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「春から看護学部」の君へ。入学前に買うべき参考書と絶対に買ってはいけない参考書。【リーフェ医学情報】

📌この記事で分かること
・看護学生1年生の授業内容とつまずきやすい授業
・参考書の選び方
・おすすめの参考書4選

著者紹介
あさ 国立大学看護学科3年生
看護学生として日々過ごしながら、実際に体験したことをもとに学びや気付きを発信していきます。看護学生や看護に興味がある方に役立つ情報をお届けします。

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はじめに


春から看護学生になるみなさん、おめでとうございます!

新しい生活にワクワクしていると思います。はやく実習服を着てみたいと思っているでしょう。

しかしそれと同時にどんな授業があるの?授業についていけるか心配🌀と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、これから看護学生になるあなたに向けて「最初に買うべき参考書」と「失敗しない選び方」を分かりやすくまとめました。
無駄な出費を減らしながら、しっかり勉強できるようになる内容になっています。

1.看護学科1年生の授業内容


看護学科の1年生の授業内容は大きく分けて一般教養科目と専門科目になります。

一般教養科目は英語や生物学といった基礎知識を養う科目です。

もうひとつは大本命の専門科目です。一年生から基礎看護技術論や、各領域の概論が始まります。ベッドメイキングや清拭、バイタルサイン測定などの手技演習なども入ってきていよいよ看護師の卵になるのだなという自覚が生まれてきます。

解剖生理学や病理学、栄養学なども習います。一年生の授業で一番大切な科目だと言えます。解剖生理学や病理学は疾患や看護を学ぶ上で基礎になる部分だからです。

2年生以降の授業や実習でもバンバン出てきます。解剖生理学が理解できていないと授業を聞いていてもちんぷんかんぷんであったり、間違えて覚えてしまうことになります。せっかく授業を聞いているのに分からないなんてもったいないです。しかも国試の必修問題として出ます。

・多くの人が苦手とする分野は?

看護の授業でつまずくのは
看護理論と基礎看護技術のふたつではないでしょうか。

看護理論とは看護の歴史を学ぶ授業になります。
ナイチンゲールやオレム、ぺプロウといった理論家たちが打ち出した看護理論を学びます。

これがまた人数が多く、誰が誰だか分からなくなってしまいます。暗記になってしまうので苦手意識が湧きやすいです。

基礎看護技術は
看護の土台となる実践スキルを身につける科目です。

実際の看護場面を想定しながら、様々なケアの方法を学びます。
例えば、バイタルサイン測定、ベッドメイキング、清潔ケアといった患者に直接かかわるケアを一つひとつ学んでいきます。

実際にベッドや医療器具を使って練習するので、かなり実践的な授業になります。

意外とつまずきやすいポイントとしては3つあります

①手技が細かい

一つひとつの動作に細かいルールがあります。
ほとんどのケアで順番・時間・方法が決まっています。

②動作ひとつひとつの行う理由も覚えなければいけない

ただ手順を覚えるだけではなく、
なぜこの順番なのか、なぜこの方法なのかを理解していないといけません。

先生から急に質問されたり、テストに出たりするので理由を覚えることは必要です。

③緊張でできなくなる

演習やテストでは人に見られながら行うことが多く、
頭で分かっていてもミスしてしまうことがあります。

上記にも記したように一年生の内に理解しておきたい解剖生理学や病理学ですが苦手とする人が多いです。
実際に私の学校でも毎年、再試の人数が多いです。

なぜでしょうか?

これは暗記の膨大な量と内容の難しさにあります。
筋肉や器官を覚えることはもちろん、組織している細胞といった細かいところまで範囲になります。

身体に意味のない組織はありません。それぞれの役割があります。
よってこの役割も暗記しなくてはなりません。

しかし日々バイトや部活で忙しいとなかなか復習する時間が取れず、そのままにしてしまいます。

そうなるとテスト前に詰め込み、すぐに忘れる
さらに分からなくなり、授業についていけなくなるという悪循環が完成し、苦手意識につながります。

2.つまずかないための勉強方法と参考書選び


上記のように看護学生になると一気に専門的な内容が増えます。
分からないところを放置しないことが一番です。

そのために書店に行けば、看護関連の参考書がずらっと並んでいて、
どれを選べばいいか分からなくなってしまうはずです。

最初に何冊も買って、結局ほとんど使わなかった…と経験しないために最初に買うべき参考書5選と失敗しない選び方をまとめました。

最初に結論からお伝えすると、参考書は全部そろえる必要はありません。

書店の棚と対峙していると全部必要なのかと不安になってくると思います。

結論からお伝えすると参考書は最初から全部そろえる必要はありません。

看護学校では、基本的にテキストや先生が配るプリントが中心になります。
授業や実習も、まずは学校から配られる教材やテキストをベースに進みます。

そのため参考書は、「教科書だけでは理解しづらい部分を補うもの」として使うのが正解です。

最初からあれもこれもと買ってしまうと、結局どれも中途半端になりがちです。それよりも、自分に合った数冊をしっかり使い込む方が、圧倒的に力がつきます。

1)参考書にはどんな種類があるのか


参考書選びで迷う大きな理由の一つが、「種類が分からないこと」です。
ここを整理するだけでも、一気に選びやすくなります。

①理解系(インプット用)


