つと言われています。ここにも2019年11月に行きました。その日は雨でした。

2019年11月に行った台湾・仇分

特急列車についての補論

 「上野」から「中之条」までは乗り換えなしで在来線特急で行くことが出来ます。そして「中之条」からは路線バスで四万温泉にアクセスすることが出来ます。在来線特急はその昔は185系の特急「草津」、今は特急「草津・四万」が走っています。

現行はE257系・5両編成モノクラス
651系 特急「草津」
2023年1月18日「中之条」駅構内にて
このころは7両のうちグリーン車が1両ついていました。
そのさらに昔。185系"新特急"草津
2013年12月 「川原湯温泉」駅にて
(まだデジタル一眼レフを持って旅していた頃)

四万温泉がこうだともっと嬉しい

 泉質が素晴らしく、リピーターも多い四万温泉。さらにこうなると過ごしやすいなと私が感じるのは以下のようなことです。

・2日目のアクティビティがたくさんあるといい(土日の日帰り湯など)
・特急「草津・四万」号の始発駅を上野ではなく、東京や品川にしてほしい(多客期は大船~横浜~東京~上野というのもありがたい)
・多客期だけでも奥四万ダムへの公共交通機関がほしい。東京や八王子からの高速バスも「中之条」駅からの路線バスも、終点は「四万温泉」バス停(四万グランドホテル前)です。ここからさらに先へと進むと、四万ブルーが美しい奥四万ダムへは車がないと行けない。4キロほど山道を歩けば着くのですが。

そしていろいろな温泉へ

「積善館歴史ツアー」に参加した後、早速こんな本を読んでみたりしながら、温泉と一言で言っても色々とあるのだなと考えを新たにしました。四万温泉に来たことで"温泉"への関心が深まり、さらにいろいろな温泉へ行くようになりました。」

 泉質のほかに「源泉掛け流し」と言ってもいろいろ。加温や加水も、まぁ加温はいいのではないかと思うのですが。

 また温泉に入りたくなったら四万温泉に来ます。

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