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カモメの声で目覚める朝は


カモメたちの声で目覚める朝を
迎えるたびに思うこと

あぁ、生きてるなぁ

そう、生きていることを
こうして呼吸し、心臓が動き
身体中の細胞が活動してることを
感じます。

海はまるで孤独に耐えるように
寄せては返す

と思っていた
ここにくるまでは

薄い日差しの中で
光の粒子が柔らかい砂に
混ざり合っている

波打ち際で
走り回る愛犬たちを
コートを着込んだ人々が
笑顔で見つめている

眩しかった

真冬の海は
生きている という
感触ばかりを残した

引き潮で現れた岩場は
青々とした海藻に覆われて
潮溜りを覗き込む子どもたちの上を
日差しが降り注いでいる

さらさらとした白い砂に
足が触れるたびに
くすぐったいような
喜びが
つま先から登ってきて

凪いだ海にたつ
細波が

信じるに値するものだと
感じさせてくれる
存在しないかもしれない
永遠を


***

この街の海が好きです。
ビーチに人々は集って
それぞれの夏を楽しんでいます。

この自由な感じがとてもいい

海に行ったらこうしなくちゃ!
っていうのがないんです。

ダウン着てる人もノースリーブもいて
散歩したり ベンチに腰掛けて
海を眺めたり
走り回る犬たちや
海水浴をする家族もいて

それぞれの時間を
満喫しています。

海って人が集まってきます。
人は海に帰りたくなる
波の音が懐かしくなる

不思議だけど
生まれながらに
そういう気持ちを抱いて
きているような気がします。

寄せては返す波打ち際を
歩きながらそんなことを思いました。