無味心中
隣町の小学校で揺れる終鈴が誰かの懺悔を届けにきた。水浸しのベッドみたいなくらりくらりとした音色で起す酩酊は酢酸の迷路をアスファルトに打ち付ける。一方、動物園には報道陣が押寄せて、猿の背中に彫られた隷属の印を第二・第三の目に焼き付けようと裸で競争を始めていた。
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