【北米エンタメニュース】「Crunchyrollがデルタ航空と提携」「文化GDPは12.3兆円 文化庁が報告書」「『鬼滅の刃』無限城編が台湾でも大ヒット」「ミュージカル『オペラ座の怪人』がアニメ化」
日々の北米エンタメ市場などのニュースなどのまとめです。今週は
Crunchyroll、デルタ航空と提携 機内でアニメ配信へ
文化GDPは12.3兆円 文化庁が報告書公表
「鬼滅の刃」無限城編が台湾でも大ヒット
ミュージカル「オペラ座の怪人」、アニメ化
です。
韓国のコミックスなど、米国で1577万ドルを生むコンテンツに
7月末から8月にかけて、米・ロサンゼルスで韓国の小説やコミックス、ドラマなどにフィーチャーするKCONが開催されました。公式の発表では、25000人以上が訪れ、輸出に関する商談などで1577万ドルにつながるものが行われたとのことです。
Robloxなどオンラインゲームの安全性はどう確保すればいいのか?
子供を巡る安全性の確保はどう維持すればいいのか。いま子供を中心に人気のRobloxもその議論から逃れられません。インドネシアの政府の研究で、子供に悪影響がある暴力的なコンテンツが含まれると指摘しました。
それとはまた別に、子供を守ろうと「自警団」的な活動をしていた人のアカウントが削除され、その対応を巡ってRoblox側に批判も集まっているようです。
実写版「ONEPIECE」、シーズン3制作決定 シーズン2のPVも
巨人族とかでてくるところ、CGだとは思うのですが本当に怖い。迫力すごいですね。このまま高品質で作りきってほしい。
マレーシアで「九井諒子展」開催決定
🍖 Ryoko Kui & “Delicious in Dungeon” Exhibition in Malaysia! 🍖
— Delicious in Dungeon - Official (@dun_meshi_en) August 10, 2025
After captivating fans in Japan and Hong Kong, the Ryoko Kui Exhibition & “Delicious in Dungeon” Exhibition has come to Malaysia!
📍 INCUBASE Arena Malaysia
📅 Aug 1 – Sep 28, 2025
🎟️ https://t.co/Y9qfweY9E7 pic.twitter.com/gylEIN1Wsm
九井先生人気すごいですね。香港に続きマレーシアでも原画展開催決定です。これは東南アジア地域でお客さんを呼んでほしい。
Crunchyroll、デルタ航空と提携 機内でアニメ配信へ
デルタ航空の機内でCrunchyrollの配信するアニメが見られるようになります。
Crunchyrollがすごいのはもちろんコンテンツのライブラリーの多さもそうですが、今回のデルタ航空のようにほかの企業との連携で積極的に消費者とのタッチポイントを作ろうとするところだと思います。すでにYouTube内にもチャンネルを持ち、AmazonPrime内でも配信しています。
「KPOP DEMON HUNTERS」、Netflixで最も見られた映画のひとつに
Netflixで快進撃の進む「KPOP DEMON HUNTERS」。実はソニーが制作にかかわっています。
なんと映画館で一緒に歌を歌うイベントも開催されます。
文化GDPは12.3兆円 文化庁報告書が日本の文化経済の現在地を可視化
文化庁が最新の「文化芸術の経済的・社会的影響の数値評価に向けた調査研究」を公表しました。文化関連の経済活動が、国の経済全体にどれだけ貢献しているかを示す指標である文化GDPは12.3兆円という試算です。ただ、アニメやゲームの輸出についてはまだとらえきれていないという課題も。
JETRO、北米の漫画関連サービス・商品についてのリポート
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2025/02/fbb44fbc43106160.html
紀伊國屋書店やバーンズ&ノーブルなど米国の識者へのインタビューをベースにした現在の北米の漫画市場のリポートです。ファンがどこで作品を見つけて、どのような消費行動に移しているかが具体的な事例とともにまとまっていて読みごたえがあります。すでにリアルの書店では、棚が確保できないという課題も出てきているもよう。過去作品の復刻版が売れているのは嬉しい。ジャンルで言うと、アクション・SFはもちろん、ロマンスの需要も高い。あとファン層によって、好まれる「翻訳」が違うのも悩ましい。
Crunchyroll、レイオフを実施 成長市場に注力
好調な業績でもレイオフをするのが米国企業。順調に成長しているCrunchyrollも、米国や欧州、アジアでレイオフを実施し、代わりにメキシコやインドなどにエンジニアチームを設置して、成長がこれから見込める市場への投資に注力する方針です。
さらにアニメビジネスから、グッズ販売や漫画ビジネスにも参入するもよう。このあたり紙の漫画の出版事業を手掛ける欧州の拠点を売却しているので、デジタルに注力する考えなのでしょうか。
「鬼滅の刃」無限城編が台湾でも大ヒット。400億突破予想よりも注目すべき海外の反響
劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」、日本で大人気となるだけでなく、公開が始まった東南アジアでも人気です。台湾、タイ、マレーシアなどで多くの観客を集めています。ファンの方の投稿をみると、どうやら熱心なファンは初日にコスプレして見に行っているもよう。東南アジアってコスプレしての映画鑑賞OKなのですね。
記事にもあるように、国内で「無限列車編」を超えるかどうかより、グローバルでどこまで「鬼滅の刃」というIPを根付かせられるかが勝負になりそうです。すでに米国では字幕版と吹き替え版の上映が決まっていますが、可能であればほかの国でも吹き替え版を作ってほしい。インドとか。
台湾では興行収入8億円突破。
香港でも大ヒットです。
その「鬼滅の刃」の映画版の最新作はすでに英語版の吹き替えの制作が決まっています。
こちらはすでに吹き替え版で我妻善逸役をつとめる方のインタビュー記事。日本人は我妻役を下野さんというベテランがやっていることで「強いでしょ」と思ってしまいますがちゃんと物語をおうと、実は我妻が自信のなさとかは実際の人間に近いのでは?という指摘です。なるほどなと思いました。
ハーヴェイ賞2025、ノミネート作品を発表 漫画部門に「光が死んだ夏」など
https://www.comicsbeat.com/2025-harvey-awards-nominations-announced/
ハーヴェイ賞2025のノミネート作品が公表されました。「Best Manga」という部門が設けられ、「光が死んだ夏」「WindBreaker」などがエントリーしています。コミックやグラフィックノベルを原作にした映画や舞台の部門もあり、興味深いです。
ディズニー、Webtoonとマーベルなどのキャラクターを使った作品作りで提携
『タコピーの原罪』海外の評価が凄いことに アニメ史上初の“IMDb全話9.0超”を達成
数多くのアニメが放送・配信されていますがこの夏は「タコピーの原罪」が強かったですね。レビューの評価ももちろんですが、いろいろな海外のアニメを取り上げているサイトのランキングも上位に入っていました。もちろん内容はシビアで決してハッピーエンディングではないのですが、見た人の評価は高いものでした。
【現地レポート】AX2025(ANIME EXPO 2025)アニメパネル感想メモ
アニメパネルのリポートありがたい。ファンミーティングが楽しそうでいいですね。「Lobotomy Kaisen」みたいなロスをみんなで悲しみを共有するミーティングは参加してみたい。
「Anime and Athletes! The growing appealing and unexpected relationship」みたいな業界向けのパネルと、ファンによるファンのためのパネルが混ざっているのがいいですよね。
HBOMaxとGKIDSが提携、HBOMaxで「君の名は」や「シン・ゴジラ」などを配信へ
続々と米国の配信サービスが日本発のコンテンツに注目しているもよう。アメリカのケーブルテレビ局が手掛けるHBOMaxは東宝が買収した映画配給会社、GKIDSと組んで、「君の名は」や「シン・ゴジラ」などを配信するとのこと。こうしてどんどん広がってほしい。
ミュージカル「オペラ座の怪人」、アニメ化
世界で愛される名作ミュージカル「オペラ座の怪人」がアニメになります。制作はQubic Picturesとのこと。どこの地域が主軸になるのか気になる。声優は英語なのだろうか?日本でやるとすると、きっちり歌も歌える声優は誰がやることになるのだろうか。
これ取り組みとしては非常に面白くて、いまの「音楽付き漫画/アニメブーム」の一環でいうと、うまく作ればはまるしミュージカル側としてはアニメを見た人が舞台を見に来てくれることを期待していると思います。とはいえオペラ座の怪人は解釈によってはストーカー的な物語にもなるのでそこはどういう解釈にするのか気になる。
Netflixと「アニメ」の10年。担当者が語るメインカルチャーへの道のり
今年はNetflixが日本に参入して10年だそうです。すっかり根付き逆に日本コンテンツの世界への窓口になりつつあります。アニメももちろんそのひとつ。
記事でも取り上げられているように劇場版「ベルサイユのばら」を配信してくれたのはうれしかったです。Netflixはやはり、ある国のコンテンツをほかの国に配信するときに、ローカライズをきっちりやってくるなと思いました。なによりアニメファン以外にアピールできるプラットフォームというのは強い。
【ソニーのアニメ覇道】狙うは「次のプレステ」か…カドカワとバンナムに出資する全方位戦略の狙い、プレステ勃興期とアニメ事業の類似点は
東洋経済新報社によるソニーの特集記事です。確かに最近アニメ事業を強化していますが、ソニーはゲームや音楽というコンテンツビジネスではすでに雄なわけで、その力でアニメに来られたら強いよなと納得。全方位作戦が図で示されていてわかりやすくなっていました。
講談社、NYCでのイベントに大久保 篤氏らが登壇
講談社が10月、NYCでイベント「Kodansha House」を開催します。昨年に続きクリエイターが登壇される予定。今年は大久保 篤先生らが登壇されます。もりあがりそう。
7月の北米漫画売り上げランキング
Circanaがまとめる7月の北米漫画ランキングが公表されました。MANGAカテゴリーではアニメ化した「光が死んだ夏」の1巻がランキング入り。「ダンダダン」など「もともと売れているタイトルだけれども改めてアニメで売れた」タイトルも増えています。
今週はここまでです。引き続きよろしくお願いいたします。