主に解剖や病態、生理などを分かりやすく説明してくれる参考書です。
イラストや図が多く、「なぜそうなるのか」を理解するのに役立ちます。

看護の勉強は暗記だけでは乗り越えられません。仕組みを理解しているかどうかでテストや実習の楽さが大きく変わります。そのため、このタイプの参考書は比較的早い段階から持っておくと安心です。

②実習系(看護過程・アセスメント)


看護学生にとって大きな壁になるのが「実習」です。

そのなかでも特に難しいのが、患者さんの情報をもとに考える「アセスメント」や「看護過程」です。

実習系の参考書は、考え方の流れや書き方を教えるため、実習が始まる前後でかなり役立ちます。
2年生までに一冊持っておくと、いざというときに焦らずに済みます。

③国試対策(問題集・まとめ本)


これは主に最終学年で使うものです。
問題演習を通して知識を定着させたり、重要ポイントを効率よく復習するための参考書です。

ただし、1年生の段階ではまだ必要ありません。基礎ができていない状態で問題集に手を出しても、理解が追い付かず逆効果になることもあります。

2)参考書選びで失敗しないコツ

ここでは参考書を選ぶ際に失敗しない5つのコツをご紹介します。

①必ず中身を見る

参考書選びで一番多い失敗は
ネットの口コミやレビューだけで買うこと
です。

書店に行き、実際に手に取って、「これなら理解できそう」と思えるものを選びましょう。

3ページくらい読んで理解できるかを基準にすると失敗しにくいです。

②自分にとって分かりやすいものを選ぶ


人気の参考書がかなずしも自分に合うとは限りません。

文章の説明が得意な人、図が多い方が得意な人と様々です。

イラストや図が多いものがいいのか、解説が丁寧なほうが良いのかと
人気ランキングではなく、自分が理解しやすいものを選んでいきましょう。

③1冊を繰り返す


何冊も持つより、1冊を何度も見直す方が圧倒的に効果的です。

理由は

・同じ内容を繰り返すことで定着する
・知識がつながる
・自分の中の軸ができる
です。

「この本なら理解できる」という1冊を見つけることが大切です。
その1冊をボロボロにするくらいを目安にしましょう。

④必要になったら買い足す


最初から完璧にそろえる必要はありません。

理由は
・使わない本が出てくる
・どれを使えばいいか迷う
・結果的にどれも中途半端になる  
です。

授業や実習が進む中で、「ここが分からない」と感じたタイミングで買うのがベストです。

⑤先輩や教員に相談する


先輩は先に授業を受けているので内容やつまづきやすいポイントが分かっています。

毎日コツコツ勉強している先輩や、バイトで忙しい先輩などいろんな先輩がいます。自分の生活スタイルに近い先輩を見つけて使っていた参考書をもとに選んでみると続けやすいです。

教員は教材やテキストに沿って授業を作っています。またあなたがつまづいている部分を的確に見抜いて、その部分を分かりやすく解説している参考書を紹介してくれます。

3)最初に買わなくていいもの


ココもとても大事なポイントです。

①国試問題集


まだ基礎ができていない段階では不要です。
焦って手を出すよりも、まずは理解を優先しましょう。

②分厚すぎる参考書


情報量が多すぎると、逆に使いこなせません。
「全部やらなきゃ」と思ってしまい、負担になることもあります。

③同じジャンルの参考書を複数冊 


これはよくある失敗です。
似たような内容の参考書を何冊も持っていても、結局使うのは1冊だったりします。

4)1年生で買うべき参考書


ここでは、実際に多くの看護学生が使っている定番の参考書を紹介します。
多くの人がつまずくであろう解剖生理学と看護技術の参考書を4つご紹介します。
なぜおすすめなのかも合わせて説明していくので自分に合うか考えながら読んでみて下さい。

✅定番&最強の1冊


からだがみえる:人体の構造と機能

これは、解剖・生理を学ぶならまず最初に検討してほしい1冊です。

おすすめの理由は3つあります。

①図がとにかくわかりやすい
臓器の構造や働きがフルカラーで描かれていて、「イメージできない」をなくしてくれます。
解剖は想像できるかが理解のカギなので、かなり重要な部分になります。

②生理(働き)までしっかりつながる
ただの構造説明で終わらず、「どう働くか」まで説明してくれているので、テストにも強くなります。

③実習・国試まで長く使える
1年生だけで終わらず、後々の勉強でも何度も見返す軸の1冊になります。

✅やさしく理解したい人向け(初心者用)


看護学生のための解剖生理よくわかるBook

おすすめの理由3つ⬇️

①とにかく説明がやさしい

専門用語が少なく、1年生でもスッと読める構成です。

②ポイントが絞られている

重要なところにだけフォーカスしているので、他の参考書よりも薄めです。
いきなり分厚い本だと無理でも、挫折することなくやり通すことができます。

③3ステップ学習で知識が定着しやすい

カラー人体マップ→解剖生理book→おさらいドリルの3ステップあります。
カラー人体マップで構造をイメージし、解説を読み、おさらいドリルで知識を定着させる構成になっています。

