教育を選ぶ自由、教育を創る自由③|台湾
古山明男先生が、
「日本は、デンマークや台湾のような小国をお手本にするといい」
とおっしゃったことをきっかけに、アメリカ、デンマーク、台湾の教育について調べています。
最終回は、台湾です。
🇹🇼 台湾では、「学校ではない学び」そのものが法律で認められています。
2014年、台湾では「非学校型実験教育」が法律で位置づけられました。
しかも、その法律の目的には、
「学生の学習権」と「親の教育選択権」を保障する
ことが明記されています。
教育の形も一つではありません。
・家庭などで一人で行う「個人型」
・複数の家庭などが共同で行う「グループ型」
・非営利団体などが行う「機関型」
という形が認められています。
つまり、
「学校に行く」か「学校に行かない」か
という二択ではない。
学校という形の外にも、教育がある。
それを法律が認めています。
そして、オードリー・タンさんのお母さん、李雅卿さんも、子どもの教育に疑問を持ち、自ら実験的な学校を創った一人です。
「子どもを既存の学校に合わせる」のではなく、
「子どもに必要な教育を、自分たちで創る」
という発想です。
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アメリカ、デンマーク、台湾。
歴史も制度も違います。
でも、私がこの3か国を調べていて感じた共通点があります。
それは、
親が先に動いていること。
制度ができるのを待っていたのではありません。
「この子には、今の学校とは違う教育が必要」
「こんな学びの場があったらいい」
そう考えた親たちが、自分たちで始めた。
そして、
親が動く
↓
新しい教育を創る
↓
実践が積み重なる
↓
社会が認める
↓
法律・制度が変わる
↓
公的支援につながる
という流れが生まれている。
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日本でも、すでに親たちは動いています。
全国でフリースクールやオルタナティブスクールが生まれています。
私自身も、HSC対応リベラルスクールを運営しています。
でも、まだ多くの場合、
「学校に行けない子どものための民間施設」
という位置づけです。
私は、そろそろ発想を変えてもいいのではないかと思っています。
フリースクールを「学校に行けない子の救済施設」としてだけ考えるのではなく、
「教育を選ぶ自由」
そして
「教育を創る自由」
として考える。
公教育に使われているお金を、子ども一人ひとりの学びのために、どう届けるのか。
アメリカのような教育選択の仕組み。
デンマークのように、親たちが創った学校にも公費がつく仕組み。
台湾のように、学校という形に限定しない学びを法律で認める仕組み。
日本にも、できることがあるはずです。
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先日、古山先生がくださった言葉を胸に、10月にはデンマークとオランダを訪問します。
実際に現地で、
「親が教育を創る自由は、どのように生まれたのか」
「なぜ社会はそれを認め、公的に支えるようになったのか」
を確かめてきたいと思います。
日本でも、もう親たちは動き始めています。
だからこそ、
親が動くのを待つ制度ではなく、
すでに動いている親たちの実践を、社会と制度がどう支えるのか。
そこから考えてみたい。
「学校に行けないから、仕方なくフリースクールへ」ではなく、
「この子には、この教育が合うから、この学びを選ぶ」
と言える社会へ。
教育を「与えられるもの」から、
「選び、創るもの」へ。
そんな教育の多様化を、日本でも実現していきたいと思っています。
