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サウジアラビアがマンガでW杯を誘致PR、米大統領選の図書館への影響、「進撃の巨人」が世界でコンサート開催、世界のBOOK☆WALKERでは何が人気か

日々の北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も大歓迎です。

日本のアニメ産業の市場規模は3兆円を突破、TIFFCOMセミナー

アジア最大級の映像コンテンツマーケット「TIFFCOM 2024」で日本のアニメの海外展開についてのセミナーが開催されました。積極的に海外展開をすすめるシンエイ動画とトムス・エンタテインメントが戦略を語りました。日本のアニメ市場は2023年で海外市場が国内市場を上回る状態です。人口動態なども踏まえると、海外進出は不可欠。シンエイ動画は最近フランスでも人気を集めた『化け猫あんずちゃん』を手掛けた制作会社。トムスはすでに海外拠点もあり、国ごとに宣伝戦略を練っているとのこと。こういう知恵が是非共有されてほしいです。

サウジアラビア、マンガを活用してW杯を誘致PR

漫画やアニメの制作に力を入れている国のひとつがサウジアラビア。すでに漫画のPR活用が始まっています。このイラスト見ると、漫画かアニメが始まりそう。

ベルギーのコミック、差別的描写を巡る議論の中で回収へ

あまり特定の作品が市場から消えることは望まないのですが、こちらは事実として過去にでた作品の黒人や女性の描写がSNS上で問題視され、実際に出版社が作品を回収することになったという事例。

「漂流教室」の作者、楳図かずお氏、88歳で死去

https://www.comicsbeat.com/kazuo-umezu-legendary-artist-behind-the-drifting-classroom-cat-eyed-boy-dies-at-88/

「漂流教室」などの作品がある楳図かずお氏。お亡くなりになられたニュースは、英語でも世界中に伝えられました。

サウジにインドに韓国、相次ぐアニメ国際共同制/製作とその背景

確かに最近、海外スタジオとの共同制作増えていますよね。一緒に作って一緒に世界中のファンに届けるというのが広がりそうです。

「とんがり帽子のアトリエ」の作者はいかに皆に向けて魔法を作り出しているかー白浜鴎先生インタビュー

https://www.animenewsnetwork.com/interview/2024-11-06/how-witch-hat-atelier-manga-creator-made-magic-for-everyone/.217078

世界的なヒット作「とんがり帽子のアトリエ」の作者、白浜鴎先生がNYCのKodansha House pop-up でトークイベントを行いました。主人公のライブドローイングしながらのQ&Aというのは豪華。キャリアのスタートやこれまで影響を受けてきた作品などについて語りました。「とんがり帽子」は「ロード・オブ・ザ・リング」から影響を受けているとのこと。これまで勉強したアートスタイルなどインタビューも読み応えあります。

そしてその白浜先生。2025年は仏アングレームで原画展が開催されます。アングレーム国際漫画祭にも招待されているとのこと。

米図書館員、米大統領選の結果が図書館のあり方をより不確実にすると警戒

おそらく、2025年の米エンターテイメント市場の話題のひとつが、行政との距離感だと思います。すでに米国の各州で、学校図書館から特定のタイトルを「排除」する動きが広がっていますが、今回の共和党の勝利という大統領選の結果を受け、この動きが高まり、地元図書館への資金供出の削減などが広がることへの懸念が強まっています。この動きは日本のコンテンツもけして例外ではないので気にしていきたいです。


ちなみにサウスカロライナ州の一部のカウンティでは「暗殺教室」がすでに学校図書館から撤去することを学校側が決定しました。ハンドガンやナイフ、毒の描写がいけないらしい。あとエイリアンの先生を殺そうとするのもだめとのこと。

日本アニメが世界で成功する秘訣は“国内ファン向け”に作り続けること

英紙、フィナンシャルタイムズの記事の翻訳です。世界で急速に存在感を高めつつある日本のアニメについて、今の勢いを続けるためにどうすればいいのかの分析です。結論はいま、楽しんでいる人に向けて作り続ければ世界が付いてくる、とのこと。そうだとうれしいです。

いかにアニメは世界的な熱狂になったか CNN特集


CNNで「進撃の巨人」ディレクターの林祐一郎氏のインタビュー。進撃の巨人はもちろん日本の漫画・アニメとしての面白さはもちろん、そのメッセージが非常に普遍的だったことはグローバルヒットの支えになったと思います。


そのグローバル人気を受けて、なんと米国や欧州、オーストラリアやシンガポールでコンサート開催です。その名も「"Attack on Titan - Beyond the Walls World Tour」。これ、演奏家は各地の人が担うのでしょうか?

BOOK☆WALKERの世界ストアでは何が人気か

独自に世界で電子書籍サイトを展開するブックウォーカー。各地域のストアで何が人気かを公開しました。台湾で「ハイキュー!!」が人気なのがうれ
しい。タイの人は「名探偵コナン」をどう楽しんでいるのだろうか。日本があんなに治安が悪いと思われていないかな。

「チェリまほ」、日本とタイで実写化が成功した秘訣は?

https://branc.jp/article/2024/11/11/1336.html


日本とタイでそれぞれドラマ化された『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称「チェリまほ」)。原作ファンを大切にした日本版と、タイ文化を取り入れたタイ版はそれぞれヒットしました。タイ版はオリジナルとして受け入れられたとのことです。

伊咲ウタ先生の「spellbook library」米国で発売

伊咲ウタ先生の新作、すごい面白そうなのですがなんと米国のみの発売で、英語版しかないらしい。市場規模あちらのほうが大きいですしね。

ランダムハウス、新たなコミックレーベル「ink pop」を立ち上げ

日本の漫画などを多く出版するランダムハウスがグラフィックノベルのレーベルとして「ink pop」を立ち上げました。日本や韓国の漫画を翻訳して出版していくとのことです。

仏漫画アプリ、大手出版社のグレナと提携

欧州で漫画の定額読み放題サービスを手掛ける「Mangas.io」がフランスの大手出版社、グレナと提携しました。プラットフォーム上で読める作品の増加はいいこと。フランスは電子書籍よりも紙の本・漫画が人気ですが、タイトルの充実で電子書籍の普及につながるのか。


ネイバーウェブトゥーン、女性を性的客体とみなすミソジスティックで差別的な作品を巡り批判

ネイバーの展開する縦読み漫画「ウェブトゥーン」を巡り、その内容が女性蔑視的だとして批判されているそうです。こうプラットフォームを統一して男女どちらも載せてしまうとこういう議論は起きやすいですよね。問題視されているのはネイバー側がこうした批判を真剣に受け止めていないことだそうです。


[レポ]フランクフルト・ブックフェア2024:マンガの行方と「ニューアダルト」の台頭


katahoさんによるフランクフルト・ブックフェアのリポートです。「ニューアダルト」の台頭は非常に興味深いです。記事でも指摘されているように、米国ではすでに「Romantasy」というジャンルが台頭しているからです。日本の漫画の異世界ファンタジーの人気もこのあたりからきているのかなと思います。


追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

IMART2024は一部のセッションのぞきました。推し活についてなど非常に興味深いものばかり。米国市場についてのものや海賊版対策、表現の自由などを扱ったセッションもあります。アーカイブチケットありますのでぜひ。


今週はここまでー。引き続きよろしくお願いいたします。

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