✅書いて覚えたい人向け(アウトプット系)


見て書いて覚える!看護学生のための解剖生理学ワーク&テスト

おすすめの理由3つ⬇️

①書くことで記憶に残る

解剖・生理は暗記も必要なので、書く学習はかなり効果的です。

②テスト対策に直結する

穴埋めや問題形式が多く、試験前の復習にも使えます。

③理解+暗記のバランスがいい

インプットだけでなく、アウトプットもできるのがこの本の強みです。

✅看護の理解を深める1冊


看護がみえるシリーズ

解剖・生理学の参考書と合わせて持っておきたいのが、「看護がみえる」シリーズです。

このシリーズの強みは、知識を看護にどう活かすかまで教えてくれることにあります。

解剖や生理の勉強では、「体の仕組み」を理解することが中心になります。

しかし、看護学生として本当に求められるのは、そこから一歩進んで、
その知識をもとに患者にどんな看護を行うのかを考えられる力です。

看護がみえるシリーズはこのつなぐ力を育ててくれる参考書です。

おすすめ理由3つ⬇️

①なぜその看護をするのかが理解できる

例えばバイタルサイン測定ひとつでも、ただ測るだけでなく、「何を評価しているのか」「異常があればどう考えるのか」まで説明されています。

②実習を踏まえた内容になっている

看護学生がつまずきやすい、
観察の視点→アセスメントの考え方→看護過程の流れ
といった部分が、具体例とともに解説されています。

③患者を見る視点が身につく

解剖や生理学は「体」を学ぶ学問ですが、看護は「人」を見る学問です。
看護がみえるでは、
・症状の背景
・患者の状態
・生活への影響
など、多角的にとらえる視点が示されています。

✏️1年生におすすめの使い方
・解剖生理学の授業出てきた内容を「看護ではどう使うか」確認する
・技術演習の前に流れをイメージする
・わからない項目を調べる

✍学年ごとのおすすめの勉強スタイル

参考書の使い方は学年よっても変わってきます。

1年生:基礎理解を最優先



解剖や生理、病態の基礎をしっかり固める時期です。
この段階で理解が浅いと、後々かなり苦労します。

1年生は時間がたくさんある時期です。2年生になってからでいいと思っていると、授業はどんどん進むわ、実習は入ってくるわ、と時間が無く、復習する時間が取れません。そうなると授業理解、疾患理解ができなくなります。

学校で配られた教材やテキスト、先生が配ってくれたプリントを見返し、先生が強調していた重要なポイントを理解していきます。

授業を聞いていて分からなかった部分や教材が分かりにくい場合に、参考書を用いて、1年生の内に理解できるようにしましょう。

2~3年生:実習対策が中心

実習が始まり、看護過程やアセスメントが重要になります。
参考書も考え方を学ぶものにシフトしていきます。

最終学年:国試対策


問題集やまとめ本を使いながら、知識を定着させていきます。
ここで初めて国試用の参考書が役立ちます。

3.まとめ


看護学生になると、「ちゃんと準備しなきゃ」と思って不安になるのは当然です。
しかし、参考書についてはシンプルに考えて大丈夫です。

最初は少なくていい。
自分に合うものを選べばいい。
必要になったら、その時に買い足せばいい。

これだけ意識しておけば、無駄な遠回りはしません。

最後に


看護の勉強は決して楽ではありません。
しかし、その分やりがいも大きく、人の役に立てる素敵な仕事につながっています。

最初は分からないことだらけで当たり前です。
少しずつでいいので、自分のペースで進んでいってください。

春からの新生活、応援しています🌸

❓よくある質問

Q1.参考書は入学前に全部そろえたほうが良いですか?

A.無理にそろえる必要はありません。

看護学校では、まず教科書中心に授業が進みます。
そのため、最初からたくさんの参考書を買っても使いこなせないことが多いです。
おすすめは授業が始まってから必要だと感じたものを買い足すことです。

Q2.電子書籍と紙の参考書、どっちがいいですか?

A.基本的には紙の参考書がおすすめです。

看護の勉強は、図を書きこんだり付箋を貼ったりと自分なりにカスタマイズすることが多いです。
そのため、すぐに書き込みができて、見返しやすい紙の方が使いやすいと感じる人が多いです。
実習は基本的にスマホ不可なので、実習に持っていきたいと思っているなら紙のほうが良いかもしれません。

ただし、持ち運びやすさを重視するなら電子書籍もアリなので、
自分の勉強スタイルに合わせて選ぶのが一番です。

Q3.勉強についていけるか心配です。

A.大丈夫。最初はみんな同じ気持ちです。

看護の勉強は専門用語も多く、最初は難しく感じるかもしれません。
実際、多くの学生が「最初は全然分からなかった」と感じています。

大切なのは、一気に完璧を目指さないことです。
・まずは授業についていく
・分からないところを少しずつ理解する
・自分に合う参考書を見つける
これを積み重ねていけば、必ず慣れていきます。

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