Photo by
lisa500ml
カモメの声で目覚める朝は
カモメたちの声で目覚める朝を
迎えるたびに思うこと
あぁ、生きてるなぁ
そう、生きていることを
こうして呼吸し、心臓が動き
身体中の細胞が活動してることを
感じます。

冬
海はまるで孤独に耐えるように
寄せては返す
と思っていた
ここにくるまでは
薄い日差しの中で
光の粒子が柔らかい砂に
混ざり合っている
波打ち際で
走り回る愛犬たちを
コートを着込んだ人々が
笑顔で見つめている
眩しかった
真冬の海は
生きている という
感触ばかりを残した
夏
引き潮で現れた岩場は
青々とした海藻に覆われて
潮溜りを覗き込む子どもたちの上を
日差しが降り注いでいる
さらさらとした白い砂に
足が触れるたびに
くすぐったいような
喜びが
つま先から登ってきて
凪いだ海にたつ
細波が
信じるに値するものだと
感じさせてくれる
存在しないかもしれない
永遠を

***
この街の海が好きです。
ビーチに人々は集って
それぞれの夏を楽しんでいます。
この自由な感じがとてもいい
海に行ったらこうしなくちゃ!
っていうのがないんです。
ダウン着てる人もノースリーブもいて
散歩したり ベンチに腰掛けて
海を眺めたり
走り回る犬たちや
海水浴をする家族もいて
それぞれの時間を
満喫しています。
海って人が集まってきます。
人は海に帰りたくなる
波の音が懐かしくなる
不思議だけど
生まれながらに
そういう気持ちを抱いて
きているような気がします。
寄せては返す波打ち際を
歩きながらそんなことを思いました。